道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)の舞台初主演は『ロミオとジュリエット』

道枝駿佑、茅島みずき、森新太郎(『ロミオとジュリエット』)

関西ジャニーズJr.のユニット“なにわ男子”のメンバー道枝駿佑を主人公ロミオ役に、ヒロイン・ジュリエット役には初舞台の茅島みずきを配し、東京グローブ座でのシェイクスピア作品演出は2作目となる森新太郎が演出する『ロミオとジュリエット』の2021年春の上演が発表された。

世界中で愛され、繰り返し上演されてきたウィリアム・シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』。本作でロミオを務めるのは、今作が舞台初単独主演となる道枝駿佑。道枝はドラマにも多く出演し、難役から等身大の学生まで演じ分け、2020年公開の映画『461個のおべんとう』でも高い評価を得ている。ジュリエット役には、人気女優の登竜門としても知られるポカリスエットの2019年度のCMへの出演で注目を集め、なにわ男子主演ドラマ『メンズ校』にて道枝とも共演した茅島みずき。
演出は、昨年上演の『メアリ・スチュアート』、『エレファント・マン』等、繊細で傑出した演出力に定評のある森新太郎が務める。森は2006年の演出家デビュー以来、多くの翻訳劇を手掛け、所属する演劇集団「円」や、自身主宰の「モナカ興業」での活動にとどまらずプロデュース公演などでも活躍し、2014年には、『汚れた手』、『エドワード二世』の演出で読売演劇大賞の大賞、最優秀演出家賞をW受賞している。東京グローブ座でのシェイクスピア作品演出は、2019年に菊池風磨主演で上演した舞台『ハムレット』に引き続き2作目となる。
家柄や社会に翻弄されながらも、一途な愛を貫こうとする若者2人の恋愛悲劇の本作は、究極の愛の物語として世界中に知られる。近年は様々な解釈でオリジナリティあふれるアレンジが加えられる様々な『ロミオとジュリエット』が存在する中、原作に近い10代のキャスティングによる若い2人と気鋭の演出家による今作はどのような世界観を作り出すのか。

キャスト&演出家コメント

道枝駿佑舞台ロミオとジュリエットで初単独主演をさせていただくことになりました。
このお話を聞いた時すごく驚きました。
本作はシェイクスピアの歴史ある作品で、今までいろんな俳優さんがやられていた作品でもあり、自分にもできるのかと不安でしかありません。今はDVDなどを見て勉強しています。
この役をしっかりとやりきって自分なりに楽しみながら頑張っていき、次に繋げていきたいと思っています!
皆さん、楽しみにしていてください!

茅島みずきこの度、ジュリエット役を務めさせて頂きます、茅島みずきです。
「ロミオとジュリエット」という歴史ある作品に参加することが出来、とても光栄です。
初舞台、そしてジュリエットという大役に嬉しい気持ち反面不安な気持ちもありますが、演出家の森さんにご指導頂き、しっかり役と向き合いたいと思います。
ロミオ役の道枝さんをはじめ、キャスト・スタッフの皆さんと一緒に、素敵な作品に出来るように精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。

森新太郎ご存知のように、ロミオとジュリエットは激しく愛し合った末、非業の死を遂げます。ロミオは毒薬をあおり、ジュリエットは短剣を胸に突き刺して。恋人たちの自死は敵対する親同士を和解へと導きますが、どちらもひとり息子・ひとり娘なので、時すでに遅く、やがては両家とも血が絶えることになります。悲劇と呼ぶにふさわしい苦々しい幕切れです。
しかし、戯曲を読むたびに沸き上がる、この不思議な多幸感は何でしょう。非力な若者たちの純真さに揺さぶられて、ほんの少しだけ自分もまだ生まれ変われるような心持ちになるのです。まるで喜劇を堪能したかのように、再生への活力がもたらされるのです。コロナ禍だからこそ、私はこの作品の上演を切望しました。10代の道枝駿佑と茅島みずきが織り成す、人と人とが惹かれ合い、繋がり合う物語。どうぞご期待下さい。


■Information

『ロミオとジュリエット』

2021年春上演

原作: ウィリアム・シェイクスピア
翻訳: 松岡和子
演出: 森新太郎
出演: 道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.) 茅島みずき ほか
主催・企画製作: 東京グローブ座
公式サイト: https://www.romeoandjuliet2021.jp