公開中の映画『どん底作家の人生に幸あれ!』主演デヴ・パテルが第78回ゴールデングローブ賞主演男優賞【ミュージカル/コメディ部門】にノミネート

『どん底作家の人生に幸あれ!』主演デヴ・パテル

アカデミー賞の前哨戦ともいわれ、映画賞のハイライトの一つでもある第78回ゴールデングローブ賞のノミネート発表が2月3日(水)(※日本時間)に行われ、現在公開中の『どん底作家の人生に幸あれ!』にて主人公デイヴィッド・コパフィールドを演じたデヴ・パテルが主演男優賞【ミュージカル/コメディ部門】にノミネートされた。

『どん底作家の人生に幸あれ!』は、19世紀イギリスの国民的作家で、2020年が没後150年にあたるチャールズ・ディケンズの代表作「デイヴィッド・コパフィールド」が原作。文豪自ら「著作の中で一番好きだ」と公言していたこの小説は、ディケンズの自伝的要素が強いことでも有名で世代を問わず世界中から愛されている。
本作のメガホンをとったのは、『スターリンの葬送狂騒曲』(18)のアーマンド・イアヌッチ監督。チャールズ・ディケンズの長年のファンであるイアヌッチ監督は「ディケンズの第8作目である『デイヴィッド・コパフィールド』を読み返したとき、これは現代に通じる物語だと感じた」と映画化を決意。人間の不屈の精神を讃える名作をコミカルによみがえらせ、国境がなくなりつつある現代に合わせ、世界中の演劇界や映画界から色とりどりの豪華キャストを迎えた。
2019年トロント国際映画祭でのプレミア上映、ロンドン映画祭でのオープニング上映などで注目され、ディケンズの地元イギリスでも大ヒットを記録。Times紙が「困難をポジティブに変える魔法のような映画!」と絶賛し、映画批評サイトRotten Tomatoesでは92%FRESHと高評価(2020年11月2日現在)を受ける。日本では1月22日より公開中だ。

デヴ・パテルのゴールデングローブ賞ノミネートは、『LION/ライオン~25年目のただいま~』での助演男優賞【ドラマ部門】以来となり、初の受賞への期待がかかる。受賞発表は日本時間の3月1日(月)の予定。

キャストコメント

デヴ・パテルデイヴィッドの人生を彩る優しい人々みんなが彼を支え、彼がありのままの自分を、過去や困難もろとも受け入れて偉大な作家になれるようにするんです。謙虚さもひとつのテーマで、主人公は成功しても恩を忘れず、自分を頂点に運んでくれた“エレベーター”を、その人たちのために送り返すんだ。


■Information

『どん底作家の人生に幸あれ!』

全国公開中

デイヴィッドは少年の頃、周囲の“変わり者”たちのことを書き留めては、空想して遊んでいた。優しい母と家政婦の3人で幸せに暮らしていたが、暴力的な継父の登場によって人生が一変。都会の工場へ売り飛ばされ、強制労働のハメに!しかも里親は、借金まみれの老紳士だった…。 歳月が過ぎ、ドン底の中で逞しく成長した彼は、母の死をきっかけに工場から脱走。たった一人の肉親である裕福な伯母の助けで、上流階級の名門校に通い始めたデイヴィッドは、今まで体験した“作り話”を同級生に披露して人気者になる。さらに、令嬢ドーラと恋に落ち、卒業後に法律事務所で働き始めた彼は、順風満帆な人生を手に入れたかに見えた。だが、彼の過去を知る者たちによって、ドン底に再び引き戻されようとして…。果たして、デイヴィッドの数奇な運命の行方は!?
すべてを失っても綴り続けた、愛すべき変人たちとの<物語>が完成した時、彼の人生に“奇跡”が巻き起こる。

監督: アーマンド・イアヌッチ(『スターリンの葬送狂騒曲』)
原作: 「デイヴィッド・コパフィールド」チャールズ・ディケンズ著(新潮文庫刊、岩波文庫刊) 
出演: デヴ・パテル(『LION/ライオン ~25年目のただいま~』)/ピーター・キャパルディ(『パディントン』)/ヒュー・ローリー(『トゥモローランド』)/ティルダ・スウィントン(『サスペリア』)/ベン・ウィショー(『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』)
配給: ギャガ

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