83歳の名優アンソニー・ホプキンスが5月公開の『ファーザー』にて主演男優賞“史上最高齢”ノミネート

映画『ファーザー』(主演:アンソニー・ホプキンス)

第93回アカデミー賞のノミネーションにおいて、5月14日(金)全国公開のアンソニー・ホプキンス主演作『ファーザー』が、作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞、編集賞、美術賞の6部門でノミネートした。83歳のアンソニー・ホプキンスは史上最高齢でのアカデミー賞主演男優賞候補者となった。

『ファーザー』は、世界30カ国以上で上演された舞台(日本では2019年に初演)の映画化。年齢と共に誰もが経験する喪失と親子の絆を見つめた物語。本作では自身と同名で生年月日も同じ父親“アンソニー”を、現在83歳のアンソニー・ホプキンスが演じ、『女王陛下のお気に入り』でのオスカー女優オリヴィア・コールマンが、父を介護する娘を演じる。監督はこの舞台のオリジナル戯曲を手掛け、本作が長編初監督となるフロリアン・ゼレール。現実と幻想の境界が曖昧になっていく父の視点で描き、英国インディペンデント映画賞主演男優賞受賞、ゴールデン・グローブ賞4部門ノミネート他、現在135ノミネート22受賞(2021年3月15日時点)。

主演男優賞ノミネートを果たしたアンソニー・ホプキンスは、6度目のノミネートとなる(過去主演男優賞3回/助演男優賞2回)。今回のアカデミー賞主演男優賞ノミネートは史上最高齢。
また、アンソニー・ホプキンスも「すばらしいの一言に尽きる」と太鼓判を押すオリヴィア・コールマンは、主演女優賞受賞『女王陛下のお気に入り』から3年ぶり、初の助演女優賞ノミネートを果たした。
この他、編集賞ノミネートを果たしたヨルゴス・ランプリノス、美術賞ノミネートを果たしたピーター・フランシスは、共にアカデミー賞初のノミネートとなった。

第93回本年度アカデミー賞の発表は4月25日(現地時間)。
アンソニー・ホプキンスにとっては、世界に衝撃を与えた『羊たちの沈黙』のレクター博士での主演男優賞受賞から、果たして30年ぶり2度目のオスカー獲得となるか。

『ファーザー』第93回アカデミー賞 ノミネート結果

●作品賞(『ファーザー』)
●主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)
●助演女優賞(オリヴィア・コールマン)
●脚色賞(クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール)
●編集賞(ヨルゴス・ランプリノス)
●美術賞(ピーター・フランシス)


■Information

『ファーザー』

2021年5月14日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他 全国ロードショー

ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは、娘のアンが手配する介護人を、「誰の助けも必要ない」とことごとく拒否してきた。そんな中、アンから新しい恋人の住むパリへ引っ越すと告げられたアンソニーは、少なからずショックを受ける。だが、それが事実なら、アンソニーのアパートに突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ?なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか?娘は離婚したのではなかったのか?ひょっとして彼らの真の目的は、アンソニーの瀟洒なアパートを奪うこと?そして、アンソニーが誰よりも愛するもう一人の娘、アンの妹のルーシーはどこに消えたのか?現実と幻想の境界が崩れていく中、アンソニーがたどり着いた、ある<真実>とは?

監督: フロリアン・ゼレール(長編監督一作目)
脚本: クリストファー・ハンプトン(『危険な関係』アカデミー賞脚色賞受賞)、フロリアン・ゼレール
原作: フロリアン・ゼレール(『Le Père』)
出演: アンソニー・ホプキンス、オリヴィア・コールマン、マーク・ゲイティス、イモージェン・プーツ、ルーファス・シーウェル、オリヴィア・ウィリアムズ
配給: 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 配給宣伝グループ

公式サイト: thefather.jp

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