国際化へと激変する90年代の韓国社会や企業の汚水流失事件などの実話を元に、大企業に勤める3人の高卒女性社員たちが偶然知った会社の不正に自らの知識と知恵と勇気で立ち向かう姿を描き、公開時に話題となったコ・アソン主演の映画『サムジンカンパニー1995』が7月9日より全国公開される。あわせて日本版ポスタービジュアルが公開された。
時には弱気になりながらも真相追及を諦めない芯の強さを持つジャヨン役にはポン・ジュノ監督作『グエムル-漢江の怪物-』で映画デビュー、『スノーピアサー』等に出演のコ・アソン。ジャヨンの同期で推理小説マニアの姉御肌ユナには『愛のタリオ』、『小公女』、『ハッピーログイン』等のイ・ソム。数学オリンピックで優秀な成績を残す会計部の心優しき天才シム・ボラムには『スウィング・キッズ』、『あなた、そこにいてくれますか』等のパク・ヘスと、韓国映画界の実力派女優たちが集結した。
熾烈な学歴社会の韓国では才能があっても高卒社員は大卒社員の雑用ばかり。そんな現実に翻弄されながらも前向きに自分の居場所を探し続ける女性たち。そんな中で、会社の工場から汚染水が流出しているのを目撃してしまったジャヨンは、その証拠を隠蔽しようとする会社を相手に解雇の危険を顧みず、同僚のユナ、シム・ボラムと3人で力を合わせて真相解明に向けて立ち上がる。
落ちこぼれOLたちの活躍を描いた「ショムニ」や会社の危機を救う派遣社員を描いた「ハケンの品格」といった日本の作品と同様に、爽快でカッコよい、“痛快大逆転ストーリー”が描かれていく。
日本版ポスタービジュアルでは、韓国90年代のレトロな雰囲気を感じさせる中、三人三様の個性あふれる姿を中心に、「じっとしているだけなんて、つまらない!」というコピーが配された。
『サムジンカンパニー1995』は7月9日(金)シネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて全国順次公開。
■Information
『サムジンカンパニー1995』
2021年7月9日(金)シネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて全国順次公開
1995年、ソウル。大企業サムジン電子に勤める高卒の女性社員たちは実務能力は完璧ながら、主な仕事はお茶くみや書類整理など、大卒社員のサポートばかり。しかしそんな彼女たちにもチャンスがやってくる。社の方針でTOEIC600点を超えたら、「代理」という肩書を与えられることになったのだ。そうすればもっと活躍の場が増えるはず!ステップアップを夢見ながら英語の勉強に勤しむ女性社員のひとり、ジャヨンはある時、会社の工場から汚染水が川に流出しているのを目撃する。その証拠を隠蔽しようとする会社に、ジャヨンと同僚たちは解雇の危険も顧みず、力を合わせて真相解明に向けて奔走する。
出演: コ・アソン(『グエルム-漢江の怪物-』)、イ・ソム(『愛のタリオ』)、パク・ヘス(『スウィング・キッズ』)
監督: イ・ジョンピル(『花、香る歌』)
提供: ツイン、Hulu
配給: ツイン
公式サイト: samjincompany1995.com
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