『パラサイト 半地下の家族』がアジア作品として初めて第93回アカデミー賞の作品賞を受賞するなど世界的に高い評価を得ている韓国映画界と『22年目の告白―私が殺人犯です―』などを手掛けてきた入江悠監督がタッグを組み、前川知大が主宰する劇団・イキウメの舞台「聖地X」を映画化、2021年秋に劇場・配信同時公開されることが発表された。
前川知大と入江悠のタッグは『太陽』以来、5年ぶり2度目。ヒットシリーズとなった「恐怖の村」シリーズ『犬鳴村』『樹海村』のプロデュースチームと、入江悠が監督を務めた『22年目の告白−私が殺人犯です−』や『見えない目撃者』(19/監督:森淳一)等を手掛けるロボットが企画、そしてオール韓国ロケの現場にはマ・ドンソク主演の『犯罪都市』(17)『悪人伝』(20)など数々の韓国映画を手掛けたB.A.エンタテインメントが参加し、ロボットとの共同制作による日韓スタッフ融合の作品となった。
『聖地X』は2021年秋、劇場と配信の同時公開となる。
5月28日『聖地X』“ヤバい映像”
関係者・スタッフコメント
前川知大信頼する入江監督が、再び僕の作品を演劇から映画に翻訳してくれました。舞台を韓国に移したことにも驚きましたが、何よりも、原作の魅力を知り尽くしたような見事な演出に舌を巻きました。
奇妙な映画です。ホラーであることには違いありませんが、ただ怖いというより不気味で不思議、何が起きているのかと好奇心をくすぐられる。わくわくするホラーという感じでしょうか。
入江悠尊敬する劇作家・演出家の前川知大さんと劇団「イキウメ」の傑作『聖地X』を、『太陽』につづき映画化させていただきました。驚天動地のストーリーをどう映像化するか考えた末にたどり着いたのが、オール韓国ロケでした。世界の映画をリードし続ける韓国映画のスタッフたちと、日本の俳優・スタッフが力を合わせて本作を作り上げました。「世界にはまだわからないことがたくさんある」。驚きの物語にご期待ください。
■Information
『聖地X』
2021年秋、劇場・配信/同時公開
巨木と井戸が目印のこの場所に足を踏み入れた者は精神を病み常軌を逸して、奇妙な死を遂げてく・・・・・。有能な祈祷師が祓いを試みるも太刀打ちできず、悪夢はひたすら続いていく。彼らはこの「聖地X」で起こる数々の惨劇から逃れ、忌々しい土地に根付く「約束された死」から解放されることはできるのだろうか・・・・・。
監督・脚本: 入江悠
原作: 前川知大「聖地X」
企画: 東映(『犬鳴村』『樹海村』)、ロボット(『22年目の告白−私が殺人犯です−』『見えない目撃者』)
制作プロダクション: ロボット
共同制作: B.A.エンタテインメント(『犯罪都市』『悪人伝』)
配給: GAGA/朝日新聞社
公式HP: https://seichi-x.com
公式ツイッタ-: @seichiX_movie
ⓒ2021「聖地X」製作委員会