ロック☆オペラ 『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー〜The Pandemonium Rock Show〜』初日前会見レポート! 

ロック☆オペラ 『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー〜The Pandemonium Rock Show〜』

主演・中山優馬さんらが登壇したロック☆オペラ 『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー〜The Pandemonium Rock Show〜』初日前会見レポートをお送りします。

【登壇者(以下、敬称略)】
森雪之丞、亀田誠治、河原雅彦、中山優馬、桜井玲香、水田航生、玉置成実、浜中文一

Q ご挨拶と初日を控えての意気込みをお聞かせください。

Aロック☆オペラ 『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー〜The Pandemonium Rock Show〜』森雪之丞海外にはキャロル・キングやフォーシーズンズなど、音楽の史実に基づいたミュージカルがあります。日本にもそんなオリジナルミュージカルが作れたらいいなと思ってこの作品を作りました。昭和の時代、ビートルズが初来日した時、僕は中学1年生で、校長から「日本武道館の近くには行くなよ」と言われたました。その言葉もこの作品に入っています。日本の音楽がどんどんロックへと加速していく、そしていろいろなものが変化していく中で、一人のロック少年が夢を見て、夢と現実の間に揺れ動く、そんな物語が作れたらいいなと思いました。今回、亀田誠治さんをお招きすることができましたが、まさに僕らの血となり肉となっている先輩方の音楽をステージアップして、昭和の音楽をモチーフにした今回の音楽を作っていただきました。格好いいです。どうぞ、お楽しみに。

亀田誠治森雪之丞さんから3年ほど前にお声がけいただきました。史実に基づいた音楽群像劇を作りたいんだと聞かされました。「とにかく腕をふるって」と、一番ハードルが高い依頼でしたけれど、脚本を読みながら楽しくたくさんの楽曲を手がけさせていただきました。稽古が始まってからは、コロナ禍ということでなかなか稽古場に直接行くことはできなかったのですが、キャストの皆さんが僕の作ったメロディを歌って踊ってくれる姿をパソコンの画面越しに見たときは「これだ!」と涙が出るような瞬間が何度もありました。このパンデミックの中でエンターテインメントの力、音楽の力、演劇の力が皆さんを元気にできるのではないかと思います。

河原雅彦いつも通りにいい演劇を作っている、それだけです。この舞台挨拶の前に「肌を整えましょうか」と言われましたが、僕は裏方の人間なのでいいですと、肌を抑えないことをプライドにいい初日を迎えたいです。

中山優馬やっとこの日が来たかという気分です。早くこの舞台を皆さんにお披露目したいという思いが稽古をしながら1日ずつ強くなっていきました。こんな厚底の靴を履かせていただいている姿も早く皆さんに見せたいです。この舞台を観ている時間は苦しい状況や不安な状況を拭い去れると思っています。そのような舞台を届けられるように頑張っていきます。

桜井玲香どの曲も素晴らしいですし、どこを見たらいいのかわからないくらい見どころがたくさんある作品です。皆さんにお届けできるのが楽しみです。

水田航生優馬くんも言っていましたが、僕らのこの格好が世間に広まっていくんだと、ドキドキとワクワクの気分です。僕自身、この衣装でいると昭和の時代にいるかのよう気持ちです。観に来ていただいた皆さんに昭和のロックをお届けして、気持ちのいい、明るい気持ちになっていただけるのではないかと思います。河原さんを先頭に稽古をしてきました。このような状況で幕が開くことに感謝の気持ちを持ちながら、最後まで演じていきたいと思います。

玉置成実森雪之丞さん、亀田誠治さん、河原雅彦さんと、大尊敬している皆さんとご一緒できて、新たなミュージカルを一緒に作ることができるのをとても光栄に思っております。キャストの皆さんもひとりひとり個性がまったく違っていて、その個性がぶつかりあってすごくパワフルな舞台になっています。みんなで力を合わせて千秋楽まで頑張っていきたいです。

浜中文一僕は昭和の古きよき八百屋で唯一売れ残ってしまったキノコ役です。

中山優馬そんな役ないから。河原さん全然笑ってないよ(笑)。

浜中文一みんなですごく楽しんでおりますので、ぜひ楽しみに来ていただけたらと思います。

Q 本作は森雪之丞さんの自叙伝的な内容ですが、そんな主人公を演じる中山優馬さんのビジュアルなどについてお聞かせください。

Aロック☆オペラ 『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー〜The Pandemonium Rock Show〜』森雪之丞優馬の今回の見た目は当時のハンサム系で、昔の新入社員でもこのくらいの髪の長さで、そこそこの厚底の靴を履いていたものです。とはいえルックスに自信がないとできない格好です。それに比べて航生の格好ですが、髪はもっと長かったですが僕も当時はこういう姿でした。ルックスがよくないと彼のようにキレイには見えないので、こういうキレイな男に生まれたかったです(笑)。

Q 中山優馬さんから豪華クリエイター陣についての印象をお聞かせください。

Aロック☆オペラ 『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー〜The Pandemonium Rock Show〜』中山優馬本当に素晴らしい音楽と台本ですし、毎日の稽古の中で河原さんの演出が加わるとそれがさらに日々変化していくのを目の当たりにしました。こんなにパワーがある作品になるんだと毎日感じていました。

Q 今回はじめての舞台音楽を手がけられましたが、普段の音楽プロデュースとの違いはありましたか。

A亀田誠治僕は自分の音楽を作るときに“よかれ産業”と呼んでいて、よかれと思ったことを自分の方から提案していきます。今回も同じ様に楽曲を提供できたと思います。50代半ばにしてはじめてミュージカルを担当させていただきましたが、まるで自動車学校に運転免許を取る練習をしに行って、いきなり路上に出るようなスリリングな感覚でした。キャストの皆さんや河原さんらに囲まれて、一から最高の舞台の景色を見せてもらえました。自分の作った曲をキャストの皆さんが歌ってくれる姿を見て、ミュージカルに携わることができたんだと本当に感謝の気持ちでいます。

Q コロナ禍での稽古の様子とキャストの印象をお聞かせください。

A河原雅彦稽古期間は感染爆発と言われている大変な時期で、それに触れない方が不自然な状況でした。僕自身、この長いコロナ禍で舞台が延期になるなどいろいろな経験をしてきました。ですので、もしもこの舞台関係者の中から感染者が出てしまっても、その日まで楽しくやれればいいと、とにかくムダに楽しく稽古してきました。それでこの前日記者会見まで来ましたが、それでも公演初日を迎えられる保証はありません。毎日を、その瞬間を楽しく過ごせたらいいと思っています。
キャストの印象ですが、みんなマスクをしたまま稽古をしていて、歌ったり激しく踊ったりするので、息ができなくなって大変そうでした。呼吸に合わせてこんなにマスクがカパカパと動くのか、というのが印象深いです。いまみんながマスクを外しているを見ると物足りないです(笑)。役者同士もマスクを外しているとお互いの表情に慣れていないだろうから大変だと思います。

Q では最後に中山優馬さんから一言お願いします。

A中山優馬昭和の時代を知っている方には懐かしいという気持ちになっていただけると思いますし、僕らの世代にはこんな時代があったのかという新しい発見がある作品になっています。愛すべきキャラクターがたくさん出てきますし、こんな時期だからこそ、舞台を観て大いに笑って楽しんでいただけたらと思います。劇場でお待ちしております。


■Information

ロック☆オペラ 『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー〜The Pandemonium Rock Show〜』

ロック☆オペラ 『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー〜The Pandemonium Rock Show〜』【東京公演】2021年9月18日(土)~ 10月3日(日)日本青年館ホール
【大阪公演】2021年10月8日(金)~ 10月11日(月)森ノ宮ピロティホール

1966年6月30日、ザ・ビートルズの来日に日本中が沸いていた。中学生の楠瀬涼は隣に越してきた“お姉さん”荒木三枝子にROCKを教わり、次第に夢中になっていく。三枝子が人気のグループ・サウンズ「ザ・カニバルズ」のボーカル・野村正嗣と付き合いだし、失恋をした涼はますます音楽にのめり込む。 時は1973年、20歳になった涼は山下勝也、岡島大樹、伊丹俊介、真柳満とロックバンド「THE REASON」を結成し、若者から熱狂的な支持を受けるように。そんな中、歌番組で姉妹アイドルデュオ「ウエハース」として活動する及川真実と出会い、互いに惹かれ合う。
だが夢のような日々は、1980年12月8日、ジョン・レノンの射殺を契機にボロボロと崩れ落ち、やがて涼は悪夢と現実の狭間を彷徨い始めるのだった。

楠瀬涼: 中山優馬
及川真実: 桜井玲香
山下勝也: 水田航生
荒木三枝子: 玉置成実
野村正嗣: 浜中文一

作・作詞・楽曲プロデュース: 森雪之丞
音楽 亀田誠治
演出 河原雅彦

企画・製作: アミューズ

オフィシャルウェブサイト: http://pandemonium-rock.com
オフィシャルツイッター: @TPRS2021

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