カズオ・イシグロ絶賛の小説の映画化『帰らない日曜日』

映画『帰らない日曜日』

第74回カンヌ国際映画祭プレミア部門出品をはじめ、世界中の映画祭に出品され高評価を獲得し、第88回アカデミー賞6部門にノミネートされた『キャロル』のプロデューサーが贈る最新作、「Mothering Sunday」(原題)が、邦題『帰らない日曜日』として2022年5月27日(金)に日本公開されます。

映画『帰らない日曜日』原作は、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロ、ニューヨーカー誌、タイム紙などに絶賛されたグレアム・スウィフトによる小説「マザリング・サンデー」(新潮クレスト・ブックス)。
舞台は1924年、第一次世界大戦後のイギリス。“失うものは何もない”天涯孤独なメイドのジェーンは、英国名家の跡継ぎのポールとの秘密の恋に身も心も捧げるが、たった一日のある出来事がすべてを変えてしまうことに。やがて小説家になった彼女は、その1日を生涯かけて手繰り寄せることになります。

ジェーン役にはオーストラリア出身の女優オデッサ・ヤング。人気ドラマ「ザ・クラウン」でチャールズ皇太子を演じ、ゴールデン・グローブ賞をはじめ各賞を席巻した英国俳優ジョシュ・オコナーがポール役としてW主演を務めます。さらに、『英国王のスピーチ』のコリン・ファースと『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンという、アカデミー賞受賞俳優の共演が実現しています。
絵画のように優美なイギリスの風景路エレガントな官能、身分違いの恋の劇的な展開という、美しいラブストーリーが紡がれます。

なお、原作者のグレアム・スウィフトは1949年生まれで1980年に作家デビュー。96年、『最後の注文』で世界的に権威のある文学賞の一つであるブッカー賞を受賞。10作目となる「マザリング・サンデー」は1919年に創設された「最良の想像的文学作品」に与えられるホーソーンデン賞を2017年に受賞しています。

『帰らない日曜日』30秒特報【公式】


■Information

『帰らない日曜日』

映画『帰らない日曜日』2022年5月27日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開

1924年、初夏のように暖かな3月の日曜日。その日は、イギリス中のメイドが年に一度の里帰りを許される母の日。けれどニヴン家で働く孤児院育ちのジェーンに帰る家はなかった。そんな彼女のもとへ、秘密の関係を続けるアプリィ家の跡継ぎのポールから、「11時に正面玄関へ」という誘いが舞い込む。幼馴染のエマとの結婚式を控えるポールは、前祝いの昼食会への遅刻を決め込み、邸の寝室でジェーンと抱き合う。やがてポールは昼食会へと向かい、ジェーンは広大な無人の館を一糸まとわぬ姿で探索する。だが、ニヴン家に戻ったジェーンを、思わぬ知らせが待っていた。今、小説家になったジェーンは振り返る。彼女の人生を永遠に変えた日のことを。

監督: エヴァ・ユッソン(『バハールの涙』)
原作: グレアム・スウィフト「マザリング・サンデー」(新潮クレスト・ブックス)
プロデューサー: エリザベス・カールセン、スティーブン・ウーリー(『キャロル』)
出演: オデッサ・ヤング、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、オリヴィア・コールマン
配給: 松竹

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