2021年東京国際映画祭ガラ・セレクション部門に正式出品され、同年の釜山国際映画祭アジア映画の窓部門で《キム・ジソク賞》を受賞した映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』(原題:GENSAN PUNCH)の日本公開が決定しました。
『キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-』(09)で第62回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞、『ローサは密告された』(16)など、不条理な社会でもがきながら懸命に生きる人々を撮り続けてきたフィリピンの社会派監督ブリランテ・メンドーサの最新作は、義足のために日本でのプロボクシングライセンスが取得できず、フィリピンに渡りプロボクサーを目指した日本人ボクサーの実話を基に、夢をあきらめない若者を描く物語。
主演の“義足のボクサー”尚生(なお)を演じるのは沖縄出身で国際的俳優として活動する尚玄。尚玄は企画立ち上げから、プロデューサーのひとりとして名を連ね、役柄ではストイックなボクサー体型を作り上げました。尚生を見守る母に南果歩、フィリピンに渡った尚生のコーチ・ルディを演じるのはベテラン俳優ロニー・ラザロ、尚生を見守るメリッサをビューティー・ゴンザレスが演じています。
ちなみに、GENSAN PUNCHの“GENSAN”とはフィリピン南部ミンダナオ島の最南部にある南コタバト州に属する都市ジェネラル・サントス(ゼネラル・サントス)のこと。
『義足のボクサー GENSAN PUNCH』は2022年5月27日(金)より沖縄先行、6月3日(金)よりTOHOシネマズ日比谷先行、6月10日(金)より全国公開となります。
■Information
『義足のボクサー GENSAN PUNCH』
2022年5月27日(金)沖縄先行、6月3日(金)TOHOシネマズ日比谷にて先行公開、
6月10日(金)全国公開
沖縄で母親と2人で暮らす津山尚生(なお)は、プロボクサーを目指している。ひとつだけ人と違うのは、幼少期に右膝下を失った義足のボクサーであること。日本ではプロライセンスが取得できない。夢をあきらめきれない尚生はプロになるべくフィリピンへ渡ることを決意する。そこではプロを目指すボクサーたちの大会で3戦全勝すればプロライセンスを取得でき、さらに義足の尚生も毎試合前にメディカルチェックを受ければ同じ条件で挑戦できるのだ。トレーナーのルディとともに、異なる価値観と習慣の中で、日本では道を閉ざされた義足のボクサーが、フィリピンで夢への第一歩を踏み出す。
監督: ブリランテ・メンドーサ
プロデューサー: 山下貴裕、クリスマ・マクラン・ファジャード、尚玄
出演: 尚玄、ロニー・ラザロ、ビューティー・ゴンザレス、南果歩
公式サイト: gisokuboxer.ayapro.ne.jp
©2022「義足のボクサー GENSAN PUNCH」製作委員
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