中村勘九郎主演の朗読劇『バイオーム』2022年6月に上演

中村勘九郎主演の朗読劇『バイオーム』2022年6月に上演

中村勘九郎が主演を務め、演劇界を代表する俳優らとの初タッグによる朗読劇『バイオーム』が2022年6月に上演されます。

本作は、宝塚歌劇団で数々の作品を手掛けてきた上田久美子が宝塚歌劇団以外に向けて初めて書下ろす戯曲を、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」や「精霊の守り人」の一色隆司が演出を手掛ける朗読劇。

出演者は主演の中村勘九郎をはじめ、花總まり、古川雄大、野添義弘、安藤聖、成河、麻実れいが顔を揃え、全員が1人2役を務めます。中村勘九郎以外のキャストの2役には、クロマツの芽役(花總まり)、一重の薔薇役(古川雄大)など、人間以外と思われる役柄となっており、どのような物語が紡がれるのか注目されます。

本作は梅田芸術劇場が進化型エンターテイメント演劇として打ち出す第一弾としてスペクタクルリーディングと名付けられており、第二弾は体験型サイトスペシフィック演劇へと進化していくとのこと。「本企画は、確固たる脚本をもとに朗読劇としてスタートし、VR/ARなどのテクノロジーを駆使し、俳優とバーチャルテクノロジーの間に作り出される関係性を重視しながら、五感で体感していくサイトスペシフィック演劇へと進化いたします」とあり、今後の展開がさらに期待されます。

朗読劇『バイオーム』は2022年6月8日(水)〜12日(日)東京建物Brillia HALLにて上演、チケットの一般発売は5月21日(土)からとなっています。

演出・一色隆司コメント

一色隆司人間が人間たる理由…そんなことを考えてしまう作品と巡り会えました。スペクタクルリーディングというなんだかすごい響きと「バイオーム」というタイトル…すべてが心の中で一つになった時、私たちはいつもとはちょっと違った目線で自分たちを顧みることができるようになるかもしれません。朗読劇という枠を越えて、上田久美子さんが創造してくださった壮大なスケール感と、物語の深みと、そして、様々な人間の思いが、舞台という空間をも越えて皆さんに心に響きますように…そんな素敵な体験ができる作品を、素晴らしいキャスティングと一緒に目指しています。21世紀の今、本当の自由とは何か…そんなことに思いを馳せながら…


■Information

朗読劇『バイオーム』

中村勘九郎主演の朗読劇『バイオーム』2022年6月に上演2022年6月8日(水)〜12日(日)東京建物Brillia HALL

その家の男の子はいつも夜の庭に抜け出し、大きなクロマツの下で待っていた。フクロウの声を聴くために…。
男の子ルイの父に家族を顧みるいとまはなく、心のバランスを欠いた母は怪しげなセラピーに逃避して、息子の問題行動の奥深くにある何かには気づかない。政治家一族の家長としてルイを抑圧する祖父、いわくありげな老家政婦、その息子の庭師。力を持つことに腐心する人間たちの様々な思惑がうずまく庭で、古いクロマツの樹下に、ルイは聴く。悩み続ける人間たちの恐ろしい声と、それを見下ろす木々や鳥の、もう一つの話し声を…。

出演: 中村勘九郎 / 花總まり 古川雄大 / 野添義弘 安藤聖 / 成河 / 麻実れい

作: 上田久美子
演出: 一色隆司
企画・制作: 梅田芸術劇場
主催: 梅田芸術劇場
制作協力: NHKエンタープライズ

公式WEBサイト: https://www.umegei.com/biome/
Twitterアカウント: BIOME_UMEGEI

料金: 限定2,000部プログラム付きS席11,000円/S席10,000円/A席8,000円/B席5,000円(全席指定/税込)/学生席3,000円(当日座席引換券/税込み)
※学生席の販売はネット会員・オンラインチケット・チケットぴあのみとなります。
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。


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