沖縄本土復帰50年記念、ドキュメンタリー映画『乙女たちの沖縄戦~白梅学徒の記録〜』公開日と予告編が解禁

『乙女たちの沖縄戦~白梅学徒の記録〜』

太平洋戦争の末期、沖縄戦で看護学徒として動員された、沖縄県立第二高等女学校の4年生56名の生徒から編成された白梅学徒の記録をドキュメンタリーパートと再現ドラマパートにより描き出した映画『乙女たちの沖縄戦~白梅学徒の記録〜』が、米軍統治下に置かれていた沖縄が日本本土に復帰して50年を迎えたことを記念して、2022年8月2日(火)〜8月7日(日)に東京都写真美術館ホールにて上映されることが決定、予告編やメインカットが解禁されました。

『乙女たちの沖縄戦~白梅学徒の記録〜』は、沖縄戦で看護学徒として動員されたことで知られるひめゆり学徒隊以外の看護学徒である沖縄県立第二高等女学校の4年生56名の生徒から編成された白梅学徒の記録を映画化。
白梅学徒は18日間の看護教育を受けただけで沖縄本島南部の八重瀬岳にある第一野戦病院に配属され、やがて病院壕にも米軍が迫り、学徒たちの多くもまた米軍の攻撃にさらされ命を散らしていきました。今も健在で取材が可能な白梅学徒だった90代の中山きくさんと、武村豊さんが当時の状況をリアルに語ります。
その証言をもとにドラマ部分が制作され、若手女優らが白梅学徒たちの活動を再現。ドキュメンタリーと再現ドラマにより、沖縄戦とは何であったか、多くの日本人が知らない白梅学徒という存在、戦争の悲しさを伝える内容となっています。

ドキュメンタリーパートは『ドキュメンタリー沖縄戦〜知られざる悲しみの記憶〜』(20)、原発事故の悲劇を描いた劇映画『朝日のあたる家』(13)の太田隆文が監督。ドラマパートは『サクラ花 -桜花最期の特攻-』(15)、『祈り〜幻に長崎を想う刻(とき)』(21)など戦争悲劇を描き続ける松村克哉が監督。ドキュメンタリーパート90分、ドラマパート30分の構成となっています。

本作は米軍統治下に置かれていた沖縄が日本本土に復帰して50年を迎えたことを記念して、2022年8月2日(火)〜7日(日)に東京都写真美術館ホールにて上映されることが決定。なお、東京写真美術館ホールでの公開時には、2020年に公開した太田隆文監督の『ドキュメンタリー沖縄戦〜知られざる悲しみの記憶〜』が同時上映されます。

予告編

太田隆文監督のコメント

太田隆文【ドキュメンタリーパート監督&ドラマパート脚本】私の前作『ドキュメンタリー沖縄戦』は一昨年、昨年と2度も劇場公開され大評判となった。が、心残りだったのが、スケジュールが合わず白梅学徒の取材ができず、前作で紹介することが出来なかったこと。それがようやく実現したのが今回の作品。多くの日本人がその存在さえ知らない白梅学徒。ひめゆり学徒だけではない。10代の少女たちが戦争に巻き込まれる悲しみと葛藤を伝える。ロシア×ウクライナの戦闘が続く今、戦争の悲劇を見つめる機会にしてほしい。


■Information

『乙女たちの沖縄戦~白梅学徒の記録〜』

2022年8月2日(火)〜8月7日(日)東京都写真美術館ホールにて公開

【ドラマパート】
出演:
實川結 森田朋依 實川加賀美 永井ゆみ 城之内正明 響一真 加藤亮佑 ヒロ=J・C片岡 海老沢貴志
藤真由美 布施博 

監督: 松村克弥
脚本: 太田隆文

【ドキュメンタリーパート】
証言者:
中山きく 武村豊 當山富士子 大宣味ハル子 我喜屋敏子 大城千代子 翁長健治 山内平三郎
聞き手/森田朋依

構成・監督: 太田隆文

配給:渋谷プロダクション

公式サイト: http://otometachinookinawasen.com
公式ツイッター: @otomeokinawasen

©Kムーブ

経産省支援プログラム2022年


関連インタビューとQ&A