Vol.1023 桃月なしこ、工藤遥(Xstream46『ようこそ東映殺影所へ』について)

桃月なしこ、工藤遥(Xstream46『ようこそ東映殺影所へ』)

OKWAVE Stars Vol.1023はXstream46『ようこそ東映殺影所へ』(配信中)に出演の桃月なしこさん、工藤遥さんへのツーショットインタビューをお送りします。

Q 台本を読まれた印象をお聞かせください。

AXstream46『ようこそ東映殺影所へ』桃月なしこ私はもともとホラー映画に出演したいって、デビュー当初から言い続けているんです。台本を読んで、まさに自分が演じたい役が書かれていて嬉しかったです。今回主役を演じさせていただきましたが、サブキャラでもホラー映画で仲間を助ける役は“おいしい”ですよね。そんな役へのあこがれもありましたし、デスゲームものやホラーはもともと好きだったので、そんな自分の趣味も入っていて撮影が楽しみでした。

工藤遥東映の戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」に出演させていただいていたので、東映撮影所が舞台ということで懐かしい気持ちになりました。撮影所に関するホラー的な噂は、私が通っている当時も聞いたことがあるんです。その噂を信じていたわけではないですが、この台本を読んで、もしかすると東映では有名な話だったのかなと思いました。役柄的にはいままでに演じたことがない穏やかではないタイプなのも楽しみでした。母校に帰るような気持ちだったり、ワクワク感があって、撮影が楽しみでした。

桃月なしこ私も戦隊シリーズに出演していましたが、東映撮影所での撮影はあまり多くはなかったので、今回、同じ所内でも行ったことのない場所での撮影も結構あって、何回も道に迷いました(笑)。

工藤遥地図にない階段があったりもするよね。撮影所は本当に広いんです。

Q 役作りについてお聞かせください。

AXstream46『ようこそ東映殺影所へ』桃月なしこ私たちは「ウィッシュ」という売れない地下アイドル3人組で、私の演じたサキはその中のリーダーだったので他の2人を引っ張らなければと考えていました。サキはアイドル活動をそれなりに経験していて芸能界への強いあこがれを持っているのだと思います。そんな念願が叶って「あの東映撮影所に行ける」という気持ちが3人の中で一番大きいと思います。夢が叶った喜びもありつつ、この機会を絶対にモノにしたいという気持ちでいると思って演じました。

工藤遥私が演じたメイはサキと一緒にアイドル活動をしていて、口ぶりも素行も悪かったりしますが、それもすべてはこのグループのため、というところが彼女の愛すべきところだと思います。アイドルとして成功したいという自分自身の気持ちもあるけれど、サキとは長い付き合いで、サキの行く先々に付いていって苦楽をともにしてきたのだろうから、年齢的にもすべてを賭けるという気持ちなんだろうなと思いました。サキから焦りを感じるからこそ「落ち着け」と声をかけたりもします。3人でいるときとは違う関係性の雰囲気を感じられるようにと思いました。

Q 今回共演されてお互いにはどのような印象でしたか。

A工藤遥今回が初共演です。桃月さんのことは以前から知っていたので、共演が楽しみでしたし、ご一緒して楽しかったです。桃月さんからは姉御感のようなものを感じていて、普段私がそうわれることが多いけれど、今回はちょっと妹感のような、誰かについていって甘えていいという関係性が嬉しかったです。寺本莉緒ちゃんと2人でお姉ちゃんに付いていくぞという感じで楽しかったですし、頼もしかったです。

桃月なしこ自分も工藤さんのことは戦隊シリーズの先輩でもあるので知っていました。「ルパパト」で一番かわいいなと思っていてずっと会いたかったんです。

工藤遥やったぁ!

桃月なしこそんな風に思っていた方とすぐに作品で共演できることになって、いざ会ってみると、“かわいい”よりも“格好いい”という印象でした。サバサバしているところとか、男気があるというか、話しやすい空気を作ってくれていると感じました。私も莉緒ちゃんも人見知りが激しいので自分から声をかけるのが苦手ですが、まっさきに声をかけて話せる空気を作っていただいたので、ありがたかったです。

工藤遥ありがとうございます!(笑)

Q 「ウィッシュ」のカホ役、寺本莉緒さんの印象はいかがでしたか。

A工藤遥一番人見知りをしていたので、初対面の頃とは印象が一番変わりました。最初は大人しくて会話にもなかなか入ってこなかったんです。

桃月なしこそれが人見知りだからなのかもともとそういう干渉しないタイプなのか最初は分からなかったですね。

工藤遥それが撮影が始まった頃には馴染んだのかよくしゃべる(笑)。実際にはテンションが高めで、演じているカホとは一番ギャップがありました。

桃月なしこカホは女々しいタイプですが莉緒ちゃん本人はまったくそんなことはなく。これは私たちにも言えますが、体育会系タイプでした(笑)。

工藤遥なので仲良くなるのは早かったですね。

Q 撮影にあたって監督からはどんな話がありましたか。

AXstream46『ようこそ東映殺影所へ』工藤遥監督とは事前に話せる機会があって、役柄のバックボーンについても掘り下げて話し合うことができました。

桃月なしこ本読みの際に設定についても話していただけたので、現場に入ったときに迷うことなく演じやすかったです。現場では順撮りではなかったので、シーンごとに「この前にはこういうことがあったからこんな気持ちで」と一つ一つ説明があったのでありがたかったです。

工藤遥とても丁寧でしたね。

桃月なしこ私は初主演ということでプレッシャーも大きかったのですが、監督が丁寧に教えてくださったので、雰囲気もよかったですし、本当に良い現場でした。

Q 人間の奥底の怖さのようなものもにじみ出ているホラー作品ですが、その部分をどの様に受け止めましたか。

A工藤遥映画作りに忠実なスタッフさんがそれを追い求めすぎた、というのがこの作品の醍醐味です。実際に役者もリアルを求めすぎるほど迷っていくことがあると思います。今回の撮影ではそんな風におかしくなっていってしまう人たちを目の当たりにして、自分たちは逆に冷静になっていくのを実感できました。自分の身に危険が迫るとき、案外、人間は冷静なのかなとも感じました。

桃月なしこストーリー的には非現実的な一面もあるのですが、クリエイターは作品作りのために突き詰めていくものなので、この作品に出てくる人たちはその成れの果てだと思いました。非現実的なようでリアリティがあると感じましたし、もしかしたらこんなことが実際に起きてしまうかもしれない、と思うと本当に怖くもなりました。

Q 夜の東映撮影所の撮影はいかがだったでしょうか。

AXstream46『ようこそ東映殺影所へ』桃月なしこホラー作品ですが重苦しい空気では全然なかったですね。

工藤遥現場は和気藹々と楽しい雰囲気でした。エニーという人を襲うピエロが出てくるんですが、普段のビジュアルは結構かわいいんです。でもその裏の顔はリアルに作られていて、見たときには結構驚かされました。怖いシーンでは血も出ますし、照明などで雰囲気も作られているので、「怖がらなきゃ」と改めて思わなくてもリアルに反応できました。

桃月なしこ私もそうですね。無理に怖がろうとは思わずに、エニーの持っている刃物を本物だと思いながら演じました。

Q 印象的なシーンについてはいかがでしょう。

A工藤遥ウィッシュの3人はお揃いのミサンガをつけています。ミサンガって懐かしいなと思いましたし、もっと若い頃に夢見がちな気持ちで自分たちで作ったのだろうなと、かわいらしくも感じました。回想シーンで3人の和気藹々している感じが出ていますが、そのシーンの撮影も楽しかったですし、キラキラしているウィッシュの3人が見られると思います。

桃月なしこその回想シーンがあることで、この作品の結末がより深く感じられると思います。
自分は「私、ヒーローの衣装しか着ないから」というセリフがあるんですが、私自身はヒーローの衣装を着たことがないんです(笑)。「魔進戦隊キラメイジャー」を観ていただいていた方にはクスッと笑っていただけるシーンですが、終盤に向けての大事な伏線でもあるので気に入っています。

Q 完成した作品をご覧になられてご自身ではどう感じましたか。

A工藤遥思っていたよりも怖かったです。死体の山が出てくるシーンがあって、演じているときよりもリアルさやグロさが増して「ちゃんと怖がらせに来ているな!」と感じました。

桃月なしこ撮影中よりも映像ではエニーの声が不気味になっていて怖さが増していました。自分が演じているのだからいつ何が起きるのかはもちろん分かっているんです。そんな自分でもエニーが出てくるシーンにびっくりしましたし怖かったです。夏にぴったりな作品になっていると思います!

Q 桃月なしこさん、工藤遥さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A工藤遥この『ようこそ東映殺影所へ』は冷や汗をかくような、心理的に追い詰められる怖さが詰まった作品になっていますので、心して観ていただけたらと思います。

桃月なしことはいえ、46分ですのでホラーが苦手な方にも観やすい内容と尺だと思います。ホラー好きな方はもちろん、ホラー苦手な方のデビュー作品になればいいなと思いますので、ぜひ沢山の人に観ていただけたらと思います。

Q桃月なしこさん、工藤遥さんからOKWAVEユーザーに質問!

桃月なしこ・工藤遥皆さんは、私たちの演じたウィッシュの、ズバリ誰推しでしたか!?

回答する


■Information

Xstream46『ようこそ東映殺影所へ』

Xstream46『ようこそ東映殺影所へ』各種動画サービスにて配信中

売れないアイドルグループ「ウィッシュ」のサキ、カホ、メイの3人に、ヤマモト監督がメガホンをとる大ヒットJホラー映画『ユガミ』の続編の出演オファーが 届く!撮影場所は、有名な映画やドラマを多数制作してきた東映撮影所。ヒーローや怪人の撮影現場や、豪華なロケ弁当に3人は大興奮。このチャンスを絶対ものにする、と決意を新たにする。だが、この撮影所には、これまで隠されてきたある秘密があった…。

出演: 桃月なしこ 寺本莉緒 工藤遥 富田健太郎 川村海乃 若林元太 未梨一花 雪月彩瑛
田中要次 嶋田久作

監督: 髙橋浩

公式HP: https://xstream46.jp/lineup/toeifilmstudio.php
公式twitter: @xstream46

■Xstream46とは

東映が配信向けに企画するオリジナル映像ブランド“Xstream46”!娯楽の多様化が進み、コロナ禍で新しい生活様式に変化していく時代。そんな今だからこそ、東映が生み出した新しい配信のカタチ【Xstream46】。“Xstream(エクストリー ム)”には、[極限][過激]を示す“エクストリーム”と、[映像配信]を示す“ストリーミング”、の二つの意味が込められ、この名にふさわしく、バイオレンス・ギャンブル・エロ・ホラーなど、刺激的なジャンルの配信番組を制作いたします。人間の集中力の限界とほぼ同じ “46分”の中に、これでもかと見どころを詰め込み、中だるみが一切ない、ノンストップのエンターテイメントを“配信ファースト”でユーザーに届けることをコンセプトにしています。
“46分尺”以外は何もかも自由!企画者ともども、試行錯誤しながら日々ユーザーに届く作品を提供していきます。第一 弾作品、坂口拓主演の本格バイオレンスアクション『暴力無双 -サブリミナル・ウォー-』、第二弾作品、安倍乙・奥山かずさW主演のお色気旅情闘牌コメディ『麻雀宝湯記 石和の亀篇・伊東の黒豹篇』が配信中!


■Profile
桃月なしこ、工藤遥(Xstream46『ようこそ東映殺影所へ』)

桃月なしこ

1995年11月8日生まれ、愛知県出身。
高校3年生の時、コスプレイヤーとしての活動をきっかけに事務所からスカウトされて芸能界入りを果たす。2019年10月には女性ファッション誌「bis」のレギュラーモデルに抜擢され、2020年11月には初の写真集『未完』が発売。女優としても活動を広げ、テレビ朝日「魔進戦隊キラメイジャー」を含む数々の作品に出演。

https://twitter.com/nashiko_cos
https://www.instagram.com/nashiko_cos/?hl=ja

工藤遥

1999年10月27日生まれ、埼玉出身。
2011年、『モーニング娘。』10期メンバーに選ばれ、11歳11か月というグループ史上最年少での加入となった。グループ卒業後、テレビ朝日「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」に出演し、人気を博す。その後もテレビドラマ「遺留捜査」や映画『461個のお弁当』『樹海村』など数々の作品に出演。

https://twitter.com/Haruka_Kudo1027
https://www.instagram.com/haruka_kudo.official/?hl=ja


関連インタビューとQ&A