Vol.1063 女優/モデル 杉枝真結(映画『CONNECTION-コネクション』について)

杉枝真結(映画『CONNECTION-コネクション』)

OKWAVE Stars Vol.1063は映画『CONNECTION-コネクション』(2022年2月25日公開)W主演を務めた杉枝真結さんへのインタビューをお送りします。

Q “裏社会”が題材となっている本作ですが、台本を読まれてどう感じましたか。

A映画『CONNECTION-コネクション』杉枝真結この映画の企画をお聞きした際は、聞いたことがない言葉や犯罪などがたくさん出てくるので、どこを観てもらえばいいか、共感できるのかと心配になりました。知らない世界ばかりが出てくる映画だとしたら楽しんでいただけるのかなと思ってしまったんです。それがいただいた台本を読むと怖くて深い内容ですが爽快感があって。「こんなこと本当にあるの」と、明るく楽しく面白い方向に受け止めてもらえるなと、私自身、自信を持って演じられると思いました。

Q 裏社会ライター・浅間綾乃役についてはどう受け止めましたか。

A杉枝真結私も1月に26歳になりましたが、浅間綾乃はまさに等身大の年齢で、ルポライターの仕事のために新しいものや出来事に迷いなく飛び込んでいく姿勢は私自身にも通じるところがあるんです。私もお仕事のことで知らないことがあってもどんどん飛び込んで新しい発見やチャレンジをしたいという性格なので、綾乃には共感できるところが多かったです。綾乃はかなり危険なことにも飛び込んでいってしまいますが、ルポライターの仕事にかける熱でみんなを巻き込んでいくのが綾乃の強さでもあるし、魅力でもあるのかなと。私自身もそこに惹かれましたので、演じるのが楽しみでした。

Q 井川楊枝監督から言われていたことなどはありますか。

A杉枝真結監督はとても穏やかな方で、「こうしてほしい」と言うようなことはなく、現場で私が思うままの綾乃を自由に演じさせていただけました。逆にお芝居のパターンでどれを選ぶか悩んだ時などに監督にご相談すると、いつも適切にアドバイスしていただけました。

Q 演じる上で気をつけたことなどお聞かせください。

A杉枝真結この映画は6つのエピソードから成り立っていて、展開もスムーズなので、観ていただく分にはポップさや爽快感があるのかなと思います。ですが、撮影の現場では複雑な内容を扱っていますし、社会の闇に切り込んでもいますので、演じる上では爽快さを出そうと意識することはなかったんです。でも、内容的に深いものを扱ってはいても、重くはならないように、セリフや掛け合いの間はテンポよく観てもらえればいいなと意識して演じていました。6つのエピソードをギュッと詰め込んでいますが、私たちが簡略化することを意識してしまうと、本当は濃いものを作っているのに浅く感じられてしまうので、相手の気持ちや思惑があって、それで事件が起きているということや、綾乃としては取材をやり遂げて、記事を執筆して読者に届ける、というところまでが仕事なんだというところをどのシーンでも念頭に置いて演じました。

Q 共演者についてはいかがでしたか。

A映画『CONNECTION-コネクション』杉枝真結上田堪大さんとのW主演でしたので、上田さんとは現場でご一緒させていただく時間も一番長かったです。今回初共演で、私自身、お芝居にこれだけ深く関わるのは初めてでしたが、年齢差がそれほどないこともあって、コミュニケーションをたくさんとらせていただきました。お互いにお芝居が好きなので、半沢と綾乃を対比させてお芝居してみたいシーンのことなど、初日からお芝居の話もガッツリとさせていただいて、楽しかったです。いろんなキャラクターが入れ替わり立ち替わり出てくる映画ですので、私から見ると皆さん共演者ですが、綾乃がルポライターとして取材しにいくような感覚で皆さんと接してお芝居させていただきました。

Q 撮影期間中に印象的な出来事などはありましたか。

A映画『CONNECTION-コネクション』杉枝真結この映画の中には激しいシーンも結構出てきます。共演者の皆さんは穏やかで優しい方ばかりでしたので、お芝居をしている時とのギャップが面白かったです。怒号が飛び交う怖いシーンを演じられて、場の空気もピリッとなって、私も「怖い!」と思ってしまうこともありましたが、カットがかかるとすぐに「びっくりさせていたらごめんね」と気遣ってくださる、そのコントラストが印象的でした。
綾乃を演じる上で、ルポライターとして取材先で話を聞いている時のテーブルを挟んだ時の距離感や、相手に合わせて綾乃だったらどんな姿勢や態度で話を聞くかと考えているうちに、気づけば綾乃の価値観で撮影期間を過ごせていたので、私にとってすごく貴重な経験になりましたし、自分でも驚くくらいのめり込んで撮影に挑めていたなあと思います。

Q 6つのエピソードの中でリアルにあったら一番怖いのはどれでしょう。

A杉枝真結どれも本当にあったら怖いエピソードばかりですが、私の中では特に「犬男」のエピソードです。催眠術とセミナービジネスを題材にしたエピソードで、実際に悪い催眠術にかけられたらどうしようとハラハラとさせられました。それと、衣装合わせの際に「犬男」役の方の出で立ちを見た際は、台本を読んだ時以上に衝撃を受けました(笑)。

Q 主演を務められて新しい発見や気づきはありましたか。

A杉枝真結“表現する”というジャンルの一つとして、これまでに歌ったりモデルとして立つという表現をやってきて、今回それがお芝居として役を演じる挑戦をさせていただき、どんな感覚になるのだろうと楽しみにしていました。その結果、自分はお芝居が本当に好きなんだと感じました。今までアーティストとして活動したり、芸能のお仕事の中でもいろいろなことへのチャレンジをさせていただいてきましたが、表現するお仕事の中でも特にお芝居は楽しいなと。元々、歌詞を読んだり、漫画よりも小説の方が好きで、文字の中から想像することが好きでしたので、その自分の好きなところを活かせるチャレンジができたことと、主演を務めさせていただいたのは本当に深くて良い経験でした。

Q 今回のチャレンジを経て、今後の抱負をお聞かせください。

A映画『CONNECTION-コネクション』杉枝真結素敵な役者さんがたくさんいる世界の中でお芝居ができて、この世界一本で活動されている方々ともっと対等に意見を交わしながら演じられる役者に私もなっていきたいなと思います。今回の浅間彩乃は共感から役を膨らましていけましたが、全く共感できない、理解できないキャラクターを演じてみたいという気持ちも芽生えました。そういう役を生きることができればまた貴重な経験になるなと感じています。

Q 杉枝真結さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A杉枝真結最初に飛び込んでくる言葉は聞き慣れないものも多いかもしれませんし、一見、ホラーやミステリーだと思う方もいらっしゃると思います。1本の映画の中で6つのエピソードがサクサクと進んでいく軽やかな感じと、一方で闇を切り裂いていく深さもあるジェットコースターのような急降下をハラハラドキドキしながら観ていただけますし、最後はスッキリできますので、ぜひその爽快感を楽しんでいただきたいです。いろんなキャラクターが出てきますので、綾乃をはじめ、ぜひ好きなキャラクター、共感できるキャラクターを見つけていただけたらと思います。

Q杉枝真結さんからOKWAVEユーザーに質問!

杉枝真結もし自分がライターのお仕事をするなら、どんな世界に切り込みたいですか。皆さんが何に興味があるか知りたいです。
私自身は料理が好きなので、農家さんに切り込んでお野菜のことなど聞いてみたいです。

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■Information

『CONNECTION-コネクション』

映画『CONNECTION-コネクション』2022年2月25日(金)より池袋シネマ・ロサにて全国順次ロードショー

ルポライターの浅間綾乃(26)が取材するのは、暴力団や不良、薬物、風俗、貧困ビジネス、オカルトや都市伝説など。
取材相手から脅されたり、違法行為に巻き込まれたりと、トラブルの絶えない日々を送っている。
親兄弟や知り合いからは心配されているが、綾乃は我が道を飄々と突き進む。
細い糸を手繰り寄せた先に何があるのか。26歳女の好奇心が、日本の闇を照らし出す!

杉枝真結 上田堪大
窪田美沙 川上将大 瀬戸啓太 土井一海 斉藤悠 北代高士 西守正樹
中山峻 石山雄大 三浦浩一

監督: 井川楊枝
配給: MARCOT

https://www.connection-movie.com/


■Profile

杉枝真結

杉枝真結(映画『CONNECTION-コネクション』)1996年1月2日生まれ、大阪府出身。
ガールズダンス&ボーカルグループ 「E-girls」元メンバー。
朝日放送「おはよう朝日です」、読売テレビ「すもももももも!ピーチCAFE」、FMヨコハマ「神奈川ドライビンググルメ」などにレギュラー出演中。
また、モデル、CMなど、幅広く活躍中。

https://www.instagram.com/mayusugieda_official/
https://twitter.com/sugiedamayu0102


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