OKWAVE Stars Vol.1079は映画『クレマチスの窓辺』(公開中)主演の瀬戸かほさんへのインタビューをお送りします。
Q 本作のオファーを受けた際の印象
A瀬戸かほ“ヴァカンス映画”という企画でお話をいただきました。私自身、ヴァカンスへのあこがれがあったので、主役の絵里と一緒にかけがえのない旅ができるといいなと思ってお受けしました。
台本を読ませていただくと、水辺の街で暮らしている魅力的な方々にふれていくことで、東京からヴァカンスに来た絵里の心が少しずつ変わっていくお話なので、そんな絵里の気持ちの変化を演じられたらと思いました。また、印象に残る言葉が多いとも感じました。監督は「セリフはすごく考えて作っています」とおっしゃっていたので、そのセリフの裏にある気持ちを考えながらお芝居をしようと思いました。
Q 絵里役についてお聞かせください。
A瀬戸かほ台本を読んだ際には、真面目で素直な子という印象を受けました。どうすればそう見えるか考えながら、お辞儀をする時には深くお辞儀をする、といった細かいところを表現していきました。絵里の真面目さは私に似ていると思いましたが、一方で絵里はいろんな方と飲みに行ったり、前向きに関わっていくので、そんな思い切りの良さは見習いたいです(笑)。
Q ヴァカンスの舞台となる島根での撮影はいかがでしたか。
A瀬戸かほ島根県に行くのは初めてで、とても楽しみでした。メインが松江市で、海のシーンは出雲市で撮影しました。絵里が過ごした1週間と同じ撮影期間でした。
現地では、やはり絵里が過ごしたおばあちゃんの古民家が印象深い場所で、最近も夢で見ることがあります。実際に人が暮らしている家を借りていて、暮らしていた人の息遣いが見えるところだったので、いろいろ想像しながらお芝居ができました。
Q 撮影の様子などお聞かせください。
A瀬戸かほ共演者には同年代の方が多く、お会いしたことがある方も多い現場だったので話しやすかったです。小川節子さんや西條裕美さんのようなベテランの方のお芝居に触れて勉強にもなりました。
監督からの指示はあまりなく、役者側が考えてきたことを監督にお見せして、監督がそのお芝居を受けて演出をしていく現場でした。セリフが終わってもカットがかからないことが多くあり、アドリブで会話が続いて、オチがついたと監督が感じたところでカットがかかるのが印象的でした。映像的には寄りカットや切り返しが少なくて、カメラに収まる幅も広いので、その時の気持ちで自由にお芝居ができました。
Q 本作を通じての新しい発見などはありましたか。
A瀬戸かほ絵里はヴァカンス先で多くの人と関わりますが、たくさんの方と共演するのは私にとって初めてのことで、とても良い経験になりました。絵里がいろいろな方との出会いから影響を受けるのと同様に、私自身もたくさんの方と出会っていく中で影響を受けましたし、さまざまな人と関わって吸収することがアウトプットにつながるという大切さに気づけました。
Q もし1週間ヴァカンスできるならどう過ごしたいですか。
A瀬戸かほ父の実家が山形にあるのですが、最近は行く機会もなくて。自分のルーツにどこまで触れられるかわかりませんが、訪れてみたいです。
Q 瀬戸かほさんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A瀬戸かほ水辺の街で絵里が1週間ヴァカンスを過ごす映画で、絵里同様に私にとっても大切な思い出になりました。「このヴァカンスはとっておき!」というキャッチフレーズはまさにその通りだと思います。観ていただいた方の心のどこかに届くのではないかと思いますので、ぜひ劇場で観ていただけたらうれしいです。
Q瀬戸かほさんからOKWAVEユーザーに質問!
瀬戸かほ皆さんはヴァカンスをどんな風に過ごしますか。
ヴァカンスとは長期休暇の過ごし方を指すそうです。
ここ数年はコロナ禍ですが、これまでや、コロナ禍でのみなさんのヴァカンスの過ごし方を教えてください。
■Information
『クレマチスの窓辺』
ヒューマントラストシネマ渋谷にて4月14日(木)まで連日21:00〜公開中、全国順次公開
東京生まれ東京育ちの絵里は、ストレスが溜まる都会での生活を抜け出して、地方の水辺の街でヴァカンスを過ごすことに。亡くなった祖母の古民家で暮らす1週間の中で、絵里はその街で生きている人々と交流する。建築家の従兄、そのフィアンセ、大学生の従妹、靴職人、古墳研究者、バックパッカーなど、一癖ある人ばかり。そんな出会いと祖母の遺したものたちが絵里を少しだけ変えていく。
瀬戸かほ
里内伽奈 福場俊策 小山梨奈 ミネオショウ 星能豊 サトウヒロキ 牛丸亮 宇乃うめの しじみ 西條裕美 小川節子
監督・編集: 永岡俊幸
脚本: 永岡俊幸、木島悠翔
配給・宣伝: アルミ―ド
Twitter: https://twitter.com/clematis_madobe
Facebook: https://www.facebook.com/clematismadobe
Instagram: https://www.instagram.com/clematis_madobe
(c) Route 9
■Profile
瀬戸かほ
1993年11月11日生まれ、神奈川県出身。
2015年に映画『orange -オレンジ- 』でデビュー。映画、舞台、Webドラマで女優として活躍し、ミュージックビデオへの出演も多数。映画『リビングの女王』(21)では第6回賢島映画祭にて助演女優賞受賞。広告やファッション雑誌、ブランドカタログなどモデルとしても活躍の場を広げている。
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ヘアメイク: ふじわらみほこ
関連インタビューとQ&A
- Vol.1078 映画監督 永岡俊幸(映画『クレマチスの窓辺』について)
- Vol.882 女優/モデル 瀬戸かほ(映画『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1』について)
- この花の名前を教えてください。