Vol.1081 女優 岡本夏美(劇場版『パティシエさんとお嬢さん』について)

岡本夏美(劇場版『パティシエさんとお嬢さん』)

OKWAVE Stars Vol.1081は劇場版『パティシエさんとお嬢さん』(2022年5月6日公開)に出演の岡本夏美さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作は連続ドラマとその後を描く劇場版ということですが、この企画は当初から決まっていたことでしょうか。

A岡本夏美そうです。撮影もドラマと劇場版と並行して行われました。
撮影時期は夏でしたが、ハロウィンもバレンタイデーのシーンもあったので、冬服が多くて撮影は大変でしたが衣装はどれもかわいかったです。カチューシャもたくさんの種類を用意してもらっていて、メイクさんと一緒に毎回選ぶのも楽しかったです。本当に楽しみながら撮影できた日々でした。

Q “お嬢さん”・芙美子の役柄についてどのように受け止めましたか。

A劇場版『パティシエさんとお嬢さん』岡本夏美芙美子ちゃんはすごく柔らかい女の子です。自分自身と比べて「こういう子はこういう伝え方をするのか」と役柄を通しての発見も多かったです。これまでこういうかわいらしい役柄を演じてこなかった分、お芝居の引き出しも増えましたし、勉強にもなりました。芙美子ちゃんが生きている、ゆったりとした時間軸の世界観を大切にしたいなと思いながらお芝居しました。私自身はせっかちなタイプで、思っていることはどうにかして伝えたいと思っているので、芙美子ちゃんとは真逆なんです。

Q では本作の世界観や劇場版の台本をどう受け止めましたか。

A岡本夏美台本を読ませていただくと、甘い瞬間、もどかしい瞬間がたくさんあって、かわいらしいセリフもたくさん散りばめられていたので、原作の雰囲気も大事にしながら、優しい映画にしたいなと思いました。

Q ところで岡本さんご自身はスイーツ好きですか。

A岡本夏美私は普段は塩辛いお菓子の方が好きなんです。でも、誕生日のようなイベントにケーキは欠かせないですし、スイーツは特別な時に食べる印象があります。でも、芙美子ちゃんみたいに、日常での自分へのご褒美にスイーツを食べるのもいいなと思いました。そういうイベントを大事にしている芙美子ちゃんの優しさや人となりが作品の中で出ているのがいいなと思います。

Q ちなみに岡本さんご自身は「自分へのご褒美」何かされていますか。

A岡本夏美私の場合はサッカー観戦に行くことが自分へのご褒美かなと思います。スタジアムの雰囲気も好きですし、早く声を出して応援したいです(笑)。

Q 相手役の“パティシエさん”役の崎山つばささんとの共演はいかがでしたか。

A劇場版『パティシエさんとお嬢さん』岡本夏美年齢的には崎山さんが少しお兄さんですが、年齢差の緊張感を感じさせない方で、気さくでお話ししやすかったです。恋心を抱く役柄ですので、緊張感を抱くことなくお芝居できたのですごく感謝しています。現場では相談するというよりはお互いの空気感でお芝居をしていくことが多かったです。崎山さんを信頼して、“パティシエさん”のセリフを聞いて“お嬢さん”のセリフを返すことで、このふたりの関係性を作ることができたと思います。

Q 撮影現場の雰囲気などはいかがでしたか。

A岡本夏美とても温かい現場でした。コロナ禍で制限のある中での撮影ですし、夏の暑さも厳しかったですけれど、スタッフさんにも助けられて、毎日楽しいアットホームな現場でした。メイクさんや衣装さんと撮影の合間にずっと喋って、笑って過ごすことができて、皆さんの温かさを感じながら撮影できました。
それと、撮影が東京オリンピックの期間と重なっていて、崎山さんもサッカーがお好きなので、みんなでサッカーの試合を観たのも思い出深いです。

Q 本作の見どころをお聞かせください。

A岡本夏美“両片思い”というところが見どころだと思います。いまはSNSもありますので簡単に人とつながれる時代ですが、簡単だからこそ人とのつながりが浅くなりがちだと思うんです。名前も分からない、週に一回会える存在、という中で、徐々にゆっくりとふたりのペースで近づいていくのを、ほのぼのと見守れる作品だと思います。そんな二人の関係を楽しんでいただけたらと思います。連絡を取るのも簡単な現代の恋愛ストーリーとしては新鮮だと思いますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

Q 本作出演を通じて、新しい発見や学びはありましたか。

A劇場版『パティシエさんとお嬢さん』岡本夏美これまで芙美子ちゃんみたいな女の子を演じたことがなかったので、自分がセリフを発した時にどういう音になって相手に届くのか、お芝居の面での学びが多い現場でした。自分とちょっと性格の違う女の子だからこそ考えることも多かったので、お芝居のひとつひとつが新しい経験でした。

Q 岡本夏美さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A岡本夏美この映画は甘くて優しくて、ゆったりとした瞬間をたくさん詰め込んでいますので、映画館でゆったりとした世界観を感じながら楽しんでいただけたらと思います。

Q岡本夏美さんからOKWAVEユーザーに質問!

岡本夏美私はサッカー観戦以外で外に遊びに行くことがあまりないんです。休日の良い過ごし方をぜひ教えてください。

回答する


■Information

劇場版『パティシエさんとお嬢さん』

劇場版『パティシエさんとお嬢さん』2022年5月6日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

パティシエ・丈士の働く「パティスリー・シュバル」に、毎週金曜日、スイーツを買いにやって来る“お嬢さん”・芙美子。1週間働いた自分へのご褒美としてはもちろん、“パティシエさん”に会えることも楽しみにしている。一方の丈士も、自分が作ったケーキを目を輝かせながら選ぶ彼女に惹かれていた。しかし恋愛に奥手な丈士は、一向に彼女の名前すら聞けないまま…。
お互いに“特別なパティシエさん”と、“特別なお客さん”の関係のままの2人。出会いから1年、丈士の兄でお店のオーナーシェフ・稜に背中を押される日々の中、遂に彼女の名前を聞き出す策を思いつく丈士。果たして今度こそ、丈士は芙美子との関係を前進させることができるのだろうか?
両片思いの2人の恋の行方は…?

崎山つばさ 岡本夏美 / 増田俊樹 横田龍儀 越智ゆらの 古村比呂 / 村井良大

原作: 銀泥「パティシエさんとお嬢さん」(一迅社)
監督: 古厩智之
配給: トリプルアップ

https://www.tvk-yokohama.com/patissier_movie/

©銀泥/一迅社 ©2022「パティシエさんとお嬢さん」製作委員会


■Profile

岡本夏美

岡本夏美(劇場版『パティシエさんとお嬢さん』)1998年7月生まれ、神奈川県出身。
2011年、ファッション雑誌『ラブベリー』(徳間書店)のモデルオーディションでグランプリを受賞し、2012年に『nicola』(新潮社)の専属モデルを務める。更に 2015年からは『Seventeen』(集英社)、2019年より『nonno』(集英社)の専属モデルとして活躍している。女優としては、2013年『夜行観覧車』でドラマ初出演を果たし、その後もドラマ・映画・舞台と活動の場を広げている。近年の主な出演映画に、『映画 賭ケグルイ』(2019)、『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』(2021)、『ハニーレモンソーダ』(2021)などがある。

https://twitter.com/723natsumi_okmt
https://www.instagram.com/okamoto_natsumi/?hl=ja


関連インタビューとQ&A