Vol.1100 女優 田中珠里(映画『ディスコーズハイ 』について)

女優 田中珠里(映画『ディスコーズハイ 』)

OKWAVE Stars Vol.1100は映画『ディスコーズハイ 』(公開中)にて映画初主演を飾った田中珠里さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作が映画初主演となりました。

A映画『ディスコーズハイ 』田中珠里いろんな作品に挑戦したいという思いがあって、音楽映画とお聞きしてオーディションに応募しました。コロナ禍でしたので対面ではなく、演じた動画を送る形でしたが、個人的にはそういうスタイルはやりやすいと感じました。オーディションではセリフの感じから強そうな女性なのかなと思って演じました。初主演ですので、決まった時はやはり嬉しかったです。

Q では実際に台本を読まれた印象はいかがでしたか。

A田中珠里まっすぐだけど不器用な女性の話だと思いました。どのように演じるか悩む部分もありましたが、それ以上に音楽映画に出演するのは初めてなのでワクワクしました。

Q 撫子(なでこ)役をどのように演じようと思いましたか。

A田中珠里思っていることを相手にうまく伝えられない不器用さは私自身に重なるところがあったので、その部分は自分らしく演じられました。撫子の口調が強いところは自分とは違うので意識して演じました。目力などで、いかに格好いい女性に見えるかも意識しました。撫子はそれでいてあがり症という一面もあるので、難しい役でした。

Q 個性的な登場人物ばかりでしたね。

A映画『ディスコーズハイ 』田中珠里そうなんです。撫子も個性的ですが、それ以上に個性的なキャラクターばかり出てくるので楽しめる映画だと思います。

Q 岡本崇監督とはどんな話をされていたのでしょう。

A田中珠里あまり役柄のことなどは話さなかったんです。普段どんな音楽を聴いたり、どんな映画を観ているのかといったプライベートな話題が多かったです。監督は結構人見知りで、私の方から話題を振ることも多かったです。

Q ちなみに田中さんご自身はどんな音楽を聴かれるのでしょう。

A田中珠里最近は奥華子さんや平井堅さんの歌が好きでよく聴いています。

Q 撮影現場の雰囲気はいかがでしたか。

A田中珠里笑いが絶えない楽しい現場でした。どの役も個性的ですが、演じている皆さんもスクリーンから飛び出してきたような個性的な方ばかりでした。だからこそ個性のぶつかり合いのような映画になったのかなと思います。撮影中は不思議な笑いのシーンも多くて、楽しみながらもどうつながっていくのか心配になるくらいでした。完成した映画を観て岡本監督すごいなと(笑)。そういう現場だったので、シリアスなシーンなのに笑いそうになってしまうこともあって、そこは集中して臨みました。

Q 印象的な撮影エピソードなどはありましたか。

A田中珠里社長とのお芝居が多かったのですが、社長役の川村義博さんは撮影の1週間前に社長役に決まったとのことで苦労されていました。撫子と社長が向き合って、私は怒る芝居をしなければならないのに、川村さんは私の隣にカンペを置いて、それをチラチラ見ながらお芝居をされていたのが面白くて。演じている時、目が全然合わなかったのですが、撫子に上から目線で怒られて、社長は目が泳いでいる感じになっていて、結果的に社長役としての良さとなっていていいなと思いました。
それと、撫子はスーツにヒール姿なのに走るシーンが多くて、社会人の女性の大変さを感じました。普段着の撫子は派手なバンドTシャツ姿なので、そのギャップも面白いと思います。

Q 本作主演を通じて、何か学びや発見はありましたか。

A映画『ディスコーズハイ 』田中珠里私も音楽はすごく好きですが、監督や本当に音楽を愛している方々がたくさん出演していて、私の音楽愛はまだまだ足りていないなと感じました。音楽が本当に好きな方の情熱は学びになりました。私ももっといろんなバンドを見たり、音楽の知識を増やしていきたいなと思いました。

Q ご自身の今後の抱負をお聞かせください。

A田中珠里撫子を演じたことで自分の殻がひとつ破けたような感覚になりました。今後も撫子以上に変わった役にも挑戦してみたいなと思います。

Q 田中珠里さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A田中珠里岡本監督の音楽愛がたくさん詰まった映画ですし、幅広い年代の方々に愛される作品になって欲しいと思っています。音楽好きな方にはもちろん、一人の女性の成長物語なので私と同世代の方々に共感してもらえると思います。ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。

Q田中珠里さんからOKWAVEユーザーに質問!

田中珠里音楽映画にちなんで、雨の日に聴きたい音楽を教えてください。

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■Information

『ディスコーズハイ』

映画『ディスコーズハイ 』アップリンク吉祥寺にて公開中
8月6日(土)より大阪・第七藝術劇場、8月19日(金)より京都みなみ会館にて公開

音楽事務所ヤードバーズに叔父のコネで入社した瓶子撫子(へいし・なでこ)。
売れっ子バンドを次々と排出する同僚の別久(べつく)とは違い、彼女の担当するバンド「カサノシタ」はデビュー以来鳴かず飛ばず。
おまけに極度のあがり症で自身も会社のお荷物扱い。
次回作の予算もロクに下りず、自らの手でMVを制作し、その反応次第でリリースを検討という事態に。
まさに崖っぷちの現状にも関わらずメンバーの危機感及びやる気はゼロ。
それでも撫子は別久への対抗心を燃やし、なんとか結果を出そうと奮闘するのだが…。

田中珠里
下京慶子 後藤まりこ

監督・脚本: 岡本崇
音楽: ウパルパ猫 德田憲治 (スムルース) 3markets[ ]
主題歌: 「いつかバンドがなくなったら」秦千香子(ex.FREENOTE)

公式サイト: https://plisila.wixsite.com/mysite
Twitter :  raidiochandesu

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■Profile

田中珠里

女優 田中珠里(映画『ディスコーズハイ 』)1998年12月14日生まれ、京都府出身。
2019年、NHK「だから私は推しました」に出演。2020年、MBS/TBS「荒ぶる季節の乙女どもよ。」の本郷ひと葉役では再現度が話題となり、同年配信ドラマ「妖怪人間ベラ〜Episode0〜」では副島かおる役を怪演。2022年1月の舞台「BASARA」では主演を務め、活動の幅を広げている。

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衣裳協力: MYAXIS


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