OKWAVE Stars Vol.1102は「WOWOWオリジナルドラマ オカルトの森へようこそ」に出演の飯島寛騎さんへのインタビューをお送りします。
Q 本企画の第一印象はいかがでしたか。
A飯島寛騎僕がこれまでに演じたことのないテイストの作品でしたし、ナナシのようなキャラクターも初めてでしたので、どんな風にお芝居しようかなというワクワク感が大きかったです。POV風の一面カットで撮られるので、どんな映像に仕上がるのか、撮影前も後も完成が楽しみな作品でした。
Q 白石晃士監督の印象は。
A飯島寛騎白石監督はとても真摯な方でした。監督自身でカメラを回していますし、見せたい映像が全て頭の中に入っているのだと思います。だから「ここはこうしたいんだよね」とはっきりと言っていただけて、演じやすかったです。特にエフェクトがどのようになるのか、お互いの感性を確認し合うような会話をしながら演じていきました。本読みだけでは分からないところもありましたが、衣装合わせで白いシャツや髪色などを決めていく中で、ナナシらしさを確認したり、絵コンテを見せていただきながら動きを決めていくなど、現場で作り上げた部分が多かったです。自然なロードムービー風に仕上がっていて、白石ワールドを楽しませていただきました。
Q 撮影現場の様子はいかがでしたか。
A飯島寛騎森の中の撮影は35度超えの酷暑で、足元も悪く、環境的には大変でした。朝、宿舎から山を登ってから撮影が始まりましたので体力勝負なところも多かったです。宇野祥平さんが坂道ダッシュする場面が多くて「ちょっと休ませて!」といった一幕もありました。その中でキャストもスタッフさんも話し合いながら撮り進めることができたので、それ以上に楽しかったです。また、森の中での昼食もいいリフレッシュになっていました。
後半のカルト施設でのシーンは森とは空気感も違っていて、それは映像にも出ていると思います。
Q ナナシの“名無しの金髪ホスト風カリスマ霊能者”という役柄について改めてお聞かせください。
A飯島寛騎それだけでも盛り盛りの設定ですよね(笑)。最初にお話をいただいた際はおちゃらけ系かと思いましたし、初登場シーンは、「金髪ホスト風の男がタバコを吸いながらやってくる」みたいな書かれ方でした(笑)。実際には真逆のキャラクターで、霊能者としての異物感を唯一出せるキャラクターだと思いました。テンションを変に上げるのではなく、戦うときや除霊するときも、その瞬間だけ静かにパワーを上げるように演じました。ナナシは全てを見透かしているようなキャラクターですし、登場してすぐに除霊もする、とにかく強い設定なので、周りに左右されずに自由に動くようにしました。ナナシの行動そのものは周りを乱さないけれども、行動の結果で周りをかき乱しますし、そのようなポイントを押さえたお芝居ができて楽しかったです。白石監督も「ナナシ、そういう方向性か」とびっくりされていましたが、納得もしていただけていました。
Q 共演者についてはいかがでしたか。
A飯島寛騎キャラクターはバラバラですが噛み合っていて、やはり演じていて楽しかったです。堀田真由さん演じる市川が一番まともな人物ですし、この一行をよくまとめていただいたなと思います。普通なら一緒にいないような面々が行動を共にしているのも面白かったです。
宇野さんとは2回目の共演で、今回はお互いに強い役なのでいろんな壁を取り払ったようなお芝居ができましたし、宇野さんが現場を柔らかくしてくれました。白石組での宇野さんはぶっ飛んだ役が多いですが、今回はサングラスでどこを見ているか分からない怪しさはありつつも比較的まともな役でしたね。
Q 完成した映像を観てどう感じましたか。
A飯島寛騎白石監督から伝えられていたイメージ通りの映像に仕上がっていて、的確に伝えた監督もすごいと思いましたし、意思疎通できた自分もよくやったと感じました。やはり他の人と感性を共有するのは難しいものですし、他人の感性に合わせたお芝居をするのもほぼ初めてでした。今回白石組に参加して、白石監督の作品が愛されている理由も理解できましたし、自分でもワクワクしながら観ることができました。
Q 本作出演を通じて新しい発見などはありましたか。
A飯島寛騎今回、カメラを意識しての芝居がなかったのと、カメラを持つ監督自身が登場人物の一人としていたので、それに対してのお芝居というのが新しい経験でした。それと、自分が先導していく役も初めてだったので、役を通じてみんなを巻き込んでいくのもいい経験でした。出てくるキャラクターの観点がみんな違うので、みんながいる場面でナナシ一人だけ異物感というところは見どころだと思いますし、他の人物に注目しても楽しめるいい温度感の作品になっていると思います。
Q 飯島寛騎さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A飯島寛騎夏と言えばホラーですので、ぜひドキドキワクワクしていただきたいです。
ホラーだけどSFでアドベンチャー要素やコメディ要素も入っているので新しいジャンルの扉を開けられればと思いました。
観やすい作品ですので、噛み合っていないようで噛み合っている個性豊かなキャラクターたちのやりとりを楽しんでいただければと思います。
■Information
「WOWOWオリジナルドラマ オカルトの森へようこそ」
2022年7月22日(金)放送・配信スタート(全6話)
第1話無料放送【WOWOWプライム】/無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】
ホラー映画監督の黒石光司は助監督の市川美保を引き連れて、実録映画の撮影のために山奥の家を訪れる。そこには黒石の映画のファンだという、精神錯乱気味の美女・三好麻里亜がいた。彼女は必死に訴える、「私が体験した出来事は、監督の映画の内容そのものなの」と。そして不気味な麻里亜の家で、黒石のカメラが思いもよらぬ現象を捉え始める。事態はより恐ろしく、不可解で危険な方向へと猛スピードで向かっていく。
次々と恐怖が迫りくる森の中、“スーパーボランティア”の男性に助けられ、さらにイケメン霊能者も加わり、カメラは絶えず恐ろしい出来事を記録していく。麻里亜を救うため、そして傑作映画を作るため、撮影隊の冒険が始まる。
堀田真由 飯島寛騎/筧美和子 宇野祥平/白石晃士
佐々木みゆ 中野英雄 池谷のぶえ
監督・脚本・撮影: 白石晃士
番組サイト: https://www.wowow.co.jp/drama/original/okamori
総合サイト: https://movies.kadokawa.co.jp/okamori
公式Twitterアカウント: @okamori_jp
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■Profile
飯島寛騎
1996年8月16日生まれ、北海道出身。
2015年、第28回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞する。
2016年から2017年までに放送された「仮面ライダーエグゼイド」にて宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド役としてTVドラマ初出演・初主演を務め、俳優デビュー。
映画「愛唄―約束のナクヒトー」「ブレイブー群青戦記―」、ドラマ「警視庁捜査一課長season5・6」、W主演ドラマ「僕もアイツも新郎です。」他多数出演。
https://oscar-aox.jp/profile/?id=4
https://twitter.com/Hiroki_I_jima
https://www.instagram.com/hiroki_iijima_official/
ヘアメイク 牧野裕大(vierge)
スタイリスト 中西ナオ