OKWAVE Stars Vol.1114は映画『俺と○○○すれば売れる』(2022年9月2日公開)にて映画初出演を果たした西野入流佳さんへのインタビューを送りします。
Q インパクト大きなタイトルですね。
A西野入流佳初の映画出演だったので、決まった時はすぐに家族に伝えたいと思って電話をしましたが、「何てタイトルなの?」と聞かれて「LINEで送るよ」と。家族にもなかなか言葉に出しづらいタイトルだと思いました(笑)。
Q 出演の経緯についてお聞かせください。
A西野入流佳オーディションで選んでいただきました。オーディションでは南役のワンシーンを演じて、自分は演技経験が少ないという話をさせていただく中で、周りには経験豊富な方ばかりで、手応えを自分では感じられなかったんです。それが、オーディション後にすぐに連絡が来て「決まりました」と言われたのでびっくりしました。原作者の香穂先生もオーディションにいらっしゃっていて、後日、先生から「一目見て、南役にぴったりだった」という言葉をいただきました。オーディション後の会議ですぐに自分に決まったと聞いて、すごく嬉しかったです。
Q その南役についてはどのように受け止めましたか。
A西野入流佳森岡利行監督からも僕は南に雰囲気がすごく似ていると言われました。「だから、お芝居する時も自分らしく演じてほしい」と。台本の中には、自分では言わないようなセリフもあるので、南に寄せているところもありますが、台本を読んでいて自分でも雰囲気が似ているなと感じたので、自分らしく演じました。
Q 台本やストーリー全体の印象としてはいかがでしたか。
A西野入流佳主人公・香穂の周りにセクハラ男やDV男などいろんなジャンルの男が出てくるのが印象的でした。
Q 香穂役の青山泰菜さんとの共演はいかがでしたか。
A西野入流佳僕は映画初出演でしたので現場に入った時は不安も大きかったんです。撮影の合間によくセリフの練習をしていたのですが、青山さんが読み合わせを手伝ってくれてありがたかったです。ラブシーンはとくに緊張してしまいましたが、青山さんから「一緒にがんばろう」と声をかけて引っ張っていただけたので、すごく助かりました。
Q 現場の雰囲気はいかがでしたか。
A西野入流佳すごく楽しかったです。香穂先生も見に来られて、原作の話もお聞きしました。先生の身に起きた実話が元になっているので、その時どんな気持ちだったのかをお聞きして、その時の心境を考えながら演じることができました。
Q 撮影を通じてとくに印象的だったことはいかがでしょう。
A西野入流佳ラブシーンは青山さんとの共演でしたので、ふたりでがんばって演じ切ることができました。もう一つラブシーンがありますが、香穂の目線の先に南がいるという芝居を、実は僕一人で演じているんです。カメラを目の前にどう見せればいいかを考えながら演じたので、難しかったですし、とても印象に残っています。
Q 漫画業界のある一面が描かれた作品ですが、どう感じましたか。
A西野入流佳初めてGペンを持ちましたが、格好いいなと思いました。漫画業界に限らず、下積み時代は大変なんだと感じました。
Q 明るい作品の中でセクハラやDVなどの社会問題も描かれています。
A西野入流佳実際には被害を受けても言えない人もいると思います。この映画ではセクハラをした人がちょっと面白い罰を受けたり、スカッとするように描いているのがいいなと思います。
Q 南は漫画家デビューを迎えて大きなプレッシャーを感じていましたが、ご自身も映画初出演で、南の心境をどう感じましたか。
A西野入流佳南がプレッシャーに押し潰されてしまう気持ちはすごくよく分かります。一度リセットしてやり直したいという気持ちも分かるんです。南は大きな決断をしますが、僕自身はチャンスが目の前に来ているならいろいろなやり方を考えながらもう少しがんばりたいと思いました。
Q 本作出演を通じて、どんな発見や学びがありましたか。
A西野入流佳映画は監督とのコミュニケーションがすごく大切だと感じました。本読みの時もそうですし、それぞれのシーンで、監督の思いをしっかり聞いて、それを役者がどう演じていくか考えていくのが大事だなと。監督とたくさん話すことで、その時の役の気持ちやカメラの前での仕草も変わってきます。森岡監督の作品を以前から観ていたので、今回、監督の映画に出演できて、いろいろなお話をさせていただきながら演じられたのは本当に嬉しかったです。
Q 本作は「生きづらい世の中を懸命に生きる若者たちの恋とセックスを描く」というコンセプトの「マヨナカキネマ」第3弾となりますが、20代の生き方について思うところはいかがでしょう。
A西野入流佳僕は「テラスハウス」でデビューしましたが、それまで芸能活動には全く関わっていなかったんです。スカウトされてこの世界に飛び込みましたが、始めてみて本当に良かったと思っています。だから何事も始めてみることが大事だと感じています。20代はまだまだやり直しができるので、まずは好きな仕事にチャレンジして、もしそれがうまくいかなかったとしても、次の仕事にチャレンジすればいいと思います。
Q 今後やってみたいことはありますか。
A西野入流佳最近、1ヶ月ほどカナダのトロントと、NYに滞在したんです。NYは4日間でしたがずっと行きたかった場所なので特に印象深かったです。とてもいい経験ができたので、1年くらい海外で暮らしてみたいという気持ちにもなりました。
Q 西野入流佳さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A西野入流佳僕の初めての映画出演で、キスシーンやラブシーンにも初挑戦しました。僕の中の初めてがたくさん詰まった作品でもあるので、ぜひ観ていただけたらと思います。僕と青山さんのふたりの役柄の恋愛模様にも注目していただきたいです。いろんなジャンルの男が出てくるので勉強にもなると思います。ぜひ映画館にお越しください。
■Information
『俺と○○○すれば売れる』
2022年9月2日(金)よりシネマート新宿にて公開、ほか全国順次ロードショー
地方で漫画家を目指す女子高生・香穂はコミック雑誌に漫画を投稿する。ある日、編集部より電話があり、香穂は編集者から衝撃的な言葉を投げかけられる。「俺とSEXすれば売れる!」
一年後、香穂は高校を卒業し上京、漫画家を目指している。ヤングビースト誌の編集者に原稿をダメ出しされ、プロの漫画家のアシスタントになって基礎を固めろと言われた香穂は、漫画家アシスタント修行に出る。個性的すぎる魑魅魍魎な漫画家たちが蠢く漫画界に揉まれながらも少しずつ成長していく香穂。ある日、アシスタントについた仕事場で同じ漫画志望の好青年・南に出会い、一瞬で恋に落ちる香穂。果たして香穂の漫画家への夢と南との恋はうまくいのか!?がんばれ香穂!
出演: 青山泰菜 西野入流佳 竹田光稀
円谷優希 十代修介 富樫未来 佐藤仁 森岡里世 森田亜紀 柴田明良 小森健人 平川慎之介 山田奈保 水越嗣美 大迫可菜実
大地洋輔(ダイノジ) 八木将康(劇団EXILE) 川瀬陽太
脚本・監督: 森岡利行
原作: 「俺と SEX すれば売れる」香穂(WEB サイト「ゼノン編集部」/コアミックス)
公式サイト: mayonaka-kinema.com
公式Twitter: @EroticaQueen21
©香穂/コアミックス ©2022 キングレコード
■Profile
西野入流佳
1998年12月1日生まれ。
「TERRACE HOUSE TOKYO2019-2020」でデビュー。ドラマ出演等を経て、本作にて映画初出演。
https://lead-tokyo.co.jp/artist/42/
https://twitter.com/nishinoiri_ruka
https://www.instagram.com/rukanishinoiri2019/?hl=ja
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