OKStars Vol.440は2015年4月17日公開の映画『恋する♡ヴァンパイア』で映画初出演&主題歌「コロニー」を担当した三戸なつめさんへのインタビューをお送りします!
Q『恋する♡ヴァンパイア』の物語についてはどのように感じましたか。
A三戸なつめかわいい話になるのかな、ということと、主人公のヴァンパイアの女の子キイラが相手の男の子の哲と両思いになってもヴァンパイアだから付き合えないというのが切ないなと思いました。台本を読みながら、好きだけど、相手のために身を引く、というところは胸が痛かったです。「そのままいけばいいのに!」と思いました(笑)。キイラのおばさんはおじさんをヴァンパイアにしちゃったんだから、キイラもそうすればいいのに!と歯がゆかったです(笑)。でも私がその立場だったらやっぱり身を引くと思います。ヴァンパイアになったら長生きさせなければならないし、相手のことを尊重したいです。
Q逆に自分の好きな男の人がヴァンパイアだったら噛まれたいと思いますか?(笑)
好きな人なら噛まれてもいいです。むしろ、早く来い!と思います(笑)。でもお母さんには罪悪感があると思います…「ヴァンパイアになっちゃった」とカミング・アウトするまでには時間がかかりそうです(笑)
Q本作では恋愛だけではなく、キイラとみきの女子同士の友情も描かれていますが、その点はいかがでしたか。
A三戸なつめキイラは哲に自分がヴァンパイアだということをなかなか打ち明けられませんが、私も同じ立場だったら好きな男の人には、すぐには打ち明けられないと思います。でも友達には言えると思います。私の場合は恋愛よりも友情の方が大事だと思っています。だからキイラがヴァンパイアだとみきが知った後もふたりの友情が壊れなかったのが良かったです。キイラがひとりぼっちにならなくて良かったと、すごく感情移入しています。ヴァンパイアの設定は非現実的かもしれませんが、身近にあるようなことを物語にしているので、とても感情移入できますね。
Qキイラは何年も哲を思い続けている女の子ですが、その感情には共感できましたか?
A三戸なつめキイラみたいな女子もいてほしいと思いました。女子はすぐ切り替えることができると言いますけど、私も昔好きだった人のことは、恋愛感情とは別なところで好きでいられるので気持ちはわからなくはないなと思いました。好きな気持ちをずっと大事にしているというのは素晴らしいし、キイラは完璧な女子だと思いました(笑)。なので、ピュアな小学生くらいの女子にも観てもらいたいですね(笑)。
Qナツ役でのスクリーンデビューはいかがだったでしょうか。
A三戸なつめ演技は初めてだったので、最初は緊張してどうしたらいいのかわからなかったです。一緒にバーで働くジョージ役の斎藤歩さんがアドリブの仕方とかを教えてくれました。ナツのセリフが無いシーンでは、「ここでは掃除をしていればいいんじゃない」とアドバイスをしてくださったので、戸惑わずに演じることができました。
Q撮影で印象的だったことは何でしょう?
A三戸なつめ哲役の戸塚祥太さんと一緒にステージに上がって、後ろでギターを弾くシーンです。ギターは2年くらい練習をしていましたが、人前で弾くのが初めてで、他の人と合わせるのも初めてで緊張しました。でも本番前に戸塚さんから「一緒に合わせますか?」と気さくに声をかけてもらって練習もできたので、本番はリラックスしてできました。本番中は戸塚さんが合わせてくれているなと感じられたのと、外のいい雰囲気の中で自分の曲の「コロニー」を歌ってくれているので気持ちいいなと思いました。
Qそもそも、当て振りではないんですね!
A三戸なつめはい、しっかり弾かせていただきました!(笑)
撮影は何もかも新鮮な感じがして、毎回そこに飛び込んでいく感覚でした。
Q「コロニー」は中田ヤスタカさんの楽曲ですが、聴いた時はどのような印象でしたか?
A三戸なつめ最初聴いた時はかわいい印象でしたけど、歌詞がちょっとせつなかったり、過去を思い出すような内容だったので、映画ともすごくリンクしていると思いました。なので自分も感情移入して歌うことができました。こういうチャンスをもらえることはめったにないだろうし、自分を選んでもらえたことが嬉しかったです。やってやろう!という気持ちでした。
Q「コロニー」のレコーディングの様子をお聞かせください。
A三戸なつめ結構淡々としていました。「なつめちゃんの好きなように歌ってみて」と言われたので、歌詞の意味を感じながら何回か歌って完成だったので、スムーズでした。初めてのレコーディングだったので、これで良かったのかな?という感想でした(笑)。
Q今後の抱負や女優業への意欲についてお聞かせください。
A三戸なつめもっといろんな役や、いろんな感情を演技してみたいと思いました。鈴木舞監督からは「ナツは三戸ちゃんだから」と言われていたので、今回はそんなに演技をすることを意識してはいませんでした。今後は自分と正反対の役で芝居に入り込んだり、カンフーなどのアクションもやってみたいです。悪い女とか、自分のイメージにない役を演じて、ファンのみんなをびっくりさせたいです。
Qアーティスト活動についてはいかがでしょうか?
A三戸なつめみんなにクスッと笑ってもらえるようなアーティストになりたいです。デビューシングルの「前髪切りすぎた」も笑っちゃうような感じで、ジャケットもミュージックビデオも面白い出来です。次は何をやらかすんだろうというドキドキ感を今後も出していきたいです。「笑顔になってください」と言われても辛い時はなれないですよね。そんな時に私の歌っているところやミュージックビデオを観て、思わず笑っちゃったと思わせるような、ほっこりとしたアーティストになりたいです。
Q『恋する♡ヴァンパイア』の見どころをお聞かせください。
A三戸なつめピュアなところや、ひとりひとりが大事にしているところが全面に出ているような映画なので、それを感じてください。出てくるのが温かい人ばかりなので温かい気持ちになってくれたらいいなと思います。それと自分が窮地に立たされた時に、どう行動すればいいのかとか、どういう気持ちで相手に接すればいいかが学べる作品だとも思います。私の見どころはエンドロールでの歌と、ステージで弾いているシーンですね。ナツの後ろにジョージさんがいるニコイチのような関係も見どころだと思います(笑)。
Information
『恋する♡ヴァンパイア』
2015年4月17日(金)公開
恋する♡ヴァンパイア 世界一のパン職人になる夢を持つキイラ。オシャレも友達とのおしゃべりも大好きな、どこからどうみても普通の女の子。でもたったひとつ、人と違うこと。それは、“ヴァンパイア”の血を持って生まれたこと。毎日のように遊ぶ、意中の男の子・哲にも、このことだけは秘密だった。
そんな中、キイラが12歳の時に両親を亡くし、親戚一家に引き取られることに。ふたりは互いを想う気持ちを伝えられないまま、離れ離れになってしまう。
そして8年後。キイラが働くパン屋に、偶然、哲が訪れる。初恋相手との再会を喜ぶキイラ。デートを重ねて、いつかは結婚して、子供を産んで…と夢は膨らむけれど、ヴァンパイアであるキイラの悩みは募るばかり…。ヴァンパイアと人間は恋をしてもいいの?どんな姿でも、わたしのそばにいてくれる?恋に、夢に夢中な女の子・キイラと哲の恋の行方は?
桐谷美玲
戸塚祥太(A.B.C-Z)
田辺誠一 大塚寧々/中川晃教 三戸なつめ 斎藤歩/モン・ガンルー チェ・ジニョク
イーキン・チェン(特別出演) 柄本明
原作・脚本・監督:鈴木舞
主題歌「コロニー」歌:三戸なつめ 作詞・作曲・編曲:中田ヤスタカ(CAPSULE)
オリジナルテーマ曲「KT」作曲・編曲:中田ヤスタカ(CAPSULE)
配給:ファントム・フィルム
公式サイト:http://love-vampire.com/
© 2015『恋する♡ヴァンパイア』フィルムパートナーズ
Profile
三戸なつめ
1990年2月20日生まれ、奈良県出身。
2010年に関西で読者モデル活動を開始。2013年に上京してからは、1年足らずでレギュラー掲載雑誌多数。その愛らしいキャラクターや笑顔は見ている人を油断させるほど。同世代の女子から多くの支持を集め、数々の青文字系雑誌の読者アンケートで好きなモデルNo.1を獲得している。Twitterのフォロワー数は17万人を超え、2013年には、発売された自身初のセルフプロデュース本「なつめさん」は10万部を売り上げ大ヒット作となった。2014年8月31日より歌手活動を開始し、本作で映画初出演となる。2015年4月8日デビューシングル「前髪切りすぎた」(プロデュース:中田ヤスタカ(CAPSULE))リリース。