OKStars Vol.445は哀川翔さんが登場!芸能生活30周年、主演通算111本目となる最新作『Zアイランド』(2015年5月16日公開)についてのインタビューをお送りします!
Q『Zアイランド』出演についてご感想をお願いします。
A哀川翔30周年の作品ということで、ヤクザVSゾンビという設定が出てきた時には面白そうだと感じました。映画って、「この先どうなる?」と思わせることやエンターテインメント性が大事だと思うのでこういうテーマの作品は楽しみでしたね。でも、これはただのゾンビ映画ではなくて、ゾンビも出てくるけれど、ヤクザの抗争や人間ドラマもある作品だね。
Q品川ヒロシ監督の演出についてはいかがでしたか。
A哀川翔基本的には自由にさせてもらっていました。ただ、品川監督は芸人出身だけに、途中、落語のような会話をするシーンでは、会話の“間”についてこだわりがあるようでいろいろ言われました。基本的には会話のテンポが早い方が好きなようでしたね。
Q共演者についていかがだったでしょうか。
A哀川翔宮川大輔君は画面にいるだけで面白いし、窪塚洋介君の何かを感じさせる芝居もありました。印象的だったのは女子高生役の山本舞香さん、水野絵梨奈さんの2人。この2人が一番アクションがキレキレでうまかったですね。
Qそのアクションシーン、ふんだんにありましたがいかがだったでしょう。
A哀川翔アクションに関しては相手がいるので、合うか合わせるかだけど、自分としてはなるべく合わせるように演じています。今回、トラックの荷台でのアクションもあったし、動いているトラックの荷台で「じゃあここで転がって」とか無茶なことを言われながらもそこはしっかりやり切っています。カーチェイスとかいろんな要素があるので、アクションの見どころが多いです。
Q本作が芸能生活30周年、主演通算111本目という記念作ですが、デビュー当時にそのような数字は想像していましたか。
A哀川翔5年先のことも分からない世界だからデビュー当時に30年後のことなんて考えたことはなかったですよ。ただ、バブルの時代にも一部の方たちから非常に愛されているヤクザ映画のVシネマを中心に、自分を役者として使ってくれる人たちがいて、その1本1本の積み重ねがあったから主演100作記念の『ゼブラーマン』のような作品の機会もあったわけです。やっぱりみんなが頑張ってひとつの作品を作り上げているわけだから、そこで自分もどれだけ踏ん張れるかが大事だなって思います。
Qではあらためて『Zアイランド』の見どころをお願いします。
A哀川翔アクション満載のエンターテインメント作品になっています。ぜひ楽しんでください。
Information
『Zアイランド』
2015年5月16日(土)公開
『Zアイランド』 宗形組組長の宗形(哀川 翔)と武史(鶴見辰吾)、信也(RED RICE<湘南乃風>)は、敵対する竹下組の襲撃に遭い、重傷を負う。武史はこの抗争でムショ送りに。10年後、組は解散となり、宗形は武史の娘・日向(山本舞香)の世話をしながら、借金を抱え細々と運送業を営み、かつての栄光は見る影も無い。武史は出所の日を迎えたが、日向が前科者の父親に会いたくないと家出をしていたことを知り愕然。向かった先は家族の思い出の地“銭荷島”。日向を追い、宗形、武史、信也、そして武史の元妻・桜(鈴木砂羽)は島へと向かう。一方、竹下組の吉田あきら(宮川大輔)が組のクスリを持ち銭荷島へ逃亡、竹下組の面々(木村祐一、大悟<千鳥>、川島邦裕<野性爆弾>、中野英雄)も島へと向かっていた。島では咳と高熱にうなされる謎の疫病が蔓延。どうやら吉田が独自に調合し島民に売りさばいていたクスリに原因があるらしい。自らもそのクスリを打った吉田は、謎の発作に襲われ命を落とす。が!!!絶命したはずの吉田が突如蘇り、猛烈な速さで島民たちを襲い始め、島には“謎の感染者”が増殖、パニック状態に陥る。宗形ら、そして医者のしげる(風間俊介)、ナースの直美(シシド・カフカ)、警官の白川(窪塚洋介)、漁師の作田(般若)ら島民たちをも巻き込んでの壮絶な闘いの火ぶたが切って落とされた。宗形らは日向を捜し出し、生きて島を出られるのか。竹下組との抗争はいかなる結末を迎えるのか。命懸けの闘いの行方は。
哀川 翔 鈴木砂羽 木村祐一 宮川大輔 RED RICE(湘南乃風)
大悟(千鳥) 川島邦裕(野性爆弾) 山本舞香 水野絵梨奈 般若 篠原ゆき子 シシド・カフカ
風間俊介 窪塚洋介 中野英雄/鶴見辰吾
監督・脚本:品川ヒロシ
配給:KADOKAWA/吉本興業
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©2015「Zアイランド」製作委員会
Profile
哀川翔
哀川翔1961年5月24日生まれ、
鹿児島県出身(徳島県生まれ)、AB型。
1984年に「一世風靡セピア」の一員としてデビュー。88年TVドラマ「とんぼ」に出演し一躍脚光を浴びる。90年、東映Vシネマ「ネオチンピラ・鉄砲玉ぴゅ~」が大ヒット、「とられてたまるか!」「ろくでなし」「修羅がゆく」「借王<シャッキング>」とヒットシリーズを生み、“Vシネマの帝王”と呼ばれる。近年の主な映画出演作は、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した『ゼブラーマン』(04)、『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(10)、『銀の匙』『25 NIJYU-GO』(14)など。品川監督作品には『ドロップ』(09)、『サンブンノイチ』(14)に出演。