OKStars Vol.470 ロックバンド KANA-BOON

OKStars Vol.470は2015年8月7日公開の映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』主題歌「ダイバー」を担当したKANA-BOONのメンバー皆さんへのインタビューをお送りします!

Q 「NARUTO -ナルト-」という作品自体への思い入れはいかがだったでしょうか?

A谷口鮪子どもの頃から読み続けている漫画ですし、アニメもずっと観ていました。高校の頃は「週刊少年ジャンプ」の連載をメンバーで回し読みしていました。

Q TVシリーズ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」でオープニングの「シルエット」を担当したときはどう感じたのでしょう?

A谷口鮪めちゃくちゃ嬉しかったです。バンドを始めた高校の頃からメンバー同士でアニメ主題歌をやりたいと言っていたし、デビューするときも「主題歌をやりたいです」と言っていたので、ついに来たかと嬉しかったです。初めて僕らの曲が流れる回はみんなで観ました。

Q では『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』についての印象は?

A『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』小泉貴裕まさか子どもが!と思いました。

谷口鮪そうきたか!と思いました。どうなるのかすごく楽しみだと感じました。

Q 今回の主題歌についてはどのタイミングでお話があったのでしょう?

A谷口鮪企画が始まったばかりの時期だと思います。「シルエット」もずいぶんと好評で原作者の岸本さんにも聴いていただいて「今回はぜひKANA-BOONで」と言ってもらえたので、数年分の感動を味わいました。

小泉貴裕先生にそう言ってもらえたあの日は忘れられないですね。

Q 主題歌「ダイバー」は映画の要素をどのくらい取り入れて作ることができたのでしょう。

A谷口鮪脚本をいただいていたので、映画の内容は全員知ることができたので、それを基にスタジオに入りました。普段からセッションで曲を作り上げていくので、基本的なやり方は今まで通りでした。普段は日常生活の延長のような感覚でちょっと弾いたものを元にしてみんなでまとめていくのですが、「シルエット」の時と今回の「ダイバー」はいつもより集中度合いがだいぶ違いました。

古賀隼斗作り方自体はいつも通りですが、仕事モードというか、普段のアットホームな雰囲気よりはみんな余分な口数は少なかったですね。

Q 映画の要素の入れ方などで、今までと完成した楽曲の違いはありましたか。

A谷口鮪曲を作る段階でも、各々が脚本を読んでいたので自然とこの映画にはこういうものがいいんじゃないか、というものを持ち寄ることができていたと思います。曲もすらっとできたので、みんな思うことは一緒だったのかなと思います。作詞の段階で主人公のボルトと同じ目線で彼の気持ちになって書いたところはあります。もちろん、僕らの心情や、僕らのこれまでの歩みから作品と共通する気持ちも入れたので、ボルトの気持ちでもあるし、僕らの足跡でもあると思います。

Q どんな風に映画の中で使われてほしいですか。

A『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』古賀隼斗エンドロールで流れるのは作っている時から想像できました。

谷口鮪多分僕らがイメージした通りの使われ方になると思います。絶対泣く思います(笑)。

飯田祐馬「ダイバー」が使われている予告編からすごく良いんです。曲の入り方とか僕らが感じていることと同じ感性で作ってくれている気がしていて、曲の良さも理解していただいているなあと思います。僕は声に出して泣くと思います(笑)

小泉貴裕嗚咽を通り越して(笑)。

谷口鮪ひときわ大きな声で泣く4人がいたら僕らです(笑)。

Q KANA-BOONご自身は、ここ1年を振り返るといかがでしょう。

A谷口鮪この1年はいろいろな出来事があって、今の自分たちを大きく位置づけていると思います。とくに日本武道館公演、大阪城ホール公演が印象的でした。今までとは空気感が違うライヴだったので、あのステージを経て身についた自信や、やる意義というものはこれからの自分たちへの大きなターニングポイントだったと思います。大きな会場ということで面白かったし、客席の見え方も違いました。いつものライヴ以上の想像を超える光景でした。

Q 今後はどんなふうになっていきたいですか。

A谷口鮪一貫して一番のバンドになりたいという思いはあります。そしてバンドとしても成熟していきたいとも思います。

Q ちなみに「NARUTO -ナルト-」は海外でもすごく人気がありますが、KANA-BOONは海外への興味は?

A谷口鮪僕はすごくあります。

飯田祐馬福士蒼汰さんが2か国語話せるという話をしていたら、鮪が「俺たちには音楽があるから言葉は要らない」って言った言葉にすごく納得できたので、僕も海外が見えました(笑)。

谷口鮪そうなると僕とどっちが格好いい?(笑)

飯田祐馬鮪やな(※即答でした!)。

谷口鮪ありがとう(笑)。「NARUTO -ナルト-」を通じて僕らのことを知ってくれた海外の人も多くて、なかには「シルエット」を外国の方がカバーしてくれている動画もあるので、もう国境を超えているんだと思いました。

Q 『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』の見どころとKANA-BOONの今後についてメッセージをお願いします。

A『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』小泉貴裕見どころは、キャラクターの心情や親子の関係がしっかり描かれているので、親子で観たらグッとくる部分がかなりあると思います。「ダイバー」は曲作りの時点から、言葉にしなくてもそれぞれの意見が音に出ている、本当にいい曲になったので、映画の終わりに聴くときっと泣けます。ぜひ聴いてほしいなと思います。

飯田祐馬「NARUTO -ナルト-」という作品があっての続編なのにひとつの作品として一から始まって、ちゃんと完結するので、「NARUTO -ナルト-」を知らない人にも楽しめる作品になっていると思います。「NARUTO -ナルト-」を観たことがない人もこれをきっかけにしても大丈夫ですし、映画っていいなと思いました。KANA-BOONとしては映画のCMなどでも「ダイバー」がかかっているので、ぜひ興味を持ってもらえたら、映画公開の2日前にCDが発売されますのでぜひ聴いてほしいです。カップリングも素晴らしい曲ができたと自分たちでも思いますので、手にとってほしいです。

谷口鮪「NARUTO -ナルト-」という作品自体が子どもの頃の感覚を呼び覚ましてくれる作品だと思います。今回はボルトというナルトの息子が主人公で、そういう少年心というものをより強く呼び覚ましてくれると思います。見応えもあるだろうし、岸本さんも親子で観てほしいとおっしゃっていますし、それにすごく頷ける内容になっています。「ダイバー」は『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』の主題歌の名に恥じない曲になったし、KANA-BOONとしての今の僕たちのすごくいいものを出すことができたので、ぜひ聴いてください。

古賀隼斗『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』は親子関係がすごく大事なところです。ナルトは仕事が忙しくてボルトになかなかかまってあげられないのですが、ボルトはわかっていてもかまってほしいと思っている、そういう親子の関係がうまく描写されています。親子で観に来て、子どもは親のことを理解したり、親も子どもにもっとかまってあげないと思わせるような、親子関係を見直すきっかけになればと思います。KANA-BOONとしては変わらないことが大事だと思っていて、ナルトは大人になっても根っこに持っている人情は変わっていないので、僕らもそういう変わっていない根っこの部分を感じてもらえたらと思います。

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■Information

7th Single「ダイバー」2015年8月5日発売

KANA-BOON「ダイバー」初回限定盤KANA-BOON「ダイバー」通常盤【初回生産限定盤】(CD+CDサイズ「ドデ缶バッジ」)【KSCL 2613-2614】1,500円(税別)
【通常盤】(CD) -初回仕様-・どうでもいいオマケ007封入 【KSCL 2615】1,165円(税別)

収録曲:1. ダイバー、2. スパイラル、3. 街色

『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』

『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』2015年8月7日(土)全国東宝系にてロードショー

うずまきボルト:三瓶由布子
うちはサラダ:菊池こころ
うずまきナルト:竹内順子
うちはサスケ:杉山紀彰
ミツキ:木島隆一
山中いのじん:阿部 敦
奈良シカダイ:小野賢章
うずまきヒマワリ:早見沙織
モモシキ:浪川大輔
キンシキ:安元洋貴

脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮:岸本 斉史(「NARUTO-ナルト-」集英社ジャンプコミックス刊)
監督:山下 宏幸
キャラクターデザイン:西尾 鉄也、鈴木 博文
主題歌:「ダイバー」KANA-BOON(キューンミュージック)
www.boruto-movie.com
配給:東宝

© 岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ
© 劇場版BORUTO製作委員会 2015


■Profile

KANA-BOON

KANA-BOON

谷口鮪(Vo./Gt.)、古賀隼斗 (Gt./Cho.)、飯田祐馬(Ba./Cho.)、小泉貴裕(Dr.)の大阪・堺出身の4人組ロックバンド。2012年4月、キューン20イヤーズオーディションにて4,000組の応募者の中から見事優勝し、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのオープニングアクトを務めたことで話題に。2013年4月、初の全国流通盤「僕がCDを出したら」をリリース。全国各地のフェスへ出演し、入場規制、満員御礼を記録。ライブシーンの台風の目となる。同年9月、シングル「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビュー。そして、10月には、1stフルアルバム『DOPPEL』をリリース。オリコンウィークリーランキング初登場3位、タワーレコード全店ウィークリーチャート 1位を記録。
2014年2月、2ndシングル「結晶星」、5月には3rdシングル「フルドライブ」をリリース。同5月からスタートした自身初となる全国ワンマンツアーも、追加公演含め全公演即日SOLD OUT。 8月27日に4thシングル「生きてゆく」をリリース。8月30日には地元・大阪にて、初の野外ワンマンライブを開催、16,320人を動員した。11月26日には、テレビ東京系アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」オープニングテーマとして起用された5thシングル「シルエット」と初の映像作品となるLIVE DVDを同時リリース。
2015年1月、2ndアルバム『TIME』をリリース。シングル「結晶星」、「フルドライブ」、「生きてゆく」「シルエット」4曲を含む全12曲入り。オリコンウィークリーチャート4位、タワーレコード全店ウィークリーチャート1位を記録。3月18日には初のCLIP集をリリース。3月の大阪・東京でのアリーナワンマン公演、4月からの全国ワンマンツアーも全公演即日SOLD OUT。 5月13日に、資生堂「アネッサ」CMソングに起用された6thシングル「なんでもねだり」をリリース。 オリコンウィークリーチャート9位を獲得。
中毒性高く耳から離れない楽曲と、圧倒的なコミュニケーション能力で駆け抜けるライブパフォーマンスは必見。
http://www.kanaboon.com/