OKStars Vol.494 女優 永野芽郁

OKStars Vol.494は映画『俺物語!!』(2015年10月31日公開)のヒロイン大和凛子役を演じた永野芽郁さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作についてはどんな印象を持っていたでしょうか。

A永野芽郁読んでみた最初の印象は、衝撃がすごすぎて(笑)めったにいない主人公だと思いました。凛子とイケメンな砂川くんのお話だったら少女漫画にあるのかなと思いますが、猛男くんと凛子の話に「そっちか!」と思いました。

Q オーディションで役を掴まれたとのことで、その時のことをお聞かせください。

A『俺物語!!』永野芽郁オーディションでは、助監督の方が猛男役をされて、自分が考えてきた凛子になって猛男くんの格好良いところを説明する、という劇中にも出てくるシーンを演じました。私のお芝居を見て皆さんがゲラゲラと笑ってくださって、私自身はどうしてそんなに笑われているんだろうという気持ちでしたが(笑)。でもそれが良かったようで、凛子役に選んでいただきました。

Q 演じられた大和凛子のキャラクターをどう捉えましたか。

A永野芽郁最初は女子からはなかなか好かれないのかな?というイメージがありました。フワフワしていて天然で、可愛らしいところがぶりっ子しているようにも見えちゃうのかなと思って。でも、台本や原作を読んでいくうちに凛子は自分をちゃんと持っているし、猛男くんのことを悪く言っている子には「そんなことはない」と言える、芯の強さがある女の子だと思いました。

Q 永野さんと凛子の共通点と、ここは違うかなというところは?

A永野芽郁誰かが何かを言っても自分が違うと思っていたらはっきりそう言えるところは似ていると思います。でも、私は甘いものが苦手で、お菓子作りはめったにしないですね(笑)。今回、現場でスイーツの先生が丁寧に教えてくださったので、最近はお菓子作りが楽しいなと思えるようになりました。

Q 鈴木亮平さんの演じた猛男を最初に見た時はいかがだったでしょう。

A『俺物語!!』永野芽郁“完全装備”の亮平さんに会ったのはクランクイン当日で、坂口さんと私が先にロケ地の公園で待っていました。そこへ亮平さんが猛男くんのように鞄を肩のところに持って風を切るように歩いてこられたときは、違和感は一切なく本当に猛男くんが来た!!と思いました。坂口さんも「これはヤバイね(笑)」と言っていました。

Q 鈴木亮平さん、坂口健太郎さんとの共演についてはいかがでしたか。

A永野芽郁カメラが回る前から亮平さんも坂口さんもずっと役の雰囲気を保ちつつ一緒にお話をしてくださったので、カメラが回ったから急に凛子にならないといけないと焦ることはほとんどなかったです。撮影2日目あたりまでは緊張していましたが、おふたりが緊張を取り払ってくださったので、無理して猛男くんのことを好きになろうと思うこともなく、撮影が進むにつれて私自身どんどん猛男を好きになっていったので、演じやすかったです。

Q 撮影を通じて、ご自分で気に入っているシーンは?

A『俺物語!!』永野芽郁火事のシーンです。猛男くんが自分の体を傷つけてまで、みんなを助けるために頑張っている姿をみて、凛子としても永野芽郁としても涙を堪えるのが本当に大変で。
凛子が猛男くんを助けるために火の中に戻るシーンがあるんです。凛子の力じゃ到底どうにもならないのに、猛男くんに大丈夫だよって思いを込めて笑いかけるんです。その笑顔を見て頑張れちゃう猛男くん。二人の芯の強さや温かさ、優しさがすごく伝わる大好きなシーンです。

Q 撮影で大変だったり悩んだところはありましたか?

A永野芽郁凛子の嫌味のない自然な可愛らしさを出すには本当に悩みました。猛男くんのこととなると勘違いをしやすかったり、一直線になりすぎてしまうところがあったり。そこを表現するのは難しかったんですが、自分なりに感じたことを監督に相談し、少しでも凛子に近づけるように意識していましたし、現場で迷った時は、亮平さんや坂口さんにも相談してアドバイスをもらっていました!
みなさんに導いていただき自然と凛子らしさを表現できたと思います。

Q ロケ全般についてはいかがだったでしょう。

A『俺物語!!』永野芽郁撮影は全て仙台でした。共演者の皆さんと一緒にご飯に行けたりもするのも楽しかったです。過ごしやすい気候で、雨が降ることもほとんどなかったし、降っても本番前には止んでくれたので本当に良かったです。撮影中に家に帰ると大和凛子から永野芽郁に戻ってしまう瞬間がありますが、仙台のホテルに戻っても凛子のままでいられたので、仙台でのロケはそういう意味でもすごくありがたかったです。

Q 今回の撮影を通じて一番「ありがとう」を言いたいことは?

A永野芽郁全てに感謝していますが、やっぱり監督、亮平さん、坂口さんに「ありがとうございます」と言いたいですね。自分一人ではできなかったお芝居をすっと引っ張ってくださって、ちゃんと凛子になれたことに感謝しています。

Q 永野芽郁さんからOKWaveユーザーにメッセージをお願いします。

A永野芽郁私はこれまで恋愛に対して何かを思うことはとくになかったのですけど、完成した『俺物語!!』を観て純粋に恋をしたいなと思いました。笑って観ていても、猛男はこんな気持ちだったんだと気づくと、「がんばって!」という気持ちで泣けるし、キュンキュンできる作品です。友達や家族と映画館に観に行って、観終わったら感想を言い合っていただけたら一番嬉しいです。

Q永野芽郁さんからOKWaveユーザーに質問!

永野芽郁私は映画をひとりで観に行くことが多いのですが、皆さんは誰と観に行くことが多いですか?

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■Information

『俺物語!!』

『俺物語!!』2015年10月31日(土)公開

剛田猛男は高校1年生。全く高校生に見えない顔面と巨体を持ち、豪傑・硬派なまさに日本男子。いかつい風貌と不器用さで女子から恐れられているが、情に厚くいつ何時も人助けをする包容力で男子からの信頼はアツい!これまで好きになった女子はみんな、猛男の隣家に住む超イケメン・砂川誠を好きになった。猛男も砂川を素晴らしい男だと認めているので、そうなると仕方がないと思っている。タイプは違えど、猛男と砂川は親友なのだ。
ある日、猛男と砂川は危機に遭っていた女子高生・大和凛子を救い、猛男は大和に一目惚れしてしまう。
再び3人で会うことになったある日、ふとした大和の仕草で「大和は砂川のことが好きなのだ」と猛男は気づく。落ち込みながらも大和のために一肌脱ぐことを決心し、仲を取り持とうとする切ない猛男だが…。
大好きな大和のために奔走する、猛男の一途な恋の行方は?一方、同じく一途な大和は?砂川は親友・猛男のためにどう動くのか!?大切な人のことを第一に思うそれぞれの真心が、感動を呼ぶクライマックスへ!

出演:鈴木亮平 永野芽郁 坂口健太郎 寺脇康文 鈴木砂羽
原作:「俺物語!!」(作画:アルコ、原作:河原和音)集英社「別冊マーガレット」連載
監督:河合勇人
配給:東宝
公式サイト:http://ore-movie.jp/

(C)アルコ・河原和音/集英社 (C)2015映画『俺物語!!』製作委員会


■Profile

永野芽郁

永野芽郁1999年9月24日生まれ、東京都出身。
ファッション誌「ニコ☆プチ」でモデルとして活動後、13年より「ニコラ」でレギュラーモデルを務める。モデル業の一方で、映画『私の優しくない先輩』『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』(ともに10年)、『るろうに剣心』(12年)に出演。13年にはNHK大河ドラマ「八重の桜」に出演を果たした。その後もTVドラマ「東京にオリンピックを呼んだ男」(14年)「テディ―・ゴー」(15年)、映画『ガチバンULTRA MAX』(14年)、『繕い裁つ人』(15年)に出演するなど、モデル業の一方でドラマ、映画でもマルチな才能を発揮し、活躍の場を広げている。

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