Netflixオリジナルドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』来日記者会見の模様をお送りします。
■登壇者
クリステン・リッター、レイチェル・テイラー
>クリステン・リッター&レイチェル・テイラー インタビュー!
Q 出演が決定した時にはプレッシャーなどありましたか。
Aクリステン・リッタープレッシャーは間違いなくありました。何と言ってもマーベルはスーパーブランドですし、Netflixも今最も高い品質の作品を手がけているので、そこの作品の仕事をしたいと思っていました。今回、毎日100%コミットして仕事をする場を与えられて、インスピレーションが得られましたし、毎日私を選んで良かったなと思ってもらえるようにしたいと思いました。
レイチェル・テイラー私もプレッシャーを感じていました。マーベルが素晴らしいなと思うのは、ファンの声に耳を傾けて、本当にファンのことを大切にしながら作品を作っているところです。私の演じているトリシュ・ウォーカーは、パトリシア“パッツィ”・ウォーカーというマーベルコミックスでも最も古く、かつ愛されているキャラクターが融合しているキャラクターです。ファンの方々にとってガッカリさせない演技というものを心がけました。
Q キャスティングされた理由は聞かれていますか?
Aクリステン・リッターこのジェシカ・ジョーンズ役のオーディションは決まるまで4、5回受けています。決まった後に言われたのはシリアスなドラマとコメディも演じられるから、とのことでした。
レイチェル・テイラー自分では全然わからないです。
クリステン・リッター私、知ってる(笑)
レイチェル・テイラーでも観ていただくとわかりますが、ジェシカとトリシュの間にはとても良いケミストリーが出ていると思います。クリステンが先にキャスティングされて、合いそうな役者を選んでいるのでしょうけど、クリステンと私とは最初からウマが合って、今でも友達なので、クリステンが選ばれていて良かったです。
クリステン・リッター私は、「666 パーク・アベニュー NYの悪夢」という作品ですごくかわいかったから、と聞きました。
Q アクションシーンも多かったですが、撮影で難しかったところは?
Aクリステン・リッターアクション周りのスタントはとても楽しかったです。撮影前にちゃんと動けるようにトレーニングをして臨みました。役者人生でこんなアクションを演じるのは初めてでした。細かく動きが決められていて安全に撮影は進みましたけど、何人かは本当に殴ってしまいました。その人たちには「ごめんなさい」とウイスキーのボトルを贈りました(笑)。
レイチェル・テイラー私が演じているキャラクターはスーパーヒーローではありませんが、人を救いたいと考えている役柄です。この作品に関わったことで身体は人生で一番鍛えられています。クラヴマガやマーシャルアーツなど、いろんな格闘技を学びましたが、思っていたよりも良くできました。
Q 作品の見どころについてお聞かせください。
Aクリステン・リッター『ジェシカ・ジョーンズ』はTVで観たことがないようなとてもユニークなシリーズです。マーベル初のサイコスリラーでもあるし、クライム・エンターテインメントです。ジェシカはかつてはスーパーヒーローだったけれど、トラウマを抱えていて、それを乗り越えようとしながら今はNYで探偵業をしているキャラクターです。
レイチェル・テイラー私自身、『ジェシカ・ジョーンズ』に参加できてとてもワクワクしています。このシリーズは、マーベルもNetflixも恐れを知らずにビジョンを形にできたなと思います。タイトルのジェシカ・ジョーンズをクリステンが見事に演じきっています。それぞれの、とくに女性のキャラクターが複雑で深みがあるので、そういったところを楽しみにしていただければと思います。
Q 『ジェシカ・ジョーンズ』の女性が楽しめるポイントをお聞かせください。
Aクリステン・リッター女性の皆さんも観ていてワクワクする作品だと思います。私もTVが大好きですけど、自分が出演していて言うのも何ですけど、観ていて釘付けになります(笑)。ジェシカはタフで、内なる強さもあります。時には脆くて、ユーモアもあって、人のために立ち上がり、戦うことができるキャラクターです。英語で“kick ass”と言いますけど、相手をこてんぱんにやっつけてしまうこともできるジェシカですが、ヒールを履いてはしないところも面白いところだと思います。
レイチェル・テイラー主役は女性ですが、男女問わず楽しめる作品です。キャラクターは皆、一言で言い切れるキャラクターではありません。とても深みがあるし、決して完璧でもない。そういうところが新鮮だと思います。私自身も惹かれたのが、ジェシカとトリシュの友情の部分です。これも完璧なものではなくて、とても複雑な関係性ですけど、そこがリアルだし人間的です。マーベルの素晴らしいところは、スーパーヒーローものであっても、衣装や造形ではなく、その中にある人物に焦点が当てられているところです。この『ジェシカ・ジョーンズ』はリアルだし、皆さんの心に響く作品だと思います。
Q クリステンさんは雑誌「オリーブ」のモデルをされていたそうですね。当時と今の日本の印象は?
Aクリステン・リッター日本は本当に大好きです。実は初めて飛行機に乗ったのが東京に来るためでした。当時はエコノミーで、しかも通路側と窓側の間の席でした(笑)。モデルとして幾つかの雑誌に出させてもらっていました。今回は『ジェシカ・ジョーンズ』という自分の作品を友人でもあるレイチェルと一緒に日本の皆さんに紹介するために来ることができてとても嬉しいです。明日は観光に行く予定で、お寿司も食べたいです(笑)。
レイチェル・テイラー以前東京に滞在したことがあります。日本の伝統的な朝食をアメリカでも食べたいと思っています。前回日本に来た時には富士山に登って雄大な景色が素晴らしかったけれど、カメラを無くしてしまった思い出もあります。また富士山にも行きたいと思っています。
Q もし特殊能力を持てたら何がいいですか?
Aクリステン・リッター何でもいいのならジェシカと同じ能力です。使い方もよく分かっていますし。跳躍力と超人的な力を持っているので、一番いい能力だと思います。
レイチェル・テイラーこの質問が興味深いのは、『ジェシカ・ジョーンズ』はその超人的な能力が人にとって大きなギフトにも呪いにもなるということを掘り下げた作品だからです。何でもいいのなら、この作品の悪役キルグレイブの能力を持ちたいです。
クリステン・リッター私も!
レイチェル・テイラー邪悪な欲望ではなく、良いことのためにキルグレイブのマインドコントロールの力を使いたいと思います(笑)。
>クリステン・リッター&レイチェル・テイラー インタビュー!
■Information
『ジェシカ・ジョーンズ』
ニューヨークのヘルズ・キッチン、私立探偵ジェシカは心を閉ざして孤独に生きる元スーパーヒーロー。過去のトラウマを引きずり、人との接触を極力断って暮らしていた。しかし、悪の元凶キルグレイブと再び対峙することによって日々は一変。忘れようとしていた過去と向き合い、悪を倒すため難事件に挑むことになる。
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