OKWAVE Stars Vol.526は『夢の劇 -ドリーム・プレイ-』(2016年4月12日~)に主演の早見あかりさんへのインタビューをお送りします。
また製作発表の模様もお送りします。
Q 『夢の劇 -ドリーム・プレイ-』主演のお話が来た時はどのように感じましたか。
A早見あかり最初に出演の話が来た時にオーディションではなく指名だと聞いてびっくりしました。それで台本を読んだら全然分からない(笑)。まだディスカッション等もしていないのでそこからまだ1ミリも前に進んでいない状態です。
Q 台本の印象をお聞かせください。
A早見あかり確かに難しいのですけど、人間の会話なので、それが脈絡もなくつながっていくから難しく感じるのだろう、と白井晃さんや長塚圭史さんが仰っていて、たしかにそう言われてみるとそうかもしれないと思いました。一つのものだと思って読むとよく分からないですけど、ちょっとずつ分けていくと、神・インドラの娘と人間界の人々との会話があって、人間の醜さや汚さが垣間見えるというのは、普段生きている中で感じることとそんなに変わらないと思うので、難しすぎるものでもないのかなと、ちょっとだけ救われました。
Q インドラの娘、という役柄をどう捉えていますか。
A早見あかり何も知らない子、と捉えています。普段いる場所からいきなり神であるお父さんに言われるまま、知らない所に放り込まれます。人間界に降り立ってからの冒険の日々は、いろいろな人たちを見ての発見の毎日なんだと思います。私自身、舞台が初めてで、毎日が発見の日々になっていくと思うので、神の子だからこうやりたい、というよりは真っ白でいたいと思います。
Q 稽古が始まるまでに準備をすることなどはありますか。
A早見あかり何も分からないのでどうしよう、という気持ちです。もちろん台本を読んで役を自分の頭の中には入れてはいきますが、舞台の稽古がどういうものなのか全く想像できないので、舞台の稽古着は買った方が良いのかな、というようなところにいます(笑)。どうなっていくのだろう、という気持ちですね。
Q 共演の方々についてお聞かせください。
A早見あかり江口のりこさんとは共演させていただいていますけど、他の方は皆さん初めてです。舞台はやらず嫌いなところがあって、観てもいなかったので、白井さんも長塚さんも映像の仕事のイメージだけでした。「初の舞台が白井さんの演出、長塚さんの脚本、共演者の方々もすごい座組みで幸せだね」と周りの人に言われる反面、「大変だね」とも言われるのですが、その大変さの意味もあまり分かっていませんでした。今日記者会見に出て、「逃げ場のない日々」と森山開次さんが仰っていて、すごい表現だと思いましたが、どうにか乗り越えたいとも思いました(笑)。
Q 今回の出演で楽しみにしているところをお聞かせください。
A早見あかりまだ分からないので楽しさを見つけられたらいいなと思っています。会見で「難解な作品だけど、どう面白くできるのかが楽しみだ」と他の皆さんが仰っていたので、私もどこまで行けるのかが楽しみです。それと、舞台に対するイメージが自分の中でどう変わっていくのかは気になるところです。舞台はやったこともないのに苦手意識が強くて、今回出演を決めた理由を聞かれてもはっきりと答えられないくらいですが、出演が発表されて、自分の発した言葉がニュースになって、記者会見も行われたので、怖がっていても本番はやってくるのでもう「やるしかない」、この言葉に尽きると思います。稽古で自分がどう過ごすかで本番の向かい方も変わってくるので、皆さんに支えていただきながら頑張りたいと思います。
Q タイトルにもある「夢」という言葉にはどんなイメージがありますか。
A早見あかり寝ている時に見る夢も、目標のような夢も、「夢」という言葉はどちらも遠いイメージです。「目標」は着実に進む先にある地道なものですけど、「夢」となると、“私、ジャンボジェット買いたい”みたいな遠いところのものですね。
Q 何か「夢」にまつわる印象深い出来事などありましたか。
A早見あかり疲れている時に見る夢が子どもの頃から変わらなくて、黒い影に家族が襲われるんです。それが自分のところに迫ってきてパッと目が覚める、という夢をよく見ます。何か闇を持っているんでしょうね(笑)。
Q 早見あかりさんからOKWAVEユーザーにメッセージをお願いします。
A早見あかりやるしかないというところまで来ているので、初めてのチャレンジで不安も大きいですけど、今日の会見で共演者の皆さんともお会いして、ワクワクする気持ちも増えてきたので、皆さんと良い舞台を作れたらと思っています。それは自分の頑張り次第だと思うので、気合を入れて乗り切りたいと思います。早見あかりの初舞台がどんなものかな、という気持ちでいいので、ぜひ劇場に観に来てください。
■Information
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『夢の劇 -ドリーム・プレイ-』
神インドラの娘アグネスが地球へ降り立ち、そこで様々な人々に出会い、それぞれの暮らしを経験して、再び天空=神の世界へ戻っていく過程を描く。地上に降り立ったアグネスは恋人を待ち続ける士官、自分が扱った犯罪・悪行を反映して苦悶に満ちている弁護士等、苦難に満ちた人間たちと出会い、人間の存在の痛みを経験する。それぞれの場面は、“夢”の断片をつなぎ合わせたような構成になっており、インドラ神の娘が天空に戻るさまは、まさに、人が“夢”から目覚める合図のようにも見える。
原作:ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ
構成・演出:白井晃
台本:長塚圭史
振付:森山開次
出演:早見あかり 田中圭 江口のりこ 玉置玲央 那須佐代子 森山開次/
山崎一 長塚圭史 白井晃 ほか
2016年4月12日(火)~30日(土)KAAT神奈川芸術劇場<ホール内特設ステージ>
※4月12日(火)・13日(水)はプレビュー公演
チケット料金(全席指定・税込):
・プレビュー公演(4月12日・13日)一般7,500円、U24チケット(24歳以下)3,750円、高校生以下割引(高校生以下)1,000円、シルバー割引(満65歳以上)7,000円
・本公演(4月15日~30日)一般8,500円、U24チケット(24歳以下)4,250円、高校生以下割引(高校生以下)1,000円、シルバー割引(満65歳以上)8,000円
※U24チケット(24歳以下)、高校生以下、シルバー割引(満65歳以上)はチケットかながわの電話・窓口で前売のみ取扱い(枚数限定)
※未就学児入場不可
チケットかながわ
http://www.kaat.jp/
0570-015-415(10:00~18:00)
窓口:KAAT神奈川芸術劇場2F(10:00~18:00)
2016年5月4日(水・祝)、5日(木・祝)まつもと市民芸術館 実験劇場
チケット一般発売:2016年2月13日(土)発売
チケット料金(全席指定・税込):一般5,500円、U-25 3,500円(要年齢確認証提示)
※未就学児入場不可
お問合せ:まつもと市民芸術館 0263-33-3800
2016年5月14日(土)、15日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
チケット料金(全席指定・税込):1階8,500円、2階4,500円
お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10:00~17:00、月曜休 ※祝日の場合翌日)
※未就学児入場不可
公式サイト:http://www.yumenogeki.jp
■Profile
早見あかり
1995年3月17日生まれ、東京都出身。A型。
2011年、ももいろクローバーのサブリーダーを経て女優に転身、映画『百瀬、こっち向いて』、『忘れないと誓った僕がいた』主演、ドラマ「ラーメン大好き小泉さん」主演など、話題作に出演。14年、NHK連続テレビ小説「マッサン」でマッサンの妹役を演じ、一躍注目を集める。15年秋には人気ドラマ「MOZU」のスピンオフドラマ「大杉探偵事務所」、NHK「東京ウエストサイド物語」(主演)に出演。16年1月よりNHK木曜時代劇「ちかえもん」に出演中。本作で本格的な舞台に初挑戦・初主演となる。
http://official.stardust.co.jp/akari/