Vol.529-2 「アニー」制作発表&囲み取材

ミュージカル「アニー」制作発表&囲み取材レポートをお送りします!

>Vol.529 野呂佳代さんインタビュー

■登壇者(敬称略)
アニー役:河内桃子、池田葵、大人キャスト:三田村邦彦、木村花代、大口兼悟、野呂佳代、遼河はるひ、子供キャスト(スマイル組、トゥモロー組)

Q アニー役のおふたりからご挨拶をどうぞ。

A河内桃子本当に嬉しくてこれからどうなっていくのかワクワクです。天真爛漫ですごく前向きなアニーをやりたいと思います。

池田葵アニーの衣装を着て段々と実感が湧いてきました。これからお稽古を頑張りたいと思います。すごく前向きで周りの人を明るくできるアニーができたらいいと思います。

Q 大人キャストの皆さんからご挨拶をお願いします。

A三田村邦彦ウォーバックスを演じます。3年目ですけれどいつも新鮮な気持ちでやらせていただいて、とにかく台本が、作品が素晴らしいので、僕たちが何もしなくても観に来てくれる皆さんに感動してもらえると思います。宝塚出身、劇団四季出身といらっしゃるので歌はプレッシャーです(苦笑)。ボイストレーニングは劇団にいた頃からやっているんですけどやり方が悪いのか進歩していなかったのが、ここ2年は成長しているなと自分でも思っています。こういういい作品に巡り会えることはなかなか少ないですけれど、この「アニー」は毎回新しい発見が稽古、本番であります。「同じ芝居をして飽きないの?」と言われることもありますが、全く飽きません。毎回新しい挑戦があるし、毎回新しい気持ちになれます。今回唯一不安なのは、河内桃子ちゃんは僕の母親役を演じた女優の河内桃子さんと同じ名前なので、何だかお母さんが小さくなってしまったような感覚でドギマギしてしまうんです。つい「お母さん」と呼んでしまいそうなのを我慢しているんです。

木村花代昨年に続いてのグレース役で、子どもたちと過ごした春と夏の半年は私にとって宝物の1年でした。今年も新しい子どもたちと、宝物のような1年にしたいです。私もミュージカルにたくさん出させていただいていますが、本当にここまで作り上げられて完成しているレベルの高いミュージカルには早々お目にかかることができないので、今年も子どもたちと一緒に素晴らしい作品に作り上げていきたいです。
グレース役は、アニーがシンデレラ・ストーリーをたどっていくキーパーソンとなります。そこでどういう風にアニーとコンタクトを取ってアニーを導いていくか、三田村さんと一緒に作っていけたらいいなと思います。

大口兼悟ルースター役を演じます。昨年の「アニー」を観て感動して、この素敵な作品に参加できて感動しています。お子さんがいる舞台は初めてです。自分は7、8割は悪い役を演じて生活していまして(苦笑)、そのまま作り上げていけば素晴らしいルースターが作れるのではと思います。

野呂佳代リリー役を演じます。元AKB48という、こんなに絶好調な感じで過去の栄光に浸れる場は無いと感じました。存分に出していきたいと思います。初めてのミュージカルは木村花代さんとWキャストで出演させていただいて、ミュージカルってこんなに素晴らしいんだと思いましたが、そこから4年経ってまたミュージカルに出演できて嬉しいです。悪巧みをする役ということで、私はものすごくピュアなので役を作りこんで頑張ります(会場笑)。

遼河はるひミス・ハニガン役を演じます。初めて「アニー」を観たのは中学生の時で、自宅でオーディション番組を観て心打たれて舞台も観に行きました。小さな子どもたちが涙を流しながら演じているのが印象的で、宝塚に入ってからも番組や舞台を観て、こちらも励まされていました。ミュージカル出演は6年ぶりですが、ブランク前も男役でしたので、今回は初心に戻った初舞台の気持ちで演じたいと思います。悪役は宝塚時代から演じるのが大好きで、やりがいもあります。トコトン、子どもたちをいじめ抜きたいと思います(笑)。とはいえ、いじわるなだけではなく、孤独感と人間味のあるところがハニガンのキュートさだと思いますのでそんなところも出していきたいです。

Q アニー役おふたりの印象をお聞かせください。

A三田村邦彦葵ちゃんは以前の公演に参加していました。丁寧でおしとやかでお嬢様タイプという印象です。“お母さん”の方は…ニックネームはお母さんでいいですか?(笑)。桃子ちゃんがどんな子か段々知っていければ。毎年だいたい両極端な子を選んでいるので、おてんばタイプかなと思っています。

木村花代ふたりともまだ猫をかぶっているかな、という印象です。昨年のアニーの子たちは夏の公演の頃には心からアニーになっていましたので、きっと彼女たちもアニーの素晴らしさが自分の中に染みこんでどんどん素敵な女性になっていくと今から楽しみにしています。

大口兼悟後ろから見ていると双子のようにも見えますね。

野呂佳代私も「アニー」のドキュメンター番組を観ていて、子役の子たちのすごさを知っているので、ふたりとも先輩のようで敬語が止まりませんでした。この先も多分、敬語でしかお話できないと思います。

遼河はるひ私はハニガン役ということで、仲良くなりすぎて愛情が出てしまうのもどうかなと、今は子どもたちとの接し方で悩んでいるところです。

 

この後、登壇者全員で「トゥモロー」の歌が披露されました。
アニーおふたりへの囲み取材へ。

Q 大人キャストの印象はどうでしたか?

A河内桃子三田村さんともっとお話ししたいです。

池田葵とてもフレンドリーな方だと思います。

河内桃子遼河はるひさんはとても背が高くて、足も長いのに、足元を見たらぺたんこの靴だったのでとてもびっくりしました。怒られたらめっちゃ怖いと思います(会場笑)

池田葵背も高くて格好いいなと思いました。宝塚出身の方と共演したことがないのですごく楽しみです。

Q 自分ではオーディションで受かった理由は何だと思いますか?

A河内桃子そんなに緊張せずに最後まで歌も声もきれいに出せたからだと思います。

池田葵最後まで笑顔でいられたからだと思います。2014年のストリートチャイルド役の時は足を引っ張らないようにと思っていましたが、今回はアニー役なので、みんなをちゃんと引っ張っていかなくちゃ、という気持ちでいます。

 

ここで野呂佳代さんがアニーの衣装で登場しました。

Q アニーの衣装はいかがですか。

A「アニー」制作発表野呂佳代みんなに「似合ってるよ」と言われて出てきました。

河内桃子とても似合っていると思います。

池田葵私もそう思います!

 

フォトセッションの後、大人キャストも再登壇しました。

Q 先ほど「怖そう」と言われていました。

A遼河はるひ怖いだけではなく、キュートさも出せるように。それが今年の私が演じるハニガンの特徴にしていけたらと思います。

Q 本公演の意気込みをお聞かせください。

A木村花代まず子どもたちが全員変わりますので、また新しいアニーを作り出してくれると思います。同じ作品ですけど、毎回新しいカラーに生まれ変わっていくんじゃないかなと思います。その中で三田村さんが大黒柱としていてくださるので、私たちは安心して自由に暴れまくりたいと思います。グレースもとてもお茶目な性格だと思っているので、アニーと一緒にウォーバックスさんを困らせていけたらと思います。

大口兼悟僕はミュージカルはほぼ経験がないのでただただ付いていって頑張りたいと思います。

河内桃子大口さんはとても格好良くてどんなルースターになるのか楽しみです。

池田葵弟とTVで見ていた闇の皇帝・ゼットのイメージがあったので、どんなルースターになるのか私も楽しみです。

Q 三田村さんは髪の毛を剃って出演しているんですよね。

A三田村邦彦はい、ゲネプロの時に剃ります。剃った後は美容室に行かなくていいので楽ですけど、夜寝ている間に髪が生えてくるので寝づらいんです。あれは髪を剃った人にしか分からない苦しいところです。

Q では最後にメッセージをお願いします。

A河内桃子来てくれるお客様に元気を分けてあげられるようなアニーになりたいと思います。

池田葵明日からも頑張ろうと思ってもらえるように頑張りたいです。

野呂佳代元気になって生きていて楽しいと思ってもらえるように頑張りたいです。

木村花代アニーや子どもたちを心から愛して包み込めるようなエネルギーと優しさで劇場も包み込んでいきたいです。

遼河はるひ約6年ぶりのミュージカルですし、「アニー」という作品は一度出てみたい作品でしたので心をこめて頑張りたいと思います。

大口兼悟自分が観た感動を、自分も加わって、また感動を作り出せたらと思います。

三田村邦彦愛がたっぷりの本当に良い作品なのでぜひご覧になってください。
「アニー」制作発表

Q野呂佳代さんからOKWAVEユーザーに質問!

野呂佳代
夢を追っているうちに、現実に気づく時があると思いますが、前向きな諦め時っていつだと思いますか?

やりたいこととできることの見極めをどうしているのか、皆さんの考えを聞かせてください。

回答する

>Vol.529 野呂佳代さんインタビュー


■Information

丸美屋食品ミュージカル「アニー」

ミュージカル「アニー」

2016年4月23日(土)~5月9日(月)新国立劇場 中劇場

舞台は1933年のニューヨーク。世界大恐慌直後の街は、仕事も住む家もない人であふれていました。誰もが希望を失っているなか、11歳の女の子アニーだけは元気いっぱい。11年前、孤児院の前に置き去りにされたというのに、いつか両親が迎えに来ると信じて、逆境にひるむことなく前向きに生きています。
そんなある日、大富豪オリバー・ウォーバックスの秘書グレースに気に入られたアニーは、クリスマスの2週間をウォーバックスのもとで過ごすことに。明るいアニーに孤独な心をなぐさめられたウォーバックスは、アニーを養女にしたいと思うようになります。しかしアニーは、本当の両親と暮らすという夢をあきらめきれません。その強い気持ちに打たれたウォーバックスは、懸賞金をかけて彼女の両親を捜すことにします。
ところが、それを知った孤児院の院長ミス・ハニガンと弟ルースター、その恋人のリリーは、懸賞金目当てに悪だくみを始めて……。アニーの夢はかなうのでしょうか?

演出:ジョエル・ビショッフ

キャスト:河内桃子(こうちももこ)/池田葵(いけだあおい)
三田村邦彦、遼河はるひ、木村花代、大口兼悟、野呂佳代、園岡新太郎 ほか

全席指定:8,500円(税込)
◆アニーDAY:4月27日(水)13:00公演/17:00公演
ご観劇の皆さまに「アニーのくるくるウィッグ」他をもれなくプレゼント(入場チケット持参で当日のみ引き換え)
♥スマイルDAY:4月28日(木)13:00公演/17:00公演、全席指定:6,500円(税込)

キョードー東京:0570-550-799
公式サイト:http://www.ntv.co.jp/annie