Vol.578 声優 島本須美(『ちょびっとづかん』)

OKWAVE Stars Vol.578は2016年に10周年を迎えた『こびとづかん』のスピンアウトアニメ『ちょびっとづかん』に主演の島本須美さんへのインタビューをお送りします。

Q まずは『こびとづかん』そのものの印象をお聞かせください。

A島本須美あの世界観がすごく面白いと思いました。今回の『ちょびっとづかん』の話が出た際に、いろんな年代の方に聞いてみたところ、20歳前後の人たちはほとんどみんな知っていました。今年10周年ということで、いま10代の人たちが楽しんで育ってきたんだろうなと思います。これからの子どもたちが必ず通過点として知っている作品になるのだろうなと思いました。原作の世界観がとても面白かったです。子どもたちは『となりのトトロ』のススワタリを信じてたりしますが、それと同じで、草むらにいろんなこびとたちがいたら面白いだろうなと思います。

Q では今回の『ちょびっとづかん』の印象はいかがでしょう。

A「ちょびっとづかん」島本須美思った以上に親しみやすいかわいいキャラクターになっているので、“キモかわいい”こびとたちの“キモ”が取れた状態で、すごくかわいい、というのが第一印象です。映像を見た時は思った以上に速くて、セリフの量もすごく多くて、私が演じてきた作品の中でもこんなにずっと早口で話しているのはめずらしいし、高い声でずっと話しているのもめずらしいと思います。

Q キャラクターからどんな声にしようと思いましたか。

A島本須美演じたカクレモモジリは言いたいことをズバズバ言うキャラクターです。マツコ・デラックスさんのようなイメージ、ということでしたがマツコ・デラックスさんとかわいい声をどうミックスさせて、言いたいことは言うけど嫌味なくかわいく聞こえるようにするにはどうしようかと考えました。いざ始まったら監督からは「かわいい声でいい」ということで、実際に今日アフレコをやってキャラクターが完成しました。

Q マツコ・デラックスさんのようなキャラクターというのは?

A島本須美マツコさんは本音を言うことでみんなから共感されて愛されているような方ですので、カクレモモジリも同じようになればいいなと思います。

Q アフレコの様子も見させていただきましたが、とにかく速いですね。実際にアフレコをしてみていかがだったでしょうか。

A島本須美早口ですよね。元の台本から少し短くはなりましたがなるべく入れたいと思ってがんばりました。1本が2分以内に収まるような作品で、起承転結もあるので、ちゃんと「結」のところまでいくことができたと思います。一話一話、楽しんでいただけたらと思います。この先、どれだけキャラクターが広がっていくのか、ぜひ二役目もやってみたいとも思っています。

Q ほかの“ちょびっと”たちの印象はいかがでしょうか。

A島本須美みんなが個性を捉えてきていたので、それぞれのキャラクターに個性があって面白いなと思いました。個性がぶつかり合っているのがいいなと思います。関西弁の声には私もつられそうになります(笑)。カクレモモジリの他にナレーションもやっていますが、展開が早いのでついカクレモモジリの声でやってしまいそうです。これだけ早口で展開が早いと、アニメーションの作画の方も大変なんじゃないかと思います。

Q 作品への意気込みをお聞かせください。

A島本須美見る人にはあっという間だと思います。私はアドリブに燃えるタイプなので、台本に「ガヤ」と書いてあるところなど自分でいろいろ考えてきて採用されるようにがんばっているので、楽しいです。どこがそういうものかもぜひ探して観てください。

Q 島本須美さんからOKWAVEユーザーにメッセージをお願いします。

A島本須美『ちょびっとづかん』のテンポの良さを何よりも、そしてキャラクターたちの個性の強さを楽しんでください。そしてお気に入りのキャラクターを早く見つけてください。いいんですよ、カクレモモジリで(笑)。

Q島本須美さんからOKWAVEユーザーに質問!

島本須美『こびとづかん』と『ちょびっとづかん』のどちらが好きですか?
自分は誰のキャラクターに近いでしょう?

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なばたとしたか先生と島本須美さん(「こびとづかん」スピンオフ「ちょびっとづかん」)」」


■Information

【こびとづかん10周年企画】続々開催中

「こびとづかん」10周年「こびとづかん」は2006年に初めて出版された、なばたとしたかの絵本とその書籍シリーズ。
絵本の中で主人公の「ぼく」が出会った「こびと」は昆虫でも植物でも動物でもない不思議な生き物。突然冷蔵庫のモーターが鳴ったり、テレビがピシッと音がしたり、トイレットペーパーの角が三角に折られていたり…。
正体不明の不思議な出来事、それがもし「こびと」と呼ばれる生き物の仕業だとしたら。
大好評発売中の最新刊『こびと大図鑑』を含め、シリーズ6冊の累計は270万部を突破。全国で関連イベントが続々開催されるほか、各種グッズ、映画・DVDを含む映像作品、アプリなどマルチメディアに展開中。
2016年は10周年のメモリアルイヤーを迎え、アニメ化を含む、様々な「10周年企画」を開催中!

詳細:http://kobitos.com/

『ちょびっとづかん』

キッズステーション、TOKYO MX、テレビ金沢ほか放送

キャラクター原案:なばたとしたか
監督:カンザキジュン
脚本:安達元一(「がんばれ!おでんくん」「猫のダヤン」)
テーマソング担当:TEMPURA KIDZ
監修・協力:ロクリン社

http://kobitos.com/ja/anime/

© Toshitaka Nabata / ちょびっとづかん製作委員会


■Profile

島本須美

島本須美さん(「ちょびっとづかん」)高知県出身。フリー。
桐朋学園芸術短期大学卒業。劇団青年座に入団。その後、女優として様々な舞台などに立ちながら、声優としての活動も始める。日本を代表するアニメ映画・宮﨑駿監督の『風の谷のナウシカ』ナウシカ役、『ルパン三世カリオストロの城』のクラリス役をはじめ、TVアニメ「めぞん一刻」音無響子役、「小公女セーラ」セーラ・クルー役など多くのヒロインを演じる。清純な澄んだ声に定評があり、外画吹き替えではTV放送版『スターウォーズ』のレイア姫役など、誰もが知る名作に多数出演。