Vol.667 俳優 青木玄徳(映画『くらわんか!』)

OKWAVE Stars Vol.667は映画『くらわんか!』主演の青木玄徳さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作の台本を読んだ印象は?

A青木玄徳きれいな景色が浮かぶような、ハートフルな温かい映画だと思いました。演じた主人公、亮は少し暗いところはありますがハートフルなので、そういう感覚で演じました。こういう映画に出る機会はあまりないので、役者としての幅を広げる、という気持ちも持ちながら全力で取り組ませていただきました。

Q 役作りをどのようにしようと考えていましたか。

A青木玄徳亮は結構ネガティブな青年なので、表情だけではなく動きでも出せたらいいなといろいろ考えて演じました。

Q 人力車の車夫役ということで、実際に人力車を引いてみていかがでしたか。

A青木玄徳意外に軽いので、すっと動き出しますし、加速がつくんです。お客さんを乗せる手順がひとつひとつあるので、実際に車夫の方に教えていただいて練習もしましたし、結構苦労しました。
クランクイン前に僕も人力車に乗せてもらいましたが、実際の車夫さんはノリノリでした。むしろ接客業で、亮には向いていない仕事だと思いました。映画に出てくる他の車夫の方が現実に近くて、明るくてお客さんと会話するのが好きな人が多いです。映画の中で亮は「お前、やる気あるのか」と怒られますが、車夫の方からはそう見えるのだろうなと思います。

Q 枚方市でのロケはいかがでしたか。

A青木玄徳枚方市に行ったのは初めてです。枚方市資料館館長役の川崎麻世さんは枚方市の出身です。撮影には市長さんもいらして、劇中でエキストラもやっていただきました。市を挙げて協力してもらったので、枚方の皆さんにはとくに感謝しています。

Q 撮影エピソードをお聞かせください。

A青木玄徳タイトなスケジュールで、晴れてほしいところで雨が降って大変でした。でも、その大変だったことがいい思い出になっています。同じ車夫役の皆さんと現場で和気藹々と話をする機会もありましたし、ヒロイン役の岩田陽葵さんとも役の話ができました。この映画は展開的に「この後どうなる!?」というものではありませんが、主人公の成長物語であったり、いろいろな見方ができると思いますし、何より心温まってもらえたらいいなと思います。
この映画は石川二郎監督にこだわりがあって、作品のことがよく見えている印象だったので、自分の考えよりも監督が言ってくださることに合わせました。一箇所挙げるなら、亮がおばあちゃんとの思い出を語るシーンで泣いてしまうのは、僕自身はここで泣くのかなとも思いましたが、監督から「涙を流して」と言われて演じていいシーンになったと思います。コミカルなシーンも結構ありますが、そこも監督が先導して演出していただきました。

Q 長内美那子さんとの共演はいかがでしたか。

A青木玄徳現場で役の話もさせていただきましたが、「太陽にほえろ!」に出演されたお話も聞かせていただきました。石原裕次郎さんはいつも楽屋に窓から入ってきたそうです。長内さんが「何で窓から入ってくるんですか?」と聞いたら「足が長いからだよ」と答えたそうです(笑)。他にも松田優作さんが当時新人で、すごくがんばっていた、というお話を聞きましたが、優作さんががんばっている、という話自体がすごいなと、そんなすごい女優さんとご一緒できて良かったです。

Q この作品に関わって印象的だったことや新しい気づきなどはありますか。

A青木玄徳撮影は1年くらい前ですが、最近完成した作品を観て、ちょっと老けたなと(笑)。1年前の自分は若いなと感じました。それと撮影は夏で、普段暑いときに外にいることはあまりないので、夏って暑いんだなとあらためて感じました。普段から暑い中でも外で働いている、まさに車夫の方たちもそうですが、すごいなと思いました。演じた職業を通じて、他の職業のことも考える機会になりました。その車夫の仕事は楽しかったです。道路を何かを引いて走るような光景は全く無いですし、いい経験でした。でも坂道は上りも下りも大変ですし、知識がないと務まらないです。僕が乗せてもらった時は車夫の方からその地域についてのクイズも出されました。亮とは人柄が全然違いましたね。

Q OKWAVEユーザーにメッセージをお願いします。

A青木玄徳今回、今までに演じたことのない、優しくて暗い人物を演じさせていただいて、そこから学べることがたくさんありました。このジャンルのキャラクターを極めたいと思っているので、その一発目の貴重な作品となります。ぜひご覧いただければと思います。

Q青木玄徳さんからOKWAVEユーザーに質問!

青木玄徳1年後の僕はもっと老けているのでしょうか?若く見えるためにできる方法を教えてください。

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■Information

『くらわんか!』

2017年7月1日(土)~7日(金)渋谷ユーロライブにて公開
2017年8月1日(火)枚方市制70周年記念イベント プレミア上映

主人公・亮は浅草の車屋「小杉屋」で車夫のアルバイトをしながら小説家を目指している。無口でおとなしいのでなかなか客がとれず、車夫仲間からは落ちこぼれ扱いをされている。そんな亮の唯一の常連は上品な老夫人の多恵である。多恵は毎週決まった時間に亮の車に乗り、同じコースを回り、何故か同じカフェでお茶を飲むのだ。カフェの女主人ゆかりとアルバイトの小夜も不思議に思っている。
しかしある日を境に多恵が来なくなってしまう。心配になった亮はカフェのゆかりを訪ね、多恵の入院を知る。余り容態の良くない多恵の見舞いを重ねるうち、亮は多恵から大阪・枚方にいた頃の高校時代の初恋の話を聞く。「死ぬまでに一度は初恋の人に会いたいなぁ…」とつぶやいた多恵の思いを果たそうと亮は無鉄砲にも枚方に向かい初恋の人を探し始め、枚方の町を駆け回る。
七夕伝説、大阪市立高校、鍵屋資料館、いろいろなキーワードが絡み始め、何とか七夕の日までに見つけて多恵と会わせてあげたいという亮の思いは膨らんでいく。
一方経営の苦しい「小杉屋」のことを思った親方の娘・奈美は、亮の行動を美談化しツイッターで宣伝を始め話題となり始める。亮を浅草に連れ戻すべく車夫仲間の翔太、祐輔、晃一郎も枚方に入り4人の珍道中が始まる。大阪市立高校の教師・大岩や鍵屋資料館の館長・奥沢筆次郎の協力を得て枚方で知恵とアイデアを絞る4人。多恵の想いを伝えようと亮を追いかけるように小夜も枚方に向かう。果たして亮は多恵のために初恋の彼を見つけることができるのか…。

キャスト:青木玄徳 長内美那子 赤澤燈 伊﨑右典 岩田陽葵 山口岳彦 菊池勇輝 秋本奈緒美 川崎麻世
監督:石川二郎
配給:MIRAI

https://www.mirai-pictures-japan.jp/


■Profile

青木玄徳

2011年、ミュージカル「テニスの王子様 2ndシーズン」の氷帝学園・跡部景吾役でデビュー。「仮面ライダー鎧武/ガイム」の戦極凌馬役で大ブレイク。「牙狼<GARO>~闇を照らす者~」(13/TX)、映画『Mr.マックスマン』(15)、ミュージカル「リボンの騎士」(15)など多方面で活躍。主演を努めた「鎧武/ガイム外伝 仮面ライダーデューク/仮面ライダーナックル ロックシード版」(15)DVDはシリーズ初のオリコンDVDランキング首位を獲得。舞台「海峡の光」、「瞑るおおかみ黒き鴨」(主演)、「パタリロ」、映画『闇金ドックス3』『闇金ドックス5』(主演)、『コープスパーティー Book of Shadows』、『インターン!』、『Bros.マックスマン』『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』などに出演。

https://twitter.com/tsunenori_aoki