Vol.675 女優 織田梨沙(映画『STAR SAND ─星砂物語─』)

織田梨沙(映画『STAR SAND ─星砂物語─』)

OKWAVE Stars Vol.675は映画『STAR SAND ─星砂物語─』(2017年8月4日公開)主演の織田梨沙さんへのインタビューをお送りします。

Q 『STAR SAND ─星砂物語─』の印象をお聞かせください。

A織田梨沙戦争映画なのに戦わないことが平和だというテーマが新しいなと思いました。戦争のない時代に生まれたこともあって、深く考えたことはありませんでしたが、いい話だなと思いました。

Q 演じた洋海(ひろみ)をどう捉えましたか。

A映画『STAR SAND ─星砂物語─』織田梨沙普通の16歳の女の子ですけど、少女の部分も残っているし、芯が強くて、たくましい一人の女性なんだと思いました。
彼女ほど強くはないですが私も芯を持って生きているつもりなので、人に流されない、自分を大切にしているところは似ているかなと思いました。
洋海はアメリカ出身なので、戦争中にアメリカに住んでいた日系人が送られたカリフォルニアの強制収容所のことなどを、アメリカ人の方からお聞きして役作りに活かしました。

Q 伊江島での撮影はいかがでした。

A映画『STAR SAND ─星砂物語─』織田梨沙最高のロケーションでした。空気はきれいで空も広くきれいで、島の皆さんが優しかったです。洞窟も実際にあるニャティヤ洞で撮影しました。
言葉に表すのは難しいですが、衣装を着てメイクをして洋海として洞窟に入ると、やはり気持ちは変わりました。
洋海が食料を取りに行く建物は戦争の悲惨さを伝えるために残した公益質屋跡を使って撮影しています。

Q 監督の演出や共演者との芝居はいかがでしたか。

A織田梨沙監督からは「こうしてほしい」というよりも、「梨沙だったらどうする?」と聞かれることが多くて、私の考えを大切にしてくれて、みんなで練って作っていくようなスタイルでした。

Q 1年前に取材した際に英語を勉強中とお話ししていましたが、ボブ役のブランドンさんとの英語の会話での芝居はいかがでしたか。

A織田梨沙発音に気をつけると気持ちが散ってしまうので、まずはセンテンスを覚えました。日本語なら、雰囲気でも気持ちが作れますけど、英語はちゃんと覚えていないと難しかったです。ブランドンさんは日本語が話せないので、待ち時間は英語で少しお話ししました。監督は日本語が達者なので、言葉の心配はありませんでした。

※1年前のインタビューはこちら

Q 今回の撮影を通じて気づいたことなどはありましたか。

A織田梨沙今回は少人数のクルーで、短時間での集中した撮影でした。共演者もみんな仲が良くて、作品を一緒に作っていくことが楽しすぎるほどでした。私が思うことも話ができ、それに対して監督が「それはいいですね」と取り入れてくれたので、作品に対する考え方や意気込みが、言葉では言い表しにくいですけど変わりました。演じていて楽しかったです。

Q とくにどんなところを観てほしいですか。

A織田梨沙洋海が海でボブに星砂をあげるシーンです。ロマンチックだけどせつないシーンです。

Q 映画としては洋海のパートと、現代の東京の志保のパートが並行して進んでいきます。

A織田梨沙現代のパートには関わっていないので、撮影の様子は分かりませんでした。完成した作品を観る前は予想もできなかったです。興味深い作りになっていて良かったです。こうすることで戦争の時代だけを描くよりも身近に感じました。

Q 織田梨沙さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A織田梨沙なるべく多くの人に観てもらいたいです。監督や私たちが込めた平和への想いを少しでも感じ取ってほしいなと思います。戦争を題材に伝えていますけれど、たとえばイジメのような身近なことにもつながるメッセージがこめられています。気づいてもらえたらもう少し平和になれると思います。

Q織田梨沙さんからOKWAVEユーザーに質問!

織田梨沙撮影の時も、畑のシーンなどでは結構蚊に刺されてしまいましたし、今ちょっと外に出ただけでも5箇所くらい刺されて大変でした。もし蚊に刺されない方法があれば教えてほしいです。

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■Information

『STAR SAND ─星砂物語─』

2017年8月4日(金)より東京・ユーロライブ、8月5日(土)より横浜シネマ・ジャック&ベティにて公開、ほか順次公開

1945年の沖縄。戦火から遠く離れた小島に渡り暮らし始めた16歳の少女・洋海(ひろみ)は、洞窟で日本軍とアメリカ軍からの脱走兵、隆康とボブに出会う。隆康とボブ、そして彼らの世話を焼く洋海の間には、不思議な関係が築かれていく。
ある日、戦いで脚を負傷し、除隊を余儀なくされた隆康の兄、一(はじめ)が、養生のために洞窟にやって来るが、それは悲劇の幕開けだった。
2016年の東京。大学生の志保は、卒業論文のために教授から一冊の日記を手渡される。それは、戦時中に沖縄の小島で暮らしていた少女のものだった。志保は日記を読み、そこに封印されていた過去の出来事にわれ知らず迫ってゆく……。

出演:織田梨沙 満島真之介 ブランドン・マクレランド 三浦貴大/ 吉岡里帆
寺島しのぶ/ 渡辺真起子 石橋蓮司 緑魔子
監督・脚本:ロジャー・パルバース
原作:ロジャー・パルバース『星砂物語』講談社刊
主題曲:坂本龍一
配給:The STAR SAND Team

http://www.star-sand.com/

© 2017 The STAR SAND Team


■Profile

織田梨沙

織田梨沙(映画『STAR SAND ─星砂物語─』)1995年11月12日生まれ、千葉県出身。
2012年よりモデルとして雑誌などで活動する。2015年、集英社文庫「ナツイチ」のウェブムービーや大和ハウス企業CM「故郷2016年」編に出演。2016年公開の映画『秘密 THE TOP SECRET』(監督:大友啓史)では、事件のカギを握るヒロインに大抜擢され、スクリーンデビューを飾った。2017年より放映のNHKドラマ「精霊の守り人 悲しき破壊神」では、女海賊セナ役を好演、サムスン電子ジャパン株式会社『Galaxy s8』のCMへも出演するなど今後の活躍が楽しみな女優である。

http://www.flyingbox.co.jp/actor_actress/oda-lisa/