OKWAVE Stars Vol.695は伝説のカルト・ミュージカル5年ぶりの上演となる『ロッキー・ホラー・ショー』に出演の上木彩矢さんへのインタビューを送りします。
Q 『ロッキー・ホラー・ショー』の印象をお聞かせください。
A上木彩矢以前に映画を観て内容を知っていました。作品の印象は、とにかく楽しそうで、掴みどころがなくて、ブッ飛んでるし(笑)、コミカルで面白いです。
Q ではこの『ロッキー・ホラー・ショー』への出演についてどんな感想を抱かれたでしょうか。
A上木彩矢楽しみですし、一風変わった作品に出演できるのでとても嬉しいです。自分自身、ちょっと変わったタイプなので、偽りなく演じられる作品に出演できるのが嬉しいです。
Q 演じるマジェンタの役柄についてお聞かせください。
A上木彩矢マジェンタはミステリアスで爆発力もあるキャラクターです。映画版では最後が衝撃的でしたので、今回の舞台がどうなっていくのか今の時点では分かりませんが、自分としてはオイシイ役どころだと思っています。マジェンタのコスプレをして観に来られるお客さんも多いと聞いていますので、衣装も皆さんが真似して着られるようなキャッチーさも兼ね備えているのかなと思います。
Q 共演者が豪華かつ強烈ですね(笑)。
A上木彩矢本当にそう思います(笑)。出演者の中ではソニンさんとは以前に『RENT』でダブルキャストとしてご一緒したことがあります。古田新太さんともドラマで一度共演させていただいています。他の方とは初めてですね。私は最初は人見知りするタイプなので、稽古前は芝居の準備というよりも「どうやって仲良くなろう」という心の準備の方が多いんです。
Q 役を演じるにはどんな準備をされますか。
A上木彩矢やりすぎないようにしています。私はそんなにお芝居歴が長くないので、大先輩の方々に引っ張ってもらって、考えすぎずに付いていこうと思っています。これはお芝居なんだと思いすぎないようにしています。
お客さんがワクワクしていたり次はどうなるんだろうと思っている表情自体は舞台からはあまり見えないと思いますが、その熱量が伝わってくると、こちらもボルテージが上がる実感があります。
Q 歌についての意気込みをお聞かせください。
A上木彩矢歌が本業なので、芝居と歌を同じモチベーションでできるこういった作品は日本ではなかなかないと思うので、楽しみとしか言いようがないです。楽曲はどれも格好良くてメロディアスです。どんな風に面白く、マジェンタの役のエッセンスも入れながら歌えるのか、考えているだけでもワクワクします。
Q 見どころについてはいかがでしょうか。
A上木彩矢初めから最後までです(笑)。演出の河原雅彦さんは「度肝を抜くようなものをやりたい」と仰っていましたし、最初から何か面白いことをやってくると思います。それぞれのキャラクターがブッ飛んでいるので、視覚的にも面白いですし、歌もそれぞれのキャラクターに合わせた内容になってくるので耳でも楽しめると思います。お客さんも参加型のようなところがある作品なので、恥じらいをとっていかに『ロッキー・ホラー・ショー』の世界に飛び込めるかだと思います。私たちは恥じらいを捨てて演じていると思いますので、観ていただく側も恥じらいを捨てて一緒に楽しんでいただけたらと思います。
Q 各地での公演が予定されておりますね。
A上木彩矢まず、Zeppブルーシアター六本木での最後の公演ということで、気が引き締まる思いです。音も良い会場ですので楽しみです。
Q ご自身が最近気づいた新しい発見などはありますか。
A上木彩矢『RENT』というミュージカルに出演していましたが、そちらは大所帯です。私は人見知りなところがあるので、心の準備をするタイプです。それで人のことをよく観察しています。それで気づいたことでもあり、私自身もそうなんですが、そういう人見知りな人ほど、ワーッと騒いだりおちゃらけたりしているなと(笑)。むしろ大人しくしていた方が人見知りがバレないんじゃないかと思いました。こちらの現場では悟られないようにしたいですが、長い公演になるのできっとバレるだろうなと思います(笑)。
Q 上木彩矢さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A上木彩矢『ロッキー・ホラー・ショー』の大ファンの方も多いでしょうし、今回初めて観る方もいらっしゃると思います。私自身が等身大でできるマジェンタを研究しつつ、このカンパニーでみんなで作り上げていきます。大ファンの方にも新しい方にも愛されるマジェンタになれたらと思っています。長い公演ですし、大千秋楽は大晦日なので、今年の締め括りのようなお祭りのようなものを皆さんと一緒に過ごせるのは今から楽しみですので、ぜひ皆さんも劇場に来ていただけたらと思います。
■Infomation
PARCO presents
RICHARD O’BRIEN’S
『ロッキー・ホラー・ショー』
2017年11月7日(木)~12日(日)Zeppブルーシアター六本木
2017年11月16日(木)~12月3日(日)サンシャイン劇場
2017年12月9日(土)・10日(日)北九州芸術劇場 大ホール
2017年12月16日(土)・17日(日)仙台サンプラザホール
2017年12月23日(土)・24日(日)まつもと市民芸術館 主ホール
2017年12月28日(木)~31日(日)森ノ宮ピロティホール
友人の結婚式の勢いに乗せられ、自分たちも婚約してしまったブラッドとジャネット。
ふたりは恩師に報告しようと、嵐の夜、車を走らせていた。
しかしタイヤがパンク。助けを求めた彼らは、人里離れた荒野に建つ古い城にたどり着く。
困り果てた二人の前に現れたのは、不気味な執事リフラフと使用人のマジェンタやコロンビアたち。その異様な雰囲気に呑まれて戸惑う二人をそっちのけに、城の中ではノリノリのパーティーが始まる。さらに、黒いガーター&ストッキング姿も妖艶な城の主・フランク “N”・フルターが登場。彼は、この城で秘密の実験を行っている科学者であると言う。その実験とは、人造人間を創り出すこと。まさにこの夜は、彼の輝かしい実験が最終段階を迎えようとしていたのだった。困惑する二人にフランクは、人造人間誕生の瞬間に立ち会うよう強要する…。
脚本・作詞・作曲:リチャード・オブライエン
演出:河原雅彦
訳詞・音楽監督:ROLLY
振付:牧宗孝(MIKEY from 東京ゲゲゲイ)
出演:古田新太
小池徹平 ISSA ソニン
上木彩矢 アヴちゃん(女王蜂) 吉田メタル
東京ゲゲゲイ【BOW・MARIE・YUYU・MIKU】
戸塚慎 若井龍也 佐藤マリン
ROLLY 武田真治
演奏:ROLLY(Gt) 武田真治(Sax) 大塚茜(Key)
女王蜂【ひばりくん(Gt) やしちゃん(Ba) ルリちゃん(Dr)】 ながしまみのり(Key)
http://www.parco-play.com/web/play/rhs2017/
企画・製作:株式会社パルコ
■Profile
上木彩矢
1985年9月10日生まれ、北海道出身
4歳よりクラシックピアノを始め、中学生のころからLIVE活動を開始。インディーズでの活動を経て、2006年に「Communication Break」でメジャーデビュー。2ndシングル「ピエロ」でオリコンチャートTOP10入り。2007年に第21回日本ゴールドディスク大賞 ベスト10 ニューアーティスト賞を受賞。圧倒的な迫力のライブパフォーマンスに定評があり、その豊かな表現力はメジャーデビュー前から音楽専門誌などに取り上げられたほどである。近年は、アーティスト、女優、モデルとして活躍中。主な出演作に、ミュージカル「RENT」(17・15・12)、「まほろばかなた」「リボンの 騎士-鷲尾高校演劇部奮闘記-」(14)、「ZANNAザナ ~a musical fairy tale~」(13)などがある。