OKWAVE Stars Vol.697は連続ドラマ「明日の約束」(2017年10月17日放送開始)にて連ドラ初出演となる遠藤健慎さんへのインタビューをお送りします。
Q 出演が決まった時の心境についてお聞かせください。
A遠藤健慎出演が決まったという連絡を受けた時は、正直、何が起きたのか分からなかったのを覚えています。家族と出かけていたので、家族で喜びました。春から作品が決まっていなかったので、仕事が決まったという喜びとともに、連続ドラマへの出演と聞いて、その規模が大きくて頭もついていかなかったです。
Q 演じる吉岡圭吾の役どころについてお聞かせください。
A遠藤健慎バスケ部所属の高校生です。イジメや親からの圧迫があって自分を見失っているような人物です。僕の友だちにも、みんなの前で自分の子どもを叱るような厳しいお母さんがいますけど、台本を読むと、圭吾のお母さんは厳しさよりも束縛がすごいです。台本には具体的に書かれているので、読みながら自分が同じ立場だったらどう感じるかを大事に演じたいと思っています。
ストーリーは自分の役がキーになります。不可解な死を遂げる圭吾の真相が、話が進むにつれて見えてくると思うので、圭吾の内面も段々と明らかになっていきます。
Q 圭吾の心情も段々と明らかになっていくのですね。
A遠藤健慎自分自身はイジメられた経験もないし、友だちもいる方ですが、圭吾だったらと常に考えながら、ワンシーンごとに圭吾の心情にどんな変化があったのかを読み取っていかないとならないです。僕自身を封じ込めてワンシーンを大事に演じなければならないと思っています。
Q 共演者の印象についてお聞かせください。
A遠藤健慎カメラの回っていないところでは、控室でみなさんと一緒にいて、役や演技の話をしていただいています。井上真央さん、仲間由紀恵さん、及川光博さんの3人が揃っている現場があって、その空気感がすごくて、僕は思わず端の方に寄ってしまいました(笑)。
仲間さんは僕の役名に合わせて「圭ちゃん」と呼んで緊張をほぐしてくれて、本当に優しくしていただいています。
Q 実際に芝居を合わせてみていかがですか。
A遠藤健慎監督から井上さんに「圭吾に声をかける時、ちょっと優しくして」という指示があった時があり、その指示を隣で聞いていて、「ちょっと優しくする」というニュアンスは難しそうだなと思いました。でも、実際に本番では「あ、優しくなっている」と変化を肌で感じて、本当にすごいなと思いました。
Q ご自分としての見どころはいかがでしょうか。
A遠藤健慎ドラマのPR動画で「告白して、いなくなった」ということが視聴者の方々への謎掛けになっていますので、やはりその告白をするシーンが重要かなと思います。
Q では、ドラマ全体としての見どころはいかがでしょう。
A遠藤健慎吉岡圭吾の不可解な死の謎を追う話が、第一話では大枠で語られますが、話数が進むにつれて、母親からの圧迫や部活内のトラブルなど、観ている方が目を離せないような作りになっていきます。
Q 現場に入って、ご自分の中で何か変化はありますか。
A遠藤健慎台本を読み込んだり準備をして現場に入りましたが、ベテランの方々を見たら、もっと発声のところからしっかりやらなければダメだなと感じました。皆さん、声がすごく通るので、自分の声に不安を感じましたし、これはヤバイなという危機感も感じました。
Q これまで映画に出演されてきて、今回、連続ドラマの現場に入って、何か違いは感じましたか。
A遠藤健慎今まで自分が経験した作品は何カットもある中で、基本的にはカメラ1台で撮っていて、今のドラマ現場はカメラ2台、3台が一緒に動いて撮っていくので、とにかく早いです。撮影スケジュールをいただいて、自分のシーンと台本を照らし合わせて「1日で終わるのか?」と思いましたけど、撮影が始まってみると「スムーズに終わるんだ」とびっくりしました。今回のような撮影環境は、緊張感の中、良い集中力が続くなと感じました。
Q 役者の道に進もうと思ったきっかけと目標についてお聞かせください。
A遠藤健慎4、5歳くらいの子どもの頃にTOKIOさんが出ている番組を見て、自分もTVの中に入りたいと思いました。でも、いざ入ってみたら、結構厳しい世界なんだとすぐに実感しました(笑)。
いまはとにかくたくさんの作品に携わりたいです。今回のドラマ出演で自分を知ってくださる方もいらっしゃると思うので、今後も皆さんにいろんな役の自分を見ていただけるようにがんばります。
Q 遠藤健慎さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A遠藤健慎自分の役は第一話が一つの見どころだと思います。告白のシーンや、自分を隠して笑顔で振る舞っていて、それがどうして不可解な死を遂げてしまうのかと、視聴者の方々も一緒に考えさせられるようにしていきます。
■Information
「明日の約束」
カンテレ・フジテレビ系 2017年10月期火曜よる9時連続ドラマ
10月17日(火)より毎週21:00放送(初回20分拡大)
藍沢日向は椿が丘高校に勤めるスクールカウンセラー。私生活では本庄和彦と交際して3年。真面目で前向きな性格で、日々、生徒たちが抱える心の問題に対して真摯に向き合っている。
日向は不登校の男子生徒・吉岡圭吾を心配し、担任の霧島直樹と共に家庭訪問する。そこで2人を待ち受けていたのが圭吾の母親・真紀子。2人に不信感を抱き、息子との接触を妨げようとする真紀子と圭吾の様子から、親子関係のいびつさに気づく。
後日、日向は圭吾から突然、「先生のこと、好きになりました。僕と付き合ってください」と告白される。動揺しながらも圭吾の申し出を断る日向。翌日、圭吾の変りはてた姿が発見されて…。
井上真央、及川光博、工藤阿須加、白洲迅
新川優愛、佐久間由衣、青柳翔、手塚理美、仲間由紀恵、遠藤健慎、他
https://www.ktv.jp/yakusoku/index.html
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■Profile
遠藤健慎
2000年11月24日生まれ、静岡県出身。
子役からキャリアを重ね、『ホットロード』(14)主人公の弟役で注目を集める。第1回ジュブナイル脚本大賞作品 映画『がらくた』(16)で初主演。その他の出演作に映画『グッバイエレジー』(17)、短編映画『なぎさ』(17/主演)など。
http://www.hirata-office.jp/talent_profile/men/kenshin_endo.html