OKWAVE Stars Vol.698はNHK連続テレビ小説「わろてんか」に出演中の堀田真由さんへのインタビューをお送りします。
Q 「わろてんか」出演について、決まったときはどう感じましたか。
A堀田真由女優を始めて3年ほどですが、ひとつの夢が叶ったような気持ちです。何よりびっくりした気持ちが大きかったです。どの作品も決まった時は家族に伝えていますが、この作品はとくに伝えたかったです。制作発表の後に電話をしたら、おばあちゃんが聞いたこともないような声で絶叫していました(笑)。私が女優をやっていることを知っている友だちも、朝ドラに決まったことで、認めてくれたような感じがします(笑)。
Q 藤岡りんの役柄はいかがでしょうか。
A堀田真由笑顔を絶やさない女の子で、てんお姉ちゃんのことが大好きです。普段は口数がすごく少なくて、周りの話を聞いている側なので、多分、家族のことを一番見ているのかなと思います。お母さんと似ているので、すごく天然で、口調や物腰も柔らかいです。お姉ちゃんが恋愛のことをはじめ、いつもびっくりするようなことを藤岡家にもってくるので、妹には刺激的だと思います。りんはそういうことができない子なので、お姉ちゃんがやろうとすることにきっと憧れていると思います。恋愛にも憧れていますし、すごく夢見る少女で、かわいい女の子だと、演じていても思います。
Q ご自分と似ているところはありますか。
A堀田真由自分ではそう思っていないのですが、周りからは私も天然だとか「ぼーっとしている」と言われます(笑)。私はぼーっとしていても自分で決めた意志は曲げられないので、そこも似ているのかなと思います。私は一対一だったり仲の良い友だちとはすごくよく喋るので、そこはりんとは少し違うところだと思います。それと私はお兄ちゃんがいるので、甘える、と言うほどではないですが、末っ子の特権みたいなものはすごくよく分かります(笑)。
Q 明治末から昭和の物語とのことで、所作などはいかがですか。
A堀田真由クランクイン前に所作の練習がありました。ご飯のお茶碗を持ちながら、そこにおかずを載せたらダメとか、基本的なことも分かっていなかったので、勉強になりました。お箸の持ち方が少しだけ違っていたので、家で練習して今では正しい持ち方ができるようになりました(笑)。それと、作中では着物を着るので、自分の浴衣を着て所作の練習をしたので、浴衣が着られるようにもなりました。
Q ご出身は滋賀県とのことですが、言葉の面ではいかがですか。
A堀田真由撮影では京言葉を使います。滋賀県でも場所によって全然言葉が違うのですが、私の仲の良い友だちが京都寄りで京言葉を使っているのであまり違和感はありませんでした。イントネーションも方言の先生からは大丈夫と言われました。逆に、たまに引っかかると、分かっているからこそなかなか抜け出せないことはありました。でも、ほとんど困ることはないですね。
Q 現場の雰囲気はいかがですか。
A堀田真由タイトルが「わろてんか」というだけに、明るい現場で、とくに藤岡家は皆さんノホホンとしていつも笑っています。カメラが回っていないといつもみんなでお話ししています。観ていただく方も楽しいと思いますが、演じている側もいつも楽しいです。現場で毎日笑っているような作品は今までになかったです。大阪だからなのか、スタッフさんも楽しい方ばかりで、ボケをかましてくださるんです(笑)。衣装の撮影の時もカメラマンの方がご自分の方にカメラを向けるようなボケを入れてきたり、常に何かしら面白いことをやってやろう、という意識が感じられます(笑)。ですので、すごく良くしていただいています。
Q お姉さん役の葵わかなさんとはどんな話をされていますか。
A堀田真由わかなちゃんはお姉さん役ですが、同い年の19歳なので、その年頃の女の子がするような話もしますし、お芝居へのアプローチのような真面目な話もします。とくに同世代では芝居について語ることができる友だちが今までいなかったので、そういう意味でもすごく仲良くなりました。お互いに考えていることが真逆なんです。「そういうことを考えているのか」と思えるので一緒にいてすごく楽しいです。普段もお姉ちゃんと妹のような感じで「気をつけてお帰り」なんて言われるので、わかなちゃんはプライベートでもちょっとお姉さん気質です。
Q 現在の撮影の状況についてお聞かせください。
A堀田真由いまは「大阪編」を撮影中で私は「京都編」に出ているので、その間は大阪から東京に戻ってきているのですが、大阪に別のお仕事で行った時にみんなに会いに行こうとスタジオに寄ってみました。私が来ていることにわかなちゃんが気づいていなかったので、みんなでドッキリを仕掛けました(笑)。久しぶりの現場でしたが、相変わらずみんな楽しくて、「りんちゃん、おかえりなさい」と言ってもらえるようなアットホームな現場です。
Q 高橋一生さんとは最近CMでも共演されましたが、何かエピソードはありますか。
A堀田真由「わろてんか」の現場ではまだ一緒には撮影していないのですが、ファブリーズのCMでは一対一だったのでいろいろお話しました。大阪のグルメの話になって、わかなちゃんと徳永えりさんと3人で京都にわらび餅を食べに行ったことをお話したら、「わらび餅好きなんだよ!」と言われたのがちょっと意外でした(笑)。
Q 朝ドラは長丁場の現場ということで、健康管理はどうされていますか。
A堀田真由私は滋賀県から東京に出てきた時も、気候や水の違いで体調を崩したこともあったので、今回は大阪での撮影の合間は東京に戻っているので、やはり体調管理は大事だと思っています。一番はストレスを溜めないことかなと思います。頑張る時は頑張りますが、リラックスしても良い時は、食べたいものを食べたり、ジョットコースターに乗ったり(笑)。わかなちゃん、えりさんの3人でUSJのジェットコースターに乗りに行ったこともあります。私とわかなちゃんは好きな方なので乗って叫んでストレス発散しましたが、えりさんはちょっと苦手みたいで無言でした。10代に振り回されてちょっとだけ申し訳なかったです(笑)。でも、好きなことをやって発散することは大事だなと思いました。
Q 今後の抱負をお聞かせください。
A堀田真由りんはどちらかというと自分に近いです。でも、今までに演じてきた役は自分と正反対の強いイメージの女の子だったりキャラの濃い役が多かったので、普通の性格の子を演じてみたいです。意外とそういう子ほど難しいんじゃないかと思っていて、そういうフラットな等身大の自分が出せるような役を演じてみたいですね。それと、もう少し大人になった時に、王道なラブストーリーを演じられるような女性でありたいなと思います。来年は20歳ですし、10代とはまた違った、大人の女性の顔を見せられるようになっていけたらと思います。
Q 堀田真由さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A堀田真由朝ドラは同じ人物を小さい時から大人になっても演じさせていただけるので、小さな反省点があっても次に活かせられるのがいいなと思っています。いまは10代のりんは撮り終わっていて、次の撮影では大人になったりんを演じます。10代のりんを演じる時は、一番年下の役なので、てんお姉ちゃんと比べて、ちょっとふっくらしていた方がいいかなと思っていました。今度はりんも大人になっているので、食事制限もしてスッとした姿に見せようと考えて準備をしています。
「わろてんか」は朝からクスッと笑えたり、悲しいことが起きても、次には爆笑できるような作品です。私自身、朝ドラを観ていましたが、こんな朝ドラは初めてだと思いますし、ながら見ではなく、じっくり観たくなります。藤岡家のゆったりしたところに和んでもらえたらと思いますし、1日のはじまりの良い活力になったらいいなと思います。
Q堀田真由さんからOKWAVEユーザーに質問!
堀田真由ネイルの色についての質問です。私は服に合わせやすいので茶色のネイルを塗ることもあるのですが、男性マネージャーからは「それは土色でしょ」と言われてしまいます。女性は今なら秋色ということで茶色を選んだりもしますが、男性のネイルのイメージは赤やピンクのような色なのかなと思います。皆さんはどう感じているでしょうか。
■Information
NHK連続テレビ小説「わろてんか」
月~土 NHK総合 8:00ほか
明治後期、商都・大阪が大いに栄えていた時代。
ヒロイン・藤岡てんは京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女として生まれました。いつも周りを朗らかにしながら自分もよく笑う、いわゆる笑い上戸(=ゲラ)の女の子。ところがある日、父から”笑い禁止”を命じられ窮屈な日々を過ごすことに…。
そんな時、笑いをこよなく愛する旅芸人の藤吉と出会い、「笑って生きる」ことこそが自分の人生の希望だと確信します。運命的な恋に落ちたてんは、親の反対を振り切って駆け落ち同然に藤吉と大阪へ向かいます。
じつは藤吉は大阪船場の老舗米問屋「北村屋」の長男であり、簡単に二人の結婚が許されるはずもありません。さらに北村屋の危機を救おうとした藤吉が大失敗をして店を傾かせてしまう事態に…。
その時てんは決意します。
「藤吉さんが好きな笑いを、商売にしてみませんか?」
その一言から、素人同然の若夫婦が大阪のみならず日本中の人を笑わせるべく、二人三脚の大冒険を始めます!
https://www.nhk.or.jp/warotenka/
(C)NHK
■profile
堀田真由
1998年4月2日生まれ、滋賀県出身。
女優としてドラマ、映画、CMなどに活躍中。連続テレビ小説「わろてんか」にて朝ドラ初出演。オムニバスサスペンスホラー映画『呪いうつり』主演(10月14日よりレイトショー公開中)、『ぼくらのレシピ図鑑シリーズ 36.8℃』主演(11月18日先行公開)など。
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