Vol.711 女優 片瀬那奈(『映画『こいのわ 婚活クルージング』)

片瀬那奈(映画『こいのわ 婚活クルージング』)

OKWAVE Stars Vol.711は映画『こいのわ 婚活クルージング』(公開中)主演の片瀬那奈さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作のオファーを受けた際の印象などお聞かせください。

A映画『こいのわ 婚活クルージング』片瀬那奈金子修介監督とは以前、映画『デスノート』でご一緒させて頂いたのですが、その際「いつかまた別の作品でもご一緒したいですね」という話をして下さっていました。今回の映画は脚本も監督が書かれていて、読んでいると、私に当て書きをしてくださったと思えるようなところが多く、監督からの愛情を感じました。そして、「お前も婚活した方がいいんじゃないか」という圧も感じました(笑)。この映画を通して、監督から婚活はこういうことだよと言われたような気になりましたね。

Q 演じたナギの人柄も面白いですが、共通する部分は多いのでしょうか。

A映画『こいのわ 婚活クルージング』片瀬那奈ほぼ、私ですね(笑)。私がナギのように働いていて「婚活をやってみないか」と言われたらほぼこうなるだろうと思います。これまでお芝居をやっていて、自分っぽさを考えたことはあまりなかったです。どちらかと言えば自分との共通項がない方が演じやすいので、共通項が多すぎて却って考えてしまいました、私はこういう状況なのかと(笑)。もっと外に出て、いろんなものに興味を持ったりしなければいけないのかなと思いました。

Q ナギの相手役の風間杜夫さん演じる実業家・門脇誠一郎は、年齢差が30歳という設定ですが、年の差恋愛についてどう感じましたか。

A映画『こいのわ 婚活クルージング』片瀬那奈撮影前までは不安もありましたし、そんなに年上の方を恋愛対象として見たことはなかったので、ちょっと距離感もありました。でも、撮影をしていくと、日に日に、その年の差恋愛が楽しいなと思えるようになりました。門脇さんは、いろんなことを知っていて、経験も積んでいるし、社会的地位もある方です。いろんな失敗や成功をしてきた方と面と向 かってお互いに言い合ったりケンカできるのはすごく楽しい事だなと思いました。私自身、「こういう恋愛も何か良いかも」と思えることが増えてきたので、今なら75歳くらいの方までOKです(笑)。

Q 今回の映画を通じて、「恋愛」と「婚活」の違いのようなものは感じましたか。

A片瀬那奈逆に、考えすぎない方がうまくいくのではと思いました。「婚活」という言葉に気負いしすぎな部分もありますし、「この人と結婚するとどうなるのだろう」と先のことばかり考えすぎずに、もっと気楽に、初めて会った人と話が合えばいいな、と思うくらいで臨んだ方がよいのではと思いました。

Q 共演者の方々との芝居についてはいかがでしたか。

A片瀬那奈お芝居は八嶋智人さんがいたので必然的に楽しかったです(笑)。撮影は3週間ずっと広島県内で、撮影の合間にはみんなでご飯を食べに行ったりしていました。
宮島口で撮影した時には、昼の撮影から夜の撮影まで2、3時間くらい空いたので、八嶋さんが「宮島に行こう!」と言い出して、それでみんなで宮島に行って、シカと戯れたり、海沿いでジャンプしながら写真を撮ったり(笑)、楽しい時間を過ごしました。
撮影を通じて広島の観光スポットにもたくさん行かせていただいたので、景色も素敵でしたし、修学旅行のような気分でした。

Q 広島にはプライベートで訪れることはありますか。

A片瀬那奈好きで何度か行った事があります。今回、普段は人が多くてなかなか行けないところにも行くことができたので、撮影の時も、オフの時も楽しかったです。

Q 広島のおすすめスポットはどこかありますか。

A片瀬那奈尾道で撮影したレモン畑のシーンですね。初めて行ったのですが、見渡す限り瀬戸内海とレモン畑が広がっていて、海の青さとレモンの黄色と山の緑のコントラストがすごくきれいで、気持ち良い場所でした。

Q クルーズ中のフェリー内での撮影はどのように進められていたのでしょう。

A片瀬那奈実際のクルーズ中にフェリー内で、ずっと撮影をしていました。呉港を通った時には自衛隊の艦船を見ることができて、とても大きくてびっくりしました。

Q 広島カープも出てきますね。

A映画『こいのわ 婚活クルージング』片瀬那奈撮影した2016年の秋はすごく盛り上がっていた時期でお祭りのようでしたね。マツダスタジアムで撮影した日はカープが日本シリーズで遠征していたので、実際には選手を見られなかったのですが、楽しい球場でした。グッズもたくさんありましたし、試合をやっていないのに見学に来ている人もたくさんいて、すごく活気があって、いるだけで楽しい気持ちになりました。

Q 撮影で何か印象的だったシーンなどはありましたか。

A片瀬那奈今回は監督とシーンやセリフについてあまりディスカッションをしなかったのですが、1箇所だけ最後まで悩んだシーンがありました。レモン畑に誠一郎を探しに行って、二人が向き合うシーンです。そこは撮影直前まで悩んで、セリフも変えたり、削ったり、大事に作り上げていきました。というのは、この物語の中で、ナギが誠一郎をはっきりと恋愛対象として意識するような瞬間が他には出てこないので、このシーンにどうつなげていけばより伝わるのか、悩みながら作っていきました。

Q 本作への出演を通じて新しい発見などはありましたか。

A映画『こいのわ 婚活クルージング』片瀬那奈年上いけるな、ということです(笑)。年齢差はあまり関係ないと思いましたし、仕事というより、プライベートで勉強になりましたね。他にも頭で考えるよりも行動することが大事だということや、恋は何歳になってもした方がいいということ。人は愛を知っている人と一緒にいたいものですし、人生を豊かにするには恋や愛が大事だと改めて感じました。

Q 片瀬那奈さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A片瀬那奈この映画には恋愛がうまくいくことが全てではなく、人生をより楽しく豊かにするために恋愛がいかに大切かが描かれています。一緒にいると自分が素直になれたり、自分を成長させてくれるような相手を見つけることは簡単ではないかもしれませんが、出会いを大切にして、自分勝手に決めつけたりせずにある程度相手に委ねながら、自分が幸せになる為に一生懸命な気持ちでいられたらいいのではないかと思います。この映画が、人生を楽しいものにする何かきっかけになってくれればいいなと思います。

Q片瀬那奈さんからOKWAVEユーザーに質問!

片瀬那奈皆さんは婚活をどのようにされていますか?どのようにされましたか?
街コンが流行っているとも聞きますが、参加されてどうだったのかも知りたいです。

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■Information

『こいのわ 婚活クルージング』

映画『こいのわ 婚活クルージング』2017年11月18日(土)角川シネマ新宿他全国順次ロードショー

歩きスマホの衝突を回避する電子機器の爆発的ヒットで成功した門脇誠一郎は、突然社長を解任され、自らの会社と職を失う。65歳バツイチ…。心機一転、新たな人生のパートナーを探し、第二の人生を歩もうと決意する。最初のお見合い相手は取材を兼ねて潜入した35歳の美人編集者 山本ナギ。二人は会って早々大喧嘩をしてしまう。富豪の誠一郎のもとへはバツイチシングルマザー、トランスジェンダー、後妻業の女と一筋縄ではいかない女性たちが次々と訪れる。ナギも年下のイケメンに言い寄られるが、何故か誠一郎から目が離せない。誠一郎とナギ、それぞれの婚活は、様々な思惑のなか複雑に絡み合いやがて、豪華クルーズ船「銀河」での一大婚活イベントへ集結するが…。

監督:金子修介(『デスノート』『ガメラ3』『ばかもの』)
出演:風間杜夫 片瀬那奈
藤田朋子 小橋めぐみ 町田啓太 八嶋智人
白石美帆(友情出演) 中山忍(友情出演) 山本浩二(特別出演)
配給:KADOKAWA

公式サイト:koinowa-movie.jp

©2017「こいのわ」製作委員会


■Profile

片瀬那奈

片瀬那奈(映画『こいのわ 婚活クルージング』)1981年11月7日生まれ、東京都出身。
98年にモデル活動を始め、99年「美少女H2」で女優デビュー。金子修介監督作品への出演は『デスノート the Last name』(06)以来となる。他の主な出演作に映画『20世紀少年』シリーズ(08・09/堤幸彦)、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(10/豊島圭介)、『荒川アンダーザブリッジ THE MOVIE』(12/飯塚健)、『HK 変態仮面』シリーズ(13・16/福田雄一)、『二流小説家 シリアリスト』(13/猪崎宣昭)、『海月姫』(14/川村泰祐)、『アイアムアヒーロー』(16/佐藤信介)、ドラマ「オンナミチ」(16)、「マネーの天使〜あなたのお金、取り戻します!〜」(16)など。2011年より情報番組「シューイチ」のMCとしても活躍中。

http://www.ken-on.co.jp/nana/home.html