Vol.726 女優 城アンティア(映画『名前のない女たち うそつき女』)

城アンティア(映画『名前のない女たち うそつき女』)

OKWAVE Stars Vol.726は映画『名前のない女たち うそつき女』(2018年2月3日公開)出演の城アンティアさんへのインタビューをお送りします。

Q 『名前のない女たち うそつき女』、出演についてどう感じましたか。

A城アンティアオーディションを受けて葉菜子役をいただきましたが、最初は「できるかな」という不安がありました。

Q 葉菜子の役柄をどう受け止めましたか。

A映画『名前のない女たち うそつき女』城アンティア葉菜子は人を思う力が強くて、自分が発信する力は弱い子です。だからといって、何も考えていないということではなく、むしろ、心の中でものすごく考えています。優しくて女の子らしいなとも思いました。私自身は説明されるよりも感覚で理解するタイプなので、発信するよりも感じ取ってほしいという、発信力が足りないところは葉菜子と似ていますね。でも、私には彼女みたいに彼氏を養うなんてことはできないです。できたとしてもウキウキしている最初の時期だけだと思います(笑)。

Q AV女優役を演じられて、体当たりのシーンもありました。

A映画『名前のない女たち うそつき女』城アンティア撮影の時はやっぱり気持ちは「やるぞ!」というほどにはならなかったです。AV女優の撮影現場のシーンは、AVの予告編などを参考に演じたら、すぐにOKになりました。逆に彼氏の将人役の笠松将くんとのシーンの方が大変でした。監督が「受け身になるように」とのことで、どうしたらいいのだろう、とだいぶ苦労しました。

Q 居酒屋で葉菜子と将人が偶然会ったその夜のシーンですね。ああいうことがあると男性はああいう行動をとりがちです。

A城アンティアえー?ちょっとした嫉妬とか混沌とした気持ちなんだろうけど、私はそういう男性心理が全然わからないです(笑)。

Q 女性視点での本作の見どころをお聞かせください。

A城アンティア女性から見たAVと男性から見たAVの違いであるとか、彼氏を養う気持ち、男よりも強く生きていくという気持ちが描かれています。表に出していなくても女性は本当はちゃんと考えを持っているし、ちゃんと生きているんだというところや、女性の強さが描かれています。

Q 出演を通して新しい気づきや発見はありましたか。

A映画『名前のない女たち うそつき女』城アンティア映画と舞台は違うなと思いました。本編を観させていただいて、全体を通して感情がつながっていないなと反省しています。映画はシーンごとに順番もバラバラに撮っていますので、そのカットごとに役の気持ちを作らなければなりません。監督からは「流れの中での気持ちを作ってください」と言われていました。私には前日に撮ったシーンでの役の気持ちを持ってくる技量が足りなくて、できあがったものを観てそういうことかと気づかされました。舞台は始まってしまえば最初から最後まで通すので感情がつながっていますから、それを抽出して演じなければならないのが映画なんだという学びがありました。でも受け入れてくださるなら、今後も映画に携わりたいです。

Q 城アンティアさんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A城アンティア葉菜子をはじめ、登場人物はみんな個性が強いです。葉菜子は女の子らしい性格で、映画を観て葉菜子に共感していただきつつ、それぞれのキャラクターが取る行動の背景にあるものを見ていただくと、いろいろな見方ができるんじゃないかと思います。そういう風にこの映画を観ていただけたらと思います。

Q城アンティアさんからOKWAVEユーザーに質問!

城アンティア私の血液型はAB型なんですが、皆さんはAB型の人のことをどう思いますか。

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■Information

『名前のない女たち うそつき女』

映画『名前のない女たち うそつき女』2018年2月3日(土)から3月2日(金)新宿K’s Cinemaにて公開他全国順次

2月3日(土)12:40からの回上映後舞台挨拶
登壇者(予定):吹越満、城アンティア、円田はるか、笠松将、サトウトシキ監督、中村淳彦(原作者)

同21:00からの回上映前舞台挨拶
登壇(予定):城アンティア、円田はるか、クノ真季子、不二子、サトウトシキ監督

K’s Cinemaは84席の定員・入替・整理番号制 となっております。予約は行っておらず、入場番号付き整理券の受付は当日10:30より発行します。3階入口のカウンターにてチケットをご購入の上、入場番号付き整理券をお受け取りください。特別鑑賞券、招待券をお持ちのお客様も一度受付カウンターにて入場番号付き整理券にお引き換えください。上映開始時刻の10分前(作品により5分前)より、10名様ずつ整理番号順でのご入場となります。

 

ルポライターの志村篤は、主にAV女優を専門に取材をしては本にしていた。
AV女優を「人前で裸になってセックス売ってるだけの社会の底辺」と内心バカにしつつも、彼女たちの前では「尊敬している」と言ってみたりしていた。
自分が心底見下している対象であるはずのAV女優たちに、なぜ彼は執着し、追い続け、そして取材し続けるのか。彼はある種の矛盾を抱えていた。
彼をそこまで惹きつけて止まないAV女優とは。
そんな中、企画AV女優である前田葉菜子と取材を通して出会う。いつものパターンだと思った。惨めなくせに、そこを直視することなく、「充実している」「幸せ」「AV女優は夢だった」等と言っては明るく振る舞い、空虚な嘘で作り固められた今までのAV女優と同じだと思っていた。しかし、葉菜子は何かが違っていた。
一方で、葉菜子の妹の前田明日香は、高校を中退し、若さも時間も持て余していた。実家に全く帰ってこない葉菜子に会いに、田舎から親に内緒で出てきてしまう。そんな時、ワケありのホストとして働き始めていたツバサと出会う。
それぞれが、それぞれに、切ない人生を日々生きていて、心にある闇や、葛藤、矛盾、言いようのない何かを抱えて、それでも生きて……

出演:吹越満 城アンティア 円田はるか 笠松将 小南光司 吉岡睦雄 不二子 クノ真季子 川瀬陽太
監督:サトウトシキ
原作:中村淳彦「名前のない女たち 貧困 AV 嬢の独白」(宝島社)
配給・宣伝:渋谷プロダクション

http://namaenonaionnatachi-movie.net/hp/

©「名前のない女たち うそつき女」製作委員会


■Profile

城アンティア

城アンティア(映画『名前のない女たち うそつき女』)1991年3月15日生まれ、神奈川県出身、AB型。
初代ミスコン多摩大グランプリ、ミスユニバース2017長崎大会ファイナリスト。
女優、モデルとしてCM、舞台、TVなどにて活躍中。

https://twitter.com/jo_anthia