OKWAVE Stars Vol.736は連続ドラマ「#(ハッシュタグ)」(2018年3月6日より放送開始)主演の水沢エレナさんへのインタビューをお送りします。
Q 「#(ハッシュタグ)」の台本を読まれてどう感じましたか。
A水沢エレナ「#(ハッシュタグ)」というタイトルにちなんで、「インスタグラム風の画像からスタートする」と台本に書かれていて、現代的な始まり方だな、という印象がありました。
台湾は仕事で一度行ったことがありましたが、日本ではない違う国で撮影できることに、不安な気持ちもありましたが楽しみの方が大きくなりました。
Q 演じた佳奈美の役柄についてどう受け止めましたか。
A水沢エレナ谷内田彰久監督やスタッフと初めてお会いした時に、多くの質問をされました。
あとになって分かったことですが、それは役と私自身がかけ離れすぎないようにするためでした。
ですので、佳奈美は要所で共感できるところが多くて、現場でもリハーサルなどをやってみてしっくりこなければ監督と相談してセリフを変えることもありました。私と佳奈美はもちろん別人ですが、私に寄り添っているような役だったと思います。
Q 特に似ているところと、そうでもないところはいかがでしょう。
A水沢エレナ好奇心旺盛なところは結構似ています。その分、目の前のことしか見えなくなることも似ているなと思いました(笑)。違うところは、台湾に行って佳奈美はいろいろなアクシデントに遭うのですが、私ならもっと慌ててしまうところも、佳奈美は冷静に対処していくので、肝が座っているなと思いました。
Q 台湾のキャストの方々との共演はいかがだったでしょうか。
A水沢エレナ6年前に日韓共同制作のドラマに出演したことがありましたので、海外の方との共演は今回が2回目となりました。言葉こそ通じないことも多かったですが、皆さんスマホの辞書を使って意思を伝えようとしてくださったり、私も現地の言葉を覚えてコミュニケーションを取りました。英語が共通語だったので、英語で話すことも多かったです。日本人キャストは私だけでしたが、日本人コーディネーターの方もいましたし、私自身コミュニケーションを取る方なので、その点で困ることはなかったです。
ウーシャン役の廖科溢さんはとってもシャイな方でした。役柄同士としては出会って間もない距離感のリアリティが出せたと思います。シャイなところは本人も分かっていて、私より15歳くらい年上ですが、みんなにかわいがられていました。
Q 劉致妤(シャドウ・リュウ)さんはキョンシー世代の方にはとくに気になる存在です。
A水沢エレナ私は「来来キョンシーズ」の世代ではなかったので作品を観たことがあるくらいでしたが、現場は盛り上がっていました。みんなその当時の役名のテンテンと呼んでいました(笑)。彼女は日本語もお上手で、とても優しくてみんなのお姉さんという感じでした。
Q スタッフは日本のクルーのみだったのでしょうか。
A水沢エレナ監督や数名のスタッフさんは日本から行きましたが、そのほかは台湾人のスタッフさんで、日台混合チームでした。外での撮影が多かったこともあり、通りの車や天候の影響もありましたので臨機応変な対応が必要とされる現場でした。
Q 谷内田監督の印象についてお聞かせください。
A水沢エレナ初めて会った時にすごくプライベートなことを聞かれたので「なんてことを聞くんだ!」と思いました(笑)。でも、接していくと、みんなに対して平等に接していますし、プライベートなことを聞かれたことのも裏がないので、すごくストレートな方なんだと思いました。だからすごく信頼できました。監督に言われたことを素直にお芝居で表現できたので、ストレートにコミュニケーションをとることができるのが嬉しかったです。現場での変更はたくさんありましたけど、スムーズに対応できました。それと、監督は現場で他の役者に自分がやってみせるんです。それがすごく面白しくて見るのも楽しみの一つでした。
Q 撮影を振り返っていかがでしたか。
A水沢エレナ言葉の通じない場所での撮影は、大変さよりも想像以上に楽しかったです。現地のスタッフさんと日本のスタッフみんなでひとつになって頑張ったからだと思います。撮影前はこれからどうなるのだろうとまったく想像できなかったので、とても温かい印象が残りました。
現地では朝ごはんもみんなで一緒に食べますし、みんなで行動していたので、短い日程でしたが濃い楽しい日々でした。誰かが冗談を言えばみんなが大笑いするし、言葉が通じなくても誰かがちょっと面白いことをすると通じ合って笑いが絶えない楽しい現場でした。
Q 台湾でのロケ地についてお聞かせください。
A水沢エレナ台北での撮影が多かったです。台北は建物の形や色も独特で写真映えする街だと思いました。外での撮影も多くて、お寺や夜市にも行きましたし、いろいろな観光スポットに行きました。現地の人しかいないようなローカルなところでも撮影できたので刺激的でした。
撮影時期がちょうど旧正月と重なっていたこともあり、街中至るところで爆竹の音が響き渡っていてとても賑やかでした。
Q SNSやQ&Aサイトがストーリーに大きく関わってきますが、SNSについて思うところはありますか。
A水沢エレナとくにインスタグラムのようなSNSは国境の壁があまりないなと思いました。私はあまり積極的にSNSを使う方ではないのですが、インスタグラムを見ると写真は言葉が通じなくても伝えられることが多くていいなと思いました。
Q 「#(ハッシュタグ)」の見どころをお聞かせください。
A水沢エレナドラマの中では、佳奈美が台湾でいろいろなハプニングに巻き込まれながら成長していきます。それを観ていただいて女性たちが外に出て広い世界に触れるきっかけになったらいいなと思います。それと、台湾でのシーンは言葉が通じていないところはジェスチャーで伝えようとしたりするので、コミカルで面白いと思います。そこは男女、年齢関係なく楽しく観ることができるところだと思います。
Q 日台でのラブストーリーとのことですが。
A水沢エレナ恋愛要素もありますが、どちらかというと人と人の間で生まれるいろんな感情や出来事が描かれている作品です。でも、日本では恋愛モードもしっかり演じています。栗山航さんが演じた類に感情を長くぶつけるシーンは少し大変でしたが、がんばって演じました。
Q 本作を通じて何か新しい発見などはありましたか。
A水沢エレナ女優としても私個人としても、今まで経験したことがないことへのあこがれが常にあります。だから仕事で地方に行ったり海外に行くのはすごく楽しいです。いろんなことを経験して吸収することは自分にとってすごくいいことだと感じています。今回、台湾に行ってお芝居をしたことは、今後自分が女優を続けていく上でのとても良い経験になったと思います。
Q 本作を踏まえての、今後の目標のようなものはありますか。
A水沢エレナ今回の台湾での撮影期間自体はあまり長くなかったのですが、滞在中に現地の言葉に少しずつ耳が慣れてきました。「#(ハッシュタグ)」は台湾でも日本と同日に放送が開始されますし、これを機にまた台湾や中国の作品に出ることが目標になりました。台湾では日本よりもスピーディーに物事が決まっていくのを目の当たりにしたので、それは難しい目標ではなく、自分から発信していけばきっとつながっていくという可能性が感じられました。
Q 水沢エレナさんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A水沢エレナ普通の女性が毎日普通に過ごしている中で、台湾に行って、今までとは180度違う環境の中でいろんなことに出会って驚く姿が描かれています。観る方にはとても楽しく感じられると思いますので、楽しい気持ちで観ていただいて、佳奈美の成長する姿を通して皆さんの心のなかに何か感じさせることができたらいいなと思います。
■Information
連続ドラマ「#(ハッシュタグ)」
TOKYO MX 2018年3月6日~3月27日
毎週火曜日19:58~20:27(全4話完結)
出演者:水沢エレナ
栗山 航(男劇団 青山表参道X) 廖科溢 劉致妤 長谷部優 白鳥羽純(X21)
/ 中丸新将
主題歌:「きみだけは。」 歌:天月-あまつき- (キングレコード)
脚本:野村伸一
監督:谷内田彰久
制作協力:OKWAVE / 制作プロダクション:ブロードマークス CINE-C
製作:SOMEDAY
公式WEB:http://hash-tag.tv
(C)2018 # 製作委員会
■Profile