Vol.739 女優 清水くるみ(劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』)

清水くるみ(劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』)

OKWAVE Stars Vol.739は劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』に出演する清水くるみさんへのインタビューをお送りします。

Q 『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』出演についてご感想をお聞かせください。

A清水くるみ私は『髑髏城の七人』が昔からすごく好きで、特にこの沙霧役を演じたいと思っていました。新感線の『乱鶯』に出演している時に、『髑髏城の七人』を客席が360°回転するIHIステージアラウンド東京の舞台で上演するというお話を聞いて、古田新太さんに「沙霧やりたいです!」と言っていました。古田さんも「おう、やるか!」と言ってくださり、それで今こうしてここに自分の名前があるので、恐れ多い気持ちです。

Q 沙霧のどんなところに惹かれましたか。

A清水くるみ女忍者は子どもの頃から好きでした。宝塚の男役になりたいと思っていた時期があって、それは沙霧のようなサバサバした格好いい役への憧れがあったからです。なので、沙霧を見た時には「この役を演じてみたい」と思いました。

Q 本作は“もうひとつの『髑髏城の七人』”という完全新作とのことですね。台本を読まれていかがでしたか。

A清水くるみ沙霧がこんなところにも出てくるんだと思いました。今回のIHIステージアラウンド東京で上演されている 劇団☆新感線『髑髏城の七人』のそれぞれのシーズンを観ていて、沙霧は出ないけどとても好きなシーンがあって、今回そこに沙霧がいるんです。個人的にそれがすごく楽しみですし、緊張もしています。本番では自分が物語を動かしていく立場のシーンになるので難しそうだとは思いますが、どうなっていくのか楽しみです。

Q 本作では沙霧のキャラクターには変化はありますか。

A清水くるみ今までの『髑髏城の七人』と基本的には変わらないです。髑髏城に潜入する時はみんなを仕切る頭脳派なので、頭の良いキャラクターだと思います。

Q 稽古についてお聞かせください。

A清水くるみ沙霧はガッツリ出番があるので稽古もみっちりやっています。演出のいのうえひでのりさんからは「アクションはいらないよ」と言われていたのですが、アクションのための事前準備と体力づくりをしてきました。この“花・鳥・風・月”のシリーズを観ているので自分だったらどう演じるかを考えました。でも、『乱鶯』の時のような“役作り”という感覚はあまりないです。おてんばな性格が自分に似ていると思うので、気持ちは常に沙霧です(笑)。
稽古は千本ノックされているような感覚です。指導していただいている限り、最大限にもがきたいと思っています。先輩方も沢山教えてくださるので、常に貪欲に、教えてくださいという気持ちで稽古に臨んでいます。

Q 古田新太さんとは『乱鶯』以来かと思いますが、どんな風に接しているのでしょう。

A清水くるみ前回の現場にいる時は一緒に飲みに行かなかったんです。お酒の席で教えていただけることもあると思うので、ずっと行きたいなと思っていました。今回は出番も多いし、早速本読みの後に一緒に行かせてもらって、アドバイスをいただきました。それもあって、『乱鶯』の製作発表の時はとても緊張しましたが、今回の製作発表ではアットホームだと感じました。ですが、個人的には緊張感を常に持ちながら頑張りたいと思います。

Q 他の共演者についてはいかがでしょう。

A清水くるみ(劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』)清水くるみいままで憧れていた先輩方と稽古で毎日会って慣れていくのが少し怖いです。とくに女優を始めたきっかけが天海祐希さんと言っても過言ではないので、小学生の時の自分に教えてあげたいです。天海さんに憧れて「宝塚の男役のトップスターになりたい」と卒業文集に書いていたくらいなんです。結局身長が足りなくて男役ができないということで宝塚は諦めてしまいましたが、こうして共演できる機会をいただき、役柄上も一番一緒にいるので、我に返らないようにしようと思っています(笑)。
兵庫役の福士誠治さんとも役の上でガッツリ絡むのですが、本読みの後の飲み会でお話しできたので、稽古には入りやすかったです。逆に、出演が決まってから出演者が集まるまでは竜星(涼さん)が一番話しやすかったですが、今回の現場で会っても竜星は全然話してくれないんです(笑)。でも私も新感線1回目の時は緊張しすぎて誰とも話せなかったので、きっと最初はそんな感じなのかなと思います(笑)。

Q 360°客席が動くという会場について思うところは。

A清水くるみ言葉で聞いても実際に舞台の上に立ってみないと想像がつかないです。稽古場でやっていることと劇場に入ってからでは全然変わってくると思うので、普通の舞台の稽古のような感覚でいてはいけないなと思っています。客席が動くし、舞台も一緒に動いている時にも芝居や立ち回りをしなければならないので、稽古場で経験できない分、不安も多いです。それもあって劇団☆新感線さんの作品に出演させていただくのが2回目で良かったと思います。1回目だったらもっとテンパっていたと思います(笑)。

Q お客さんにアピールしたいところはいかがでしょう。

A清水くるみ沙霧の生意気そうなところや、ちょこまかとした機敏な動きはぜひ観てほしいです。私が一番年下なので、人一倍動かなければならないとも思うので、そういう部分でも頑張りたいと思います。

Q 清水くるみさんご自身の今後の抱負などお聞かせください。

A清水くるみまずはこの公演が5月末まで続きます。今年は舞台の作品が多いと思います。この公演に出ていると痩せると言われるので、本当に痩せるか試したい気持ちもありますが、私自身はマイペースに頑張りたいです。物事が無事に進んでいきますように、という思いが強いので、無事に安全に、かつ上手く、という気持ちです。

Q清水くるみさんからOKWAVEユーザーに質問!

清水くるみ私は昨年末スペインに行ったのですが、ジョギングにハマっていて現地でも走っていました。走りながら「Hola」と挨拶するとみんな返してくれるので嬉しかったです。
皆さんへの質問は、まだ早いですが、年末年始はどこで過ごしたいかと、皆さんはどう過ごすのが好きですか?

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■Information

ONWARD presents
劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』
Produced by TBS

劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』IHIステージアラウンド東京(豊洲)
2018年3月17日(土)~5月31日(木)

関東荒野に現れた一人の美女、渡り遊女の極楽太夫。だが彼女こそは、かつて織田信長に最も信用され愛された凄腕の狙撃手だった。
折しも関東では。髑髏の仮面で素顔を隠した第六天魔王が率いる関東髑髏党を名乗る軍団が難航不落の髑髏城を築城、豊臣秀吉の天下統一を阻まんと関東に覇を唱えその勢力を広げていた。
その髑髏党に追われる熊木衆の少女・沙霧を行きがかりで助けた極楽は、関八州荒武者隊の頭目である兵庫の口利きで無界の里に身を寄せる。街道を旅する様々な諸事情を抱えた人々が出入りする色里・無界では、一番人気の若衆太夫・夢三郎がこの里を盛り立てていた。
そこで極楽を待つ狸穴二郎衛門と名乗る牢人。彼は、極楽に天魔王暗殺を依頼する。二郎衛門の正体は徳川家康。信長を通じて極楽とも親しい仲だったのだ。秀吉は天魔王討伐のために20万余の大軍を率いて進軍していた。関東で大戦が起きる前に天魔王を倒そうという策に乗る極楽。
だが、彼女に狙われていることを知った天魔王は自ら極楽の前に現れその仮面を取る。その顔は、織田信長と瓜二つだった。
「貴様こそ信長公の仇」。極楽が銃口を向けたとき、天魔王は意外な真実を告げた。
修羅の道を行く女と天魔の世を作らんとする男。二人の奇しき縁の歯車が再び回り出す・・・。

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:天海祐希 / 福士誠治 竜星涼 清水くるみ / 三宅弘城 山本亨 梶原善 /
古田新太 他

料金:S席13,000円、サイド席12,500円(全席指定・税込)

公式サイト:http://www.tbs.co.jp/stagearound/shuratenma
※公式サイトにてステージアラウンドFC無料会員登録受付中

お問い合わせ:ステージアラウンド 専用ダイヤル:0570-084-617(10:00~20:00)


■Profile

清水くるみ

清水くるみ(劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』)1994年7月16日生まれ、愛知県出身。A型。
2007年に開催されたアミューズ30周年全国オーディションにて、6万5,368人の応募の中からグランプリを獲得後、ドラマ、映画、舞台に活躍中。
主な出演作は、ドラマ「学校のカイダン」「She」、映画「桐島、部活やめるってよ」「orange」、舞台「ロミオ&ジュリエット」「乱鶯」「新世界ロマンスオーケストラ」等、他多数出演。
2018年12月~上演されるミュージカル「サムシング・ロッテン!」への出演が決定している。

https://twitter.com/kurumisofficial
https://www.instagram.com/kurumi_shimizu/?hl=ja