OKWAVE Stars Vol.755はNetflixオリジナルシリーズ「13の理由」に出演の主役クレイ役ディラン・ミネットさんとジェシカ役アリーシャ・ボーさんへのインタビューをお送りします。
Q 台本や作品のテーマについて聞いた時はどう感じましたか。
Aアリーシャ・ボー原作の小説を中学生の時に読んでいて、もともと好きな作品でした。メールでオーディションの連絡が来た時には、Netflix、トム・マッカーシー監督、脚本にはブライアン・ヨーキーという名前が入っていたからとてもワクワクしましたし、夢のようなプロジェクトだと思いました。だから役がもらえたらすごいことになるだろうなと感じました。
ディラン・ミネット僕も最初に脚本をもらった時に、次にどうなるのかワクワクしました。それは良い兆しだと感じました。脚本を読んでテーマを知って、こういうデリケートな題材をTVシリーズで扱うことにも興味深かったです。ヤングアダルト層向け小説のこういうテーマを掘り下げた作品をこれまでに観たことがなかったので、そこにチャレンジしているこの作品にワクワクしました。
Q 身近にいるような共感できるキャラクターを演じていました。キャラクターについて感じたことはいかがでしょうか。
Aアリーシャ・ボーやはり、ブライアン・ヨーキーの脚本のおかげです。オーディションの際にジェシカのセリフを読んだ時に「こういう子いるよね」と共感できました。自分と同じくらいの女の子がリップグロスやスキニージーンズの話ではなくて、こういう題材ですごくリアルに描かれていて、セリフもリアルだと感じました。
ディラン・ミネット10代の少年少女が出てくるTV作品はステレオタイプになりがちです。でも、ブライアンをはじめ、脚本家たちがキャラクターに奥行きを持たせ続けてくれたので毎回驚かされました。立体的で深みのあるキャラクターでした。シーズン2ではそれがさらに掘り下げられていくんです!
Q 撮影の様子や共演者についてお聞かせください。
Aアリーシャ・ボーシーズン1では学校の廊下のシーンが多かったです。シーンとしてはクールなのよ(笑)!私たち10人くらいがいて、後ろにハンナがいて、クレイがセリフを話している。だからみんなが同じ現場にいることが多かったです。
ディラン・ミネットやはり舞台が学校という環境だから、みんなが同じ現場にいることが多かったです。それと同じく、僕がカセットテープを聴いているシーンも多かった(笑)。
アリーシャ・ボージェシカとアレックスがイチャイチャしてるシーンもね(笑)。
ディラン・ミネットだから良いバランスでしたね。
Q Netflixはイッキ見が特徴ということで、全話作り終えて配信されますが、作品の作り方として、他のドラマや映画との違いなどはいかがでしょうか。
Aアリーシャ・ボー13話撮るのに6ヶ月かかっています。長い映画を撮るような感覚でした。いっぺんに配信されますが、配信されてから日増しに反響が大きくなっていきました。Netflixはとてもユニークな発表の場だと思います。とくにこの4、5年でイッキ見というものがTVの世界を大きく変えてきたと思います。
ディラン・ミネット一気に配信されることで、自分たちが作品を作り終えることができるので自信を持って臨むことができます。撮影しながら放映していく形だと、ファンからの感想が届いてしまって、それが物語や脚本に影響してしまうこともあります。だからNetflixはアーティストにぴったりなプラットフォームですね。自分たちが作りたいものを作らせてくれます。とくにこの「13の理由」は誠実にまっすぐに描くことが大切な作品のなので、Netflixでなければこの物語を語るべき形で作ることは難しかったと思います。ひとつのビジョンをブレずに最後まで作り終えることができるんだと思います。
Q 大きな反響を読んでいる作品ですが、撮影前後、配信前後での大きな変化や発見などはいかがですか。
Aアリーシャ・ボー私はインスタグラムのフォロワー数がものすごく増えて、これからどんなことを発信したらいいのかちょっと悩みました(笑)。これまでもお芝居をしていましたが、私自身はもっとナイーブな性格だったので、作品を気に入ってもらえたらいいな、という想い以上の反響がこの作品にはあったから、私にとって本当の友だちは誰なのかとか、発言する内容とかを考えなければいけないと思うようになりました。でも、考えすぎると不安だらけになってしまうので、なるべく考えすぎない方がいいなと思っています。
ディラン・ミネットこの作品に出演する前には、僕はエンタメ業界やフィクションは人の命を救ったりするようなものではないと思っていました。でも、「13の理由」は、本当にまれなことではあるけれど、人の考え方を変えたり、命を救うことさえもあるんだと気づかされました。それはすごく嬉しいことだし、僕自身、人と物語を通じてつながることの大切さをあらためて感じることができました。
Q OKWAVEユーザーにメッセージをお願いします。
Aディラン・ミネットまずは「13の理由」を楽しんでもらいたいです。何か充足できる、自分の人生に使える何かを見つけられるような作品であればいいなと思います。共感できるキャラクターに出会ってほしいし、ちゃんと自分たちが描かれている作品だと気づくことができると思います。そして、どんな結末を迎えるか楽しんでください。
アリーシャ・ボー「13の理由」シーズン1を観た後に、私は14歳の時に原作を読んだ当時のことを思い出しました。その当時にやり取りした相手や出会った人たちに対して自分が言ったことが良い影響を与えたのか悪い影響を与えたのか考えてしまいました。この作品を観ていただく日本のとくに若い方には、自分の言動が相手にどう影響するのかを心に留めていただけたらと思います。
Qディラン・ミネットさん、アリーシャ・ボーさんからOKWAVEユーザーに質問!
ディラン・ミネット、アリーシャ・ボー「13の理由」シーズン2が間もなく配信開始されますが、もし皆さんが二次創作するならどんな内容がいいですか。
■Information
Netflixオリジナルシリーズ「13の理由」シーズン1 独占配信中!
シーズン2 2018年5月18日(金)全世界同時配信開始!
「13の理由」は、歌手で女優のセレーナ・ゴメスが原作と出会ってから6年以上の歳月をかけ、自らが製作総指揮として映像化を実現させた渾身のドラマシリーズ。2017年のシーズン1の配信時には、若者たちを縛るスマートフォンやSNSを通した友情、恋愛、人間関係など、現代社会の抱える闇をリアルに映し出した作品として、SNSをはじめ記録的な反響を生み、全米でエンターテインメントの枠を超えた社会現象にまでなった作品。
シーズン1は、高校生のクレイ·ジェンセンがある日、自分宛ての謎めいた箱を見つけるところから始まります。箱の中にあったのは、2週間前に命を絶ったクラスメート、ハンナ·ベイカーが録音したカセットテープ。そこには彼女が自殺に至った“13の理由”が録音されていました。2人の視点を通して明かされていく衝撃の秘密と真実。彼女の死を巡るミステリーが紐解かれていく様子がスリリングに描かれます。
「13の理由」シーズン2では、ハンナの死の余波に揺れながらも、登場人物たちがそれぞれに傷を癒やし、乗り越えようとする複雑な過程を描きます。一方、リバティ高校の面々が裁判の準備を進める中、ハンナの死にまつわる真実をどんな手を使ってでも隠そうとする人物の気配が…。そして新たに出てきた一連の不気味なポラロイド写真により、クレイと級友たちはゾッとするような秘密とそれを隠蔽しようとする陰謀の存在を知ることになります。
□Netflixについて
Netflixは、190ヵ国以上で1億2,500万人のメンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級のオンラインストリーミングサービスです。各種受賞作を含むオリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日あたり1億4,000万時間を超える映画やドラマを配信しています。メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけエンターテインメントを楽しむことができます。当社サービスには、広告や契約期間の拘束は一切ないうえ、Netflix独自のレコメンデーション機能が一人ひとりのメンバーの好みに合わせて作品をオススメするので、お気に入りの作品が簡単に見つかります。
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ディラン・ミネット
1996年12月29日生まれ。
映画データベースサイトIMDb発表による2017年にブレイクしたハリウッドスター第6位に選出。TVドラマ「プリズン・ブレイク」で主役マイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)の子供時代を演じる。その後も「女捜査官グレイス〜天使の保護観察中」「アウェイク〜引き裂かれた現実」などに出演。近年の映画出演に『プリズナーズ』(15)、『ドント・ブリーズ』(16)、『グースバンプスモンスターと秘密の書』(17)など。
アリーシャ・ボー
1997年3月6日生まれ。
『アミューズメント』(08)で、女優ジェシカ・ルーカス演じるリサの幼少期を演じる。『パラノーマル・アクティビティ4』(12)やTVドラマ「NCIS〜ネイビー犯罪捜査班」「Casual / カジュアル」「CSI:サイバー」「ティーン・ウルフ」など、人気作品に数多く出演。本作では、ハンナとジェシカ、アレックスの3人はみな転校生で、一時はいつも3人で行動するほど親しい仲だったが、ジェシカとアレックスが付き合いはじめて、友人関係が崩壊して以降、事件の鍵を握る人物となる。シーズン2では、シーズン1以上にキーパーソンとなっていく。