Vol.768 女優 越後はる香(映画『明日にかける橋 1989年の想い出』)

越後はる香(映画『明日にかける橋』)

OKWAVE Stars Vol.768は映画『明日にかける橋 1989年の想い出』(2018年6月30日公開)に出演の越後はる香さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作出演が決まった際にはどう感じましたか。

A越後はる香オーディションで選んでいただきましたが、決まった時はすごく嬉しい反面、どうやって現場に入ろうかなという不安もありました。

Q 高校生のみゆき役についてお聞かせください。

A映画『明日にかける橋』越後はる香高校生のみゆきはすごく自分の意志を持っていて、自分の考えた方向に進もうとします。そこは自分に似ているなと思いました。
1989年という時代は私が生まれる前です。現場に入る前に太田隆文監督から「1989年当時に流行っていた映画やCMを観たり、音楽を聴いてきて」という宿題をもらいましたので、勉強しました。それと母が当時高校生だったので、当時の話を聞いたりもして役のことを考えました。

Q 1989年の高校生と今の高校生の共通点と違うところなどを感じることはありましたか。

A越後はる香大きく違うと思うことはなかったです。でも、1989年の高校生は、この映画の中にも出てきますが、先生から「勉強をしていい学校に行っていい会社に就職しろ」とすごく言われている印象です。いまの先生は、生徒がやりたいことをサポートしてくれたり、その子に合った方向で進路のサポートをしてくれる先生が多いのかなと思います。

Q 監督から役柄などで言われたことはありますか。

A越後はる香監督からは「こうしてください」とは一度も言われませんでした。「みゆきとして思うことをまずやってみて」と言われて考えて演じましたが、すごく演じやすい方法でした。

Q 静岡県でのロケはいかがでしたか。

A映画『明日にかける橋』越後はる香私は関西の都会の方の出身なので、今回の静岡県の田舎の方での撮影は、時間がとてもゆっくりと流れている印象でした。自然もすごく豊かで、過ごしやすそうだなと思いました。

Q 共演者の印象はいかがでしたか。

A越後はる香現場に入った時はすごく緊張していましたが、鈴木杏さんをはじめ共演者の方や地元の方が声をかけてくださって、すごく居心地が良かったです。
お母さん役の田中美里さんとは一番長くご一緒しましたが、お芝居の時はお母さんとして包み込むような感じでした。撮影の合間にもたくさんお話できましたが、撮影が終わった時に「みゆきがはる香ちゃんで良かったよ」と言ってもらえて、すごく嬉しかったです。
お父さん役の板尾創路さんは地元が同じ関西なので地元のお話をしたりしました。最初の撮影が家族の食卓のシーンで、緊張している私を和ませてくださいました。

Q 撮影で印象的だったシーンはいかがでしょう。

A映画『明日にかける橋』越後はる香弟のお葬式での藤田朋子さんとのシーンです。両親に対して自分の中の苦しい思いを言えないみゆきが、大好きな先生に会って自分の気持ちが爆発してしまう、そのシーンがとても印象に残っています。

Q 未来の自分がタイムスリップしてくる、という設定ですが、タイムスリップはしてみたいですか。

A越後はる香私は自分の過去に戻りたいとは思わないです。未来の自分も見たくないなと思います。未来を知ってしまったら、これから面白くないと思いますし、決まったまま生きていくのもつらいです。自分が生まれるより前などの時代であればちょっとは興味があります。

Q 未来から来たみゆきは、高校生のみゆきには自分が本当は何者か伝えていません。高校生のみゆきはどう思っていたと思いますか。

A越後はる香高校生のみゆきは未来のみゆきと対面していてもそれが未来の自分だとは分かっていないと思います。高校生の時のみゆきの夢は作詞家になることなので、自分の高校に未来の自分が来るとは夢にも思っていないと思います。

Q この作品に関わって、新しい発見などはありましたか。

A越後はる香両親が子どもに対して言えない思いがある、ということがこの映画を通して分かりました。みゆきみたいに後悔しないで生きていくためにも、親や友だちに接する態度は気をつけないとなと思いました。

Q この映画を同年代の方たちにはどう観てほしいですか。

A越後はる香親が子どもを思っているからこそ、つい強く言ってしまうということや、少し考え方を変えてみたら接し方が変えられるということを、この映画を観て感じてほしいです。

Q 高校生のみゆきは作詞家を夢見ていますが、ご自身は未来に向かってどんな展望を持っていますか。

A越後はる香人生は必ずしも思ったとおりにはならないけれど、あの時こうしておけば良かったと後悔しないように、毎日を過ごしていけたらと思います。

Q 越後はる香さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A越後はる香この映画を観て、親が思っていること、子どもが思っていることを感じてくださった方が、少しでも相手を思って接したら、ぶつかることもなくなると思います。人に対する関わり方を考えるきっかけになればいいなと思います。

Q越後はる香さんからOKWAVEユーザーに質問!

越後はる香私は半年前に関西から上京してきました。まだあまり出かけたりしていないので、首都圏で行ってみたらよいおすすめの場所を教えてください。

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■Information

『明日にかける橋 1989年の想い出』

映画『明日にかける橋』2018年6月30日より有楽町スバル座、8月にテアトル梅田、9月1日より静岡県内ほかにて全国順次公開。

主人公のみゆきは30代のOL。とある田舎町で暮らしている。
弟・健太が交通事故で死んでから家族は崩壊。母は病気で入院。父は会社が倒産、酒に溺れる。みゆきが両親を支え働く日々。
そんな2010年の夏のある日、夢がかなうという明日橋を渡ったことでなんとタイムスリップ!
弟が死んだ1989年に戻ってしまう。バブル全盛の時代。
そこで出会う若き日の両親と元気な弟と若き日の自分。
みゆきは、もし、この時代で健太を救うことができれば、家族を救うことができるかもしれないと希望を見出すが、その先には、様々な困難が待ち構えていた。

出演:鈴木杏、板尾創路、田中美里、越後はる香、藤田朋子、宝田明ほか
監督・脚本・編集・プロデューサー:太田隆文
配給:渋谷プロダクション

公式サイト:http://asunikakeruhashi.com/

©「明日にかける橋」フィルムパートナーズ

初日舞台挨拶決定!

日時:6月30日(土)10:30からの回上映後初日舞台挨拶あり(上映前予告なし)。
舞台挨拶登壇者(予定):鈴木杏、田中美里、越後はる香、藤田朋子、太田隆文監督
会場:有楽町スバル座
(千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビルヂング内
JR有楽町駅JR日比谷口から徒歩1分
地下鉄有楽町線 有楽町駅D4番出口 徒歩1分)

※初日舞台挨拶の回のみ入替制となります。
※登壇者は予告なしに変更をする場合がございます。あらかじめご了承願います。
※特別興行の為、株主優待カードはご利用いただけません。
※有楽町スバル座は全席自由席の為、事前には販売しておりません。当日のみ有効のチケットを当日窓口で販売しております。
※混雑状況により、お立見となる場合や、満席の場合はご入場をお断りすることもございます。
お問い合わせ:有楽町スバル座 03-3212-2826


■Profile

越後はる香

女優 越後はる香(映画『明日にかける橋』)2000年10月19日生まれ、兵庫県出身。
趣味・特技はチェロ、スキー、乗馬。2017年「ブラックリベンジ」(日本テレビ系)でTVドラマデビュー。オーディションで勝ち取った今作で映画デビュー。目力と品の良さが光る、今後が期待の新人。

http://www.sma.co.jp/artist/profile/index/377

ヘアメイク:宇賀理絵


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