Vol.783 俳優 廣瀬智紀(舞台「カレフォン」)

廣瀬智紀(舞台「カレフォン」)

OKWAVE Stars Vol.783は舞台「カレフォン」W主演の廣瀬智紀さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作主演のオファーを聞いた時はどう感じましたか。

A廣瀬智紀鈴木おさむさんに声をかけていただきました。6年前に放送された深夜ドラマでドラマ初出演をする機会を作っていただいた、恩師のような気持ちでいるので、そんな方からまた声をかけていただけたのを光栄に思っています。新しいキャストの方々と新しいチャレンジができるのもすごく楽しみです。

Q 設定やストーリーについてはどう感じましたか。

A廣瀬智紀(舞台「カレフォン」)廣瀬智紀おさむさんが「泣かせますよ」と言うとすごく説得力があります。おさむさんがいろいろな計算をして“泣き恋”というキャッチフレーズが生まれているのだと思います。でも、演じる側としては泣かせにいくという気持ちではなく、純粋に役と向き合った上で、藤原駿という役をものにして、そこに持っていけるように努めたいです。

Q この世にはいない役とのことですね。

A廣瀬智紀生前付き合っていた彼女の使わなくなった古いスマートフォンから出てくるところはラブファンタジーという要素だと思いますが、そういう夢のような感覚をうまく表現したいなと思います。自分が幽霊のようなファンタジー要素を担うのは初めてなので、どう演じられるかを楽しみにしています。

Q W主演の川栄李奈さんをはじめ、共演者についてはいかがでしょうか。

A廣瀬智紀山崎樹範さん以外は皆さん初めましてです。でも川栄さんをはじめ、初対面の時から良い空気感だと感じたので心配なく稽古に入れるなと思いました。舞台上に5人しかいない少人数の作品は実は初めてなので、どうやっていくのかなというワクワク感も大きいです。

Q 稽古に入るにあたってどんなふうに準備をしていますか。

A廣瀬智紀稽古前には他の作品に関わっていますが、その合間にもこうやって取材を受けたりする際にハッと気づくこともありますし、作品と向き合う時間を作るようにしています。それと、今回は恋愛ものということで、事前に恋愛映画をよく観ておこうかなと思っています。

Q これまでに恋愛作品への出演はありましたか。

A廣瀬智紀短編ドラマの淡い恋のようなものはありましたが、こういう長編でガッツリ恋愛ものは、男性同士の恋愛を描いた映画のみです(笑)。男性同士ではありますが、自分の中で大事にしている作品でもあるので、そういった経験も活かせればと思います(笑)。

Q もし「カレフォン」のような設定で、自分に電話がかかってくるとしたら誰と話したいですか。

A廣瀬智紀僕は物心がついた頃には両親のおじいちゃんが亡くなっていて、おじいちゃんとの会話の記憶が無いので、もしそんなことができるのなら話してみたいです。

Q スマホや電話にまつわるエピソードをお聞かせください。

A廣瀬智紀中学の時に友達が携帯電話を持ち始めた時に、僕は親の方針もあって自分のを買ってもらうのが遅かったです。だから初めて自分の携帯電話を持った時は嬉しかったです。当時は着メロが流行っていて、雑誌に載っているコードを入力したり、32和音、64和音といった性能を気にしていたり、今からすると懐かしいですし、不思議な感覚です。

Q 舞台に合わせて漫画版が配信されていますが、いわゆる漫画原作作品というわけではありませんね。

A廣瀬智紀漫画原作の作品に出演させていただく機会には、役と向き合うこともそうですし、役の可能性を広げる役目を担うことにもなります。原作から飛び出てくる感動ももちろんあると思いますが、それとは別にせっかく生身の人間が演じますので、より人間味が出て一層共感していただけるようにと心がけています。生身だからこそ伝えられることもあると思います。

Q 演じる上で、舞台ならではの、大事にしていることは何でしょう。

A廣瀬智紀自信を持って舞台に立つことが大事だと思います。やはり100%、120%のものをお客さんも期待しているだろうからプロとしてそういうものを見せたいといつも思っています。

Q 廣瀬智紀さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A廣瀬智紀鈴木おさむさんのオリジナル作品で、恋愛に特化した作品を打ち出すことでの新しいチャレンジになると思います。おさむさんが作る作品ですし、大塚愛さんが楽曲を書き下ろしてくださったり、世界観は完璧です。それだけできっと泣けてしまいますが、日常の出来事のようなこともあって、すごく共感ができる作品にもなると思います。一生懸命生きている川栄さん演じるOLの主人公・茜の姿と重ねられるところがあるだろうし、自分は彼女と皆さんを同じように癒せる存在になれるように頑張りますので、ぜひ劇場にお越しください。

Q廣瀬智紀さんからOKWAVEユーザーに質問!

廣瀬智紀廣瀬智紀はこの先も活躍しますよね?

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■Information

「カレフォン」

「カレフォン」東京公演:2018年10月4日(木)~21日(日)オルタナティブシアター
大阪公演:2018年10月27日(土)~28日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
広島公演:2018年10月31日(水)はつかいち文化ホールさくらぴあ
川越公演:2018年11月3日(土・祝)ウェスタ川越 大ホール
仙台公演:2018年11月6日(火)電力ホール
七飯町公演:2018年11月11日(日)七飯町文化センター パイオニアホール
札幌公演:2018年11月13日(火)わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)

茜は、派遣OLとして働くが、職場では上司に嫌味ばかり言われたり、うまくいかない。「生きていても楽しくない」そんなことを思ったある日、クローゼットにしまってあった古いスマホが、突然鳴り出す。使っていないはずの電話から聞こえたのは、2年前に病気で亡くなった恋人、駿の声だった。
彼のことを忘れようと必死だった茜の前に、スマホとなって現れた元カレ。
少しずつ前を向いて生きようとする、茜の一生懸命な姿に社長の息子で次期社長の陸は好意を抱く。
生きる実感のなかった茜と、茜を取り巻く人々が一歩ずつ動き出す…!

作・演出:鈴木おさむ
音楽:大塚愛

廣瀬智紀 川栄李奈
戸塚純貴 柳美稀 山崎樹範

https://www.krph.jp/

企画・製作:エイベックス・エンタテインメント


■Profile

廣瀬智紀

廣瀬智紀(舞台「カレフォン」)1987年2月14日生まれ、埼玉県出身。
数多くの舞台、映画、TVドラマで大活躍中の俳優。近年の主な出演作品は、日本テレビ「男水!」(17)、劇団☆新感線『「髑髏城の七人」Season月』(18)、「スサノオと三琴」(18)、映画『HiGH&LOW THE MOVIE 2/3』、『逃げた魚はおよいでる。』(17)など。また、舞台「弱虫ペダル IRREGULAR〜2つの頂上〜」(15)、「WORLD ~beyond the destiny~」(16)、映画『天秤をゆらす。』(16)、『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。』(17)では主演を務め、その演技力で注目を集める。2018年は映画『ラブ×ドック』(監督/鈴木おさむ)に出演、映画『刀剣乱舞』、『鹿沼』が2019年に公開予定。

https://ameblo.jp/tomoki-hirose/