Vol.796 NON STYLE 石田明(映画『ノーマーク爆牌党』)

NON STYLE 石田明(映画『ノーマーク爆牌党』)

OKWAVE Stars Vol.796は映画『ノーマーク爆牌党』(2018年10月27日公開)主演の石田明さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作へのオファーについてどう感じましたか。

A映画『ノーマーク爆牌党』石田明びっくりしました。麻雀は好きやったので麻雀映画に出演できることはうれしいことですが、爆岡弾十郎という自分とは真逆のキャラを演じることへの驚きが大きかったです。なぜ僕へのオファーだったのかいまだに理由はわかってないです(笑)。

Q 爆岡のキャラクターをどう受け止めましたか。

A石田明オファーが来て、まず原作を読みました。それで、僕にオファーが来たということはコミカルにやるということかなと考えていましたが、届いた台本を読むと全然そうではなかったです。むしろ場の空気をシメにいく役なので驚きました。自分とは真逆ですが、方向性ははっきりしているので、やるべきことは見つかりやすかったです。

Q 台本を読まれた印象としてはいかがでしょう。

A映画『ノーマーク爆牌党』石田明原作よりも青春モノのような、麻雀を題材にした甲子園を目指すようなイメージが浮かびました。鉄壁くんの成長物語なので、僕はいいOBを演じられたかなと思います(笑)。恋愛部分もありますが、矢本悠馬くん演じる鉄壁と長澤茉里奈さん演じる九蓮宝燈美は同年代ですが、おっさんの爆岡が何競ってんねん、というところはありながら、実際には女性への恋というよりは、恋愛を通して才能を認めてほしい、という立ち位置なのかなと思いました。爆岡の弱さが垣間見えるので、爆岡はただの変人ではなく意外に普通の人なんやと、観ている方にも愛してもらえたらと思います。

Q 爆岡を演じる上で監督から何か言われましたか。

A石田明まず「ちょっと日に焼けてもらえますか」と(笑)。原作は色黒のイメージはないんですけど、監督は爆岡のキャラクターをちょっと浮世離れした、普段、何をしているかわからないような、得体の知れない人物にしたかったようです。歩き方も独特です。僕は大阪に住んでいる時、新世界によく行っていましたが、新世界は浮世離れしている人がたくさん集まっているので、そういうヤバそうな人のことを思い出しながら演じました。

Q 麻雀を打つシーンについてはいかがでしたか。

A石田明麻雀を普通に打っていても所作を気にすることはないですよね。今回、強い人ならではの格好良く見えるような所作をいろいろ教えてもらいました。今後はプライベートでも活かせるなと(笑)。たとえば、牌を掴んで切る時に外回しに牌を回すように切る、みたいな動きがあることを知りました。

Q 共演者とのエピソードなどお聞かせください。

A映画『ノーマーク爆牌党』石田明矢本くんは控え室にいる時から面白くて、和気あいあいとしていました。共演の皆さんと待ち時間などに話していて「石田さんが一番、当大介っぽいですよね」と言われました。逆に当大介役の高崎翔太くんが爆岡っぽいとか、長澤さんの演技に全員でダメ出ししてイジるとか(笑)、楽しく過ごしました。
それと、長澤さんとのロケ中に、彼女のツイッターのDMに、井上から「今度、ご飯に行きませんか」というのが来たのが印象的でした(笑)。「どう返しましょう」と聞かれたから、僕が睨みつけている写真を撮って返信してもらいました(笑)。

Q 本作主演を通じて、何か新しい発見はありましたか。

A映画『ノーマーク爆牌党』石田明現場ではそう思ってはいませんでしたが、完成した映画を観て、意外に髪の毛を伸ばしてもイケるなと思いました(笑)。でも、実際に伸ばしてしまうと井上のことをイジれなくなるので、井上がいる限り、僕は爆岡のような髪型にはしないでしょう。

Q 本作の見どころはいかがでしょう。

A石田明今回は、お笑いやNON STYLEの石田感をすべて省いていますので、そういう新しい部分を見てほしいですね。普段はふざけていても、意外に38歳のおじさんなんだと思っていただけたらと思います。

Q 石田さんご自身は麻雀の打ち方で何か特徴はありますか。

A石田明僕は鉄壁タイプの爆守備です。大阪の芸人時代にはみんなで麻雀をよく打っていて、数カ月分の点数が集計されて表になってました。僕は目立つ上がり方をしていませんがだいたい上位でした。

Q 石田明さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A石田明原作のある作品の映画化ですが、『ノーマーク爆牌党』ではあるのですが、また別のものが今の時代だから生まれたのかなと感じています。原作の良さを残しながら新しい面白さが加わっています。麻雀を知らない人にも楽しめる内容になっていますし、人間模様が描かれていますので、あらゆる方に楽しんでもらえたらなと思います。

Q石田明さんからOKWAVEユーザーに質問!

石田明NON STYLEの井上が起こした不祥事は何でしたでしょうか。
ちょっと思い出せないんですが、何年頃に何があったのか、教えてもらえますか(笑)。

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■Information

『ノーマーク爆牌党』

映画『ノーマーク爆牌党』2018年10月27日(土)公開

アマチュア麻雀界で全国二連覇を成し遂げ、プロ入りが期待されている大学生の鉄壁保は、雀荘どら道楽で九蓮宝燈美、当大介と共に、日々麻雀の腕を磨いていた。
三連覇の掛かる大会前日、そこにふらりと爆岡弾十郎と名乗る男が現れる。
自らを天才と名乗り傲慢な態度で振る舞う爆岡に、宝燈美と大介は鉄壁との勝負を持ち掛ける。
相手の余剰牌を狙い撃ちする「爆牌」を武器とする爆岡と、徹底した守備力「爆守備」を武器とする鉄壁。
運命に導かれるように出会った二人は、己のプライドと人生を掛けぶつかり合う。

石田明 矢本悠馬
長澤茉里奈 高崎翔太 永田彬/モロ師岡

原作:「ノーマーク爆牌党」片山まさゆき(竹書房刊)
監督・脚本:富澤昭文
配給・宣伝:AMGエンタテインメント

http://bakuhai-movie.com/

(C) 2018片山まさゆき/竹書房/『ノーマーク爆牌党』製作委員会

☆10月27日(土)には、初日舞台挨拶を予定しています。


■Profile

石田明

NON STYLE 石田明(映画『ノーマーク爆牌党』)1980年2月20日生まれ、大阪府出身。
中学・高校の同学年だった井上裕介と2000年にお笑いコンビ「NON STYLE」を結成。ABCお笑い新人グランプリ審査員特別賞、上方漫才大賞優秀新人賞、MBS新世代漫才アワード優勝、NHK新人演芸大賞演芸部門大賞、上方お笑い大賞最優秀新人賞など受賞多数。2008年には、「M-1グランプリ」で優勝を果たす。近年は、「雷火」、「モニタリンGood! ~それが大事~」「幼児・小学生・戦隊ファン向け 夏休み企画 ももたろう」など舞台の脚本、演出なども手掛けている。

https://twitter.com/gakuishida