Vol.817 浅川梨奈、西銘駿(劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』)

浅川梨奈、西銘駿(劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』)

OKWAVE Stars Vol.817は劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』(2019年2月1日公開)主演の浅川梨奈さんと西銘駿さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作の設定をどう感じましたか。

A浅川梨奈、西銘駿(劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』)西銘駿僕は青春ラブコメディを結構見るんです。それで原作も楽しく見させていただきましたし、演じていても楽しかったです。現実味がないお芝居の連続だったので、お芝居も新感覚でした。もともとコメディと恋愛ドラマの経験が少ないので、自分の中ですごく成長できましたし、作品への愛情も今ではすごく大きいです。

浅川梨奈この作品は段々惹かれていく男女ではなく、そもそも「好き」から始まる作品です。照れ隠しもあるとは思いますが、理系的な言葉や表現でしか伝えられないちょっと不器用な二人の物語です。そんな二人に振り回されながらも周りにいる、唯一普通なキャラクター奏ちゃんや他の変な人たちなど…、笑いどころ、ツッコミどころがあちこちにあるので、いかに周りを笑わせられるかを考えながら、演じさせていただくことができました。すごく楽しい現場でしたし、演じさせていただいた菖蒲ちゃんは変わっているけどけど純粋な女の子の部分もあるので、かわいさも大事にしながら演じるようにしました。

Q それぞれ、キャラクターについてどう受け止めましたか。

A西銘駿雪村心夜はストレートだけど不器用です。自分の気持ちに気づいているのに、恥ずかしいから理系で証明したいし、多分、恋愛の感情は初めてなので、それを数式化してちゃんと数字で表すことができたらお互いに好きなんだ、という細かいところにこだわっています。僕自身は好きになったらストレートに行く直球タイプなので、最初は雪村に共感できませんでした。それが演じていくうちに、その不器用さがかわいらしく感じてきて、一周回って愛着が湧いてきましたし、すごく好きになりました。

浅川梨奈氷室菖蒲ちゃんは一見すごく冷たい女の子に見えてしまうかもしれませんが、実際にはすごくかわいくて、真っ直ぐな女の子なので、その部分をしっかり伝えられるように演じさせていただきました。雪村くんみたいな人はあまり現実にはいそうにないですが、菖蒲ちゃんはわりと普通の女の子の思考をもっているので、現実にいてもおかしくないんじゃないかなって思います。堅苦しくなりすぎないよう監督に相談させていただきながらかわいい部分を出せるように演じました。私の場合は菖蒲ちゃんに共感できる部分が割と最初から多かったので、演じながらも楽しかったですし、ちょっと変わっているけれど、少女漫画のヒロインが感じるような気持ちもちゃんと感じる取ることができたと思います。

Q お互いの印象はキャラクターと比べていかがでしょう。

A西銘駿(劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』)西銘駿真反対だよね〜。

浅川梨奈:西銘さんはこのとおり、天然で雪村くん感がないです(笑)。

西銘駿氷室は理系女子だけど、かわいらしくて素直なんです。雪村は理系一筋ですが、雪村がやりすぎるとちゃんとツッコんでくれるし、人間味もあります。それに雪村が実験に失敗すると素直に嫉妬もしてくれます。撮影のときは役になりきっていて、カットがかかり、ふたりとも素に戻った時に、ぜんぜん自分たちとは違うなあと。雪村と氷室と違って、僕と浅川さんはギャグセンスも似てるので(笑)だから僕も浅川さんも役とは真反対なんです。

Q 映画での印象的なシーンについてはいかがでしょう。

A西銘駿鏡に雪村がリップで公式を書いて出ていくシーンがあるんですが、自分でもドヤ顔で演じていながら「あの行為は何だったんだろう」と思っています(笑)。

浅川梨奈最後にそのリップをちゃんと唇に塗ってるのを見た桜田通さんが「汚っ!」て言ってました(笑)。
私は、通さんとのキャンプファイヤーのシーンです。他はちょっとふざけているようなシーンが多かったので、ふたりで「真面目なシーンだからがんばろう」と言い合いながら演じさせていただきました。
撮影は春先の秩父だったのですが、花粉がすごくて…涙と鼻水が止まらなくなったり、声も出なくなってしまったことがありました。鼻声になってしまっているシーンがあったのでとても心残りです。

Q 気になる理系セリフはいかがでしょう。

A西銘駿僕は、「理論的最高値のキスをしてやる」です。

浅川梨奈あれ、「チンパンジー亜族」じゃないんだ?

西銘駿それ!雪村的には「理論的最高値のキスをしてやる」ですけど、僕たちキャスト的には「チンパンジー亜族」です。氷室をナンパしてきた人を雪村が止めに入ったときにそのセリフが出ますのでぜひ聞いてほしいです。そのセリフの時、怒りすぎていて、僕の顔がチンパンジー亜族なんじゃないかと思います(笑)。

浅川梨奈思い出しただけでずっと笑える…!(笑)本当に楽しい撮影でした。

西銘駿僕は氷室のセリフでは、いろんな「雪村くん」が好きだったな。

浅川梨奈私は物語の最初の「私、雪村くんのことが好きみたい」というセリフがすごく大事だと思っています。その後のシーンでは「好き」という言葉をあまり言ってないんです。最後の方のシーンでは元々台本にはなかった演出もあったりしたのですごくお気に入りのシーンになっています。

Q 本作出演を通じて新しい発見もしくは改めて気付かされたことは。

A浅川梨奈(劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』)西銘駿僕は発見しかないです。まず、笑いは難しいなと。僕自身はすぐ笑ってしまうタイプなのに、演じたのは一番真面目で笑ってはいけない役です。いくら役に入っていても、目の前で繰り広げられていることがあまりにもおかしくて、ついつい自分に笑ってしまいそうにもなりました。コメディの難しさも知りました。

浅川梨奈私は、アドリブにもどんどん挑戦したいと思っていた時期に出演させていただいた作品だったので、役柄を演じながらアドリブするという難しさを学びました。菖蒲ちゃんや雪村くんはいたって真面目にだけど、本人たちが気づいていない面白さがあるので、菖蒲ちゃんを演じるときに浅川梨奈が出ないように、また菖蒲ちゃんがやらないことはやるべきではないので、そういった部分を考えながら演じるのはとても大変でしたし、色々と勉強させていただきました。

Q OKWAVEユーザーにメッセージ!

A西銘駿ドラマ、そして映画の撮影を終えて思ったのは、やっぱりこの作品は新感覚、今までにない作品だと思いました。演じてみてもシュール過ぎて、本当に大丈夫なのかなと思うくらいコメディ部分が強かったですけど、完成した作品を観ると、ちゃんとラブな部分もあり、キュンキュンできるので観てほしいです。初めて感じる気持ちになれると思います。

浅川梨奈この作品は好きから始まる物語になっているので、普通の恋愛映画の要素だけではなく、コメディ要素も強い作品になっているので、クスッと笑いながら観ていただくことができると思います。ドラマでは菖蒲ちゃんと雪村くんの恋愛に周りが巻き込まれていく形ですが、映画では映画オリジナルの文系チームのキャスト3人が加わって、桜田通くん演じる神凪悠との三角関係もあったり、ドラマとは違う展開になっています。ぜひドラマも合わせて観ていただけたら嬉しいですし、もちろん映画だけでもふたりがどんな経緯をたどってきたかわかると思いますので、「リケ恋」独特のシュールな世界観を感じてもらえたらなと思います。

Q浅川梨奈さん、西銘駿さんからOKWAVEユーザーに質問!

西銘駿チンパンジー亜族ってそもそも何ですか?

浅川梨奈あなたの好きな方程式は何ですか?

西銘駿じゃあ、僕らも方程式をつけようよ。好きイコール・・・?これ難しい!

浅川梨奈簡単だよ。好き=ツンデレであること。

西銘駿ツンデレ一番嫌い!

浅川梨奈西銘さんに求めてないから!(笑)

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■Information

劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』

浅川梨奈、西銘駿(劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』)2019年2月1日(金)公開

ドラマ版から発展した“恋の実験”が研究室を飛び出し、“理系バカ”だけに留まらず、“文系バカ”までも巻き込んで、
新たな「胸キュンドラマ」を巻き起こす!
果たして恋するツンデレ理系美女・氷室と理系バカの雪村はさまざまな波乱を乗り越えて、理論的最高値のキスをすることはできるのか?
「恋」の定義に関する証明実験のクライマックスはスクリーンで繰り広げられる!

浅川梨奈 西銘駿(男劇団 青山表参道X)
矢野優花 藤田富 荻野可鈴(夢みるアドレセンス) 佐藤友祐(lol-エルオーエル-) 鈴木つく詩 春日光一
桜田通

原作:山本アリフレッド「理系が恋に落ちたので証明してみた。」(フレックスコミックス「COMICメテオ」掲載)
監督:旭正嗣、佐藤敏宏
配給:エクセレントフィルムズ、トリプルアップ

http://vap.co.jp/rikekoi/

©2018「リケ恋」製作委員会


■Profile浅川梨奈、西銘駿(劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』)

浅川梨奈

1999年4月3日生まれ、埼玉県出身。
SUPER☆GiRLSを卒業後、タレント・女優としてドラマや映画、グラビアなど幅広く活躍中。
https://twitter.com/ASAKAWA_NANA__7
https://www.instagram.com/asakawa_nana/?hl=ja

西銘駿

1998年2月20日生まれ、沖縄県出身。
2014年「第27回ジュノンスーパーボーイコンテスト」グランプリ、2015年「仮面ライダーゴースト」主演(仮面ライダーゴースト/天空寺タケル)、その後もTVドラマ、映画、舞台に活躍中。現在公開中の映画『愛唄―約束のナクヒト―』に出演。男劇団青山表参道Xの一員としても活躍中。

https://twitter.com/shun_nishime
https://www.instagram.com/nishime_shun_official/

 

ヘア&メイク:高橋 亮/スタリスト:椎名倉平