OKWAVE Stars Vol.819は映画『アイアンガール FINAL WARS』(2019年2月16日公開)主演の明日花キララさんへのインタビューをお送りします。
Q 本作はシリーズ第3作目とのことで、本作製作が決まったときの率直なご感想をお聞かせください。
A明日花キララ「アイアンガール」の撮影は本当に過酷で、前回も早朝からの撮影が何日も続いて、体力的に大丈夫かな、というのがまず気になりました。でも、早乙女クリスをまた演じられるのはうれしいと思いました。
Q 早乙女クリス=アイアンガールを演じるにあたって、どんなことを考えましたか。
A明日花キララ今回の台本を読んで、1作目、2作目とはまったく違うクリスを出さないといけないなと思いました。今までのクリスは感情というものがない生き物でした。今回は感情的になるシーンが多くて、私に演じられるのかという不安もありました。今回の物語は共演者の天木じゅんちゃんが演じるサラがキーになってきます。一緒に演じて、いい具合に芝居を合わせることができて、藤原健一監督からも良かったと言われました。いままでにないクリスが出せたんじゃないかなと思います。
Q アクションシーンはどのように臨みましたか。
A明日花キララ前作までと同じくアクション監督は柴原孝典さんという方です。柴原さんの稽古場は都内からは結構遠くて、がんばって通ってアクションを習っていました。
今回のクリスは今までよりも更に強くなければならなかったので、気合を入れて通うつもりでいたら、腰を痛めてしまって、撮影前にまったく準備ができなかったんです。でもワイヤーアクションは第1作から学んでいたので体が覚えていました。他のアクションも、準備ができなかったのに今までよりもキレが良くなっていて、藤原監督からは「勘が鋭くなったね」と言われました。見せ方も良くなっているとも言っていただけました。
私は冒頭の立ち回りが好きです。“壁を走る”アクションもあるので面白いと思います。
Q 共演者についてお聞かせください。
A明日花キララ青柳尊哉さんとの部屋のシーンでは、もともと台本に青柳さんの演じるジョーが上半身裸になる、と書いてあるのに、「普段体を鍛えてないんだよ」と直前になって現場で腹筋をやっていました。でも全然変わってなかったです(笑)。作中ではクールな役柄ですが青柳さん本人はかわいいところがありました。冒頭のシーンで私は折り紙の鶴を折っています。撮影は折る途中までだったので、完成品の鶴はスタッフさんが作ったものが使われています。青柳さんがその鶴を見て、「俺の方がうまい鶴を折る!」と言って、私がアクションシーンの撮影をしている間中、何羽も鶴を折っていました。でもひとつも選ばれていなかったです(笑)。そんなユーモアあふれる方でした。
Q 現場の様子は和気あいあいとしていたようですね。
A明日花キララそうですね。天木じゅんちゃんは人懐っこくて、妹キャラでかわいかったです。亜紗美さんとけーすけさんとは前作でもご一緒していて、とくにけーすけさんと私の会話は、役柄も普段も同じような感じです。けーすけさんがいると和むので、けーすけさんがいて良かったなと思います。
私がクランクインして最初に撮ったのがけーすけさんがオネエ言葉のシーンでした(笑)。先ほどの青柳さんとのセクシーなシーンも当初、初日に撮る予定で、私も青柳さんも人見知りなのでどうなるかと不安でしたが、撮影予定が変わって後半になったので、だいぶ安心して挑めました。
Q 一番大変だったシーンはいかがでしょう。
A明日花キララ全般ではクリスはアクションシーンではスーツに変身するので、スーツを着たり脱いだりということが撮影中に多いのがとくに大変でした。でも、ずっとそうやってきましたから、第1作のときと比べるとすごく慣れていました。最初は3人がかりで着替えていたのが、今回はパーツの位置が自然と自分で全部わかるようになっていました。
撮影ではワイヤーを使う格闘シーンがやはり大変でした。とくに人が死んでしまうシーンは本番一発であることが多いです。そこはみんなで集中して演じ切りました。
そういうアクションシーン以上に大変だったのは、春田純一さんが演じる博士の前で感情を爆発させるシーンです。ここは大事なシーンだと自分も周りも思っていたので、演じきって、監督からも良かったと言っていただけたので、見どころかなと思います。
Q 本作を通じて新しい発見はありましたか。
A明日花キララ第1作、第2作と早乙女クリスを演じてきて、今回、クリスの過去が明かされて、私自身驚きが大きかったです。それでいままでとまったく違うクリスを演じなければなりませんでした。第3作目ですが、まずこの「FINAL WARS」を観ていただいてから前作にさかのぼって観ていただいてもいいかなとも思いました。
Q 明日花キララさんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A明日花キララ第1作が出たのが2012年です。そこから比べて、私も人間として成長しているので、それも含めてこの映画を観ていただきたいです。主題歌と挿入歌も歌わせていただきました。作詞家の方に台本を読んでいただいて歌詞を書き下ろしていただいた曲なので、歌にもぜひ注目していただきたいです。1回観ただけでは物足りないと思いますので、5回くらい観てほしいです。ぜひ映画館に足を運んでください。
Q明日花キララさんからOKWAVEユーザーに質問!
明日花キララ何回もデートをしていて、相手も自分のことをきっと好きだと思っているけど、もしその相手が“鋼鉄のパンツ”を穿いていたら、どうやって脱がしますか?
■Information
『アイアンガール FINAL WARS』
2019年2月16日(土)より池袋シネマ・ロサにて連日20:45より1週間限定ロードショー
時は20XX年、日本にはサイボーグが日常に溶け込んでいた。
人間は地球防衛のために人工知能JUDA(ユダ)を開発。経過は順調に思えた矢先、なんとJUDAが人間を襲い始めた。理由は、人間が核戦争を起こそうとしたことにあった。核戦争が地球を破滅に追いやる、それを企てる人間こそが地球の敵なのだと、JUDAは見なしたのだ。この人間VSサイボーグの戦いは、日本を壊滅的な状況にまで追いやった。そこに目をつけた軍事企業「4thダイアモンド」は、自らの利益を上げるために「超大量破壊兵器」の開発に乗り出した。その秘密兵器は完成を目前にしてテロ組織「アルカロイド」に奪われてしまう。完成すれば連合軍と最終戦争に陥る危険を察知し、自警団「レジスタンス」が立ち上がった。
そんな中、一部の人間が、亡き後に殺人兵器に改造されてしまう。そのサイボーグたちは皆一切の記憶を消されていた。
早乙女クリスも、その一人だった……。記憶を辿り戦い続けるしかないクリス。ある復讐のためにクリスの命を狙う最強サイボーグと化したダイアナも、同じだった。レジスタンス隊員の葛城ジョーが、二人を救おうともがくが……。そんな戦いの最中、クリスは運命的な出会いを果たす。その相手は謎の少女サラ。
出会う前から、二人は不思議と心を寄せ合っていた。しかしそのサラこそが、「超大量破壊兵器」であるSARAだったのだ……。
出演:明日花キララ 赤井沙希 青柳尊哉 天木じゅん
監督:藤原健一
脚本:村川康敏
アクション監督:柴原孝典
配給・宣伝:渋谷プロダクション
(C) 2019『IRON GIRL FW』製作委員会
■Profile
明日花 キララ
1988年生まれ、東京都出身。
2007年デビュー。映画、ドラマなどに出演し11年『女囚701号 さそり外伝』(藤原健一監督)で劇場映画初主演を務める。その後、『ふたりエッチ トリプル・ラブ&ラブフォーエバー』(横山一洋監督)などに出演。
『アイアンガール』シリーズではパート1から早乙女クリス役を演じる。
https://twitter.com/asukakiraran
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衣装提供:La Couture TOYO KITCHEN STYLE