Vol.824 女優 安田聖愛(映画『笑顔の向こうに』)

安田聖愛(映画『笑顔の向こうに』)

OKWAVE Stars Vol.824は映画『笑顔の向こうに』(公開中)ヒロイン役の安田聖愛さんへのインタビューをお送りします。

Q 演じた歯科衛生士や歯科技工士という題材についてどう感じましたか。

A安田聖愛歯科を舞台にした映画は観たことがなかったので題材も面白いなと感じました。私の姉が歯科衛生士なので縁も感じました。役作りのために姉の働いている歯科医院で見学させていただいたり、姉の歯科衛生士友だちを集めてもらって、お話を聞かせていただいたりしました。

Q ストーリーの印象はいかがでしたか。

A映画『笑顔の向こうに』安田聖愛幅広い世代に楽しんでいただける内容だと思いました。社会人の方には新人ならではの失敗や悩みの部分が共感できると思います。ラブストーリーでもあるので、全世代の方に甘酸っぱい思いをしていただけるんじゃないかと思いました。

Q 真夏役についてはいかがでしたか。

A安田聖愛真夏はすごく真っ直ぐで、でもすごくドジな女の子です。台本を読んだ印象は「明るい子」でした。その明るさが私に演じられるのか少し不安もあって、どちらかといえば私に寄せた役作りをしました。真っ直ぐで一生懸命なんだけど、空回りしてしまうような女の子になりました。私と真夏とはテンションが全然違いますが、私もドジなところがあるのでそこは似ているなと思いました。

Q 監督から役作りで何か指示はありましたか。

A安田聖愛役作りについてはとくに言われたことはありませんが、私の歩き方が変だったようで、そこはずいぶんと直していただきました。

Q 歯科衛生士としての芝居はいかがでしたか。

A映画『笑顔の向こうに』安田聖愛姉の務めている歯科医院で器具を持たせていただいたり、使い方も教えていただいたのですが、患者の方の口の中に器具を入れるということには恐怖を感じました。自分が歯科で治療を受けたときには感じなかったことなので、歯科衛生士の仕事は国家試験で資格を取らないとできないことなんだと改めて感じましたし、改めて姉のことも尊敬しました(笑)。

Q 高杉真宙さんをはじめ共演者の印象などお聞かせください。

A安田聖愛高杉さんとは同い年ですが、高杉さんは出ている作品がすでにたくさんあります。私は初ヒロインへの不安が大きかったのですが、撮影が終わって振り返ると、高杉さんに引っ張ってもらっていたなと思いました。また、ベテランの俳優さんも多かったので、みんなに助けられながらヒロインを務めることができたとも思いました。木村祐一さんは少し気難しそうな院長の役でしたが、木村さんが使っているiPhoneケースがかわいらしくて、その話をしてから打ち解けて、ベテランの方の優しさや安心感を感じました。

Q 高杉さんが演じた大地はツンツン王子ですが、ご自分ではああいう男性はいかがでしょう。

A安田聖愛真夏が大地を好きになるのは、幼馴染ということもあって何となく分かりますが、私だったら大地のようなタイプは好きにはならないです(笑)。
真夏が大地を連れて江ノ島に行くシーンが撮影初日でした。私はまだ役が入っていないぎこちない感じで、結果的にそれが真夏と大地の距離感としては良かったかなと思います。

Q 撮影で印象的だったことは。

A映画『笑顔の向こうに』安田聖愛撮影期間は休みなしでずっと撮影していました。いろいろなベテランの方と共演シーンがありましたが、とくに丹古母鬼馬二さんは印象的でした。ご自分が映っていないシーンで笑わせてくることもあって、ベテランの方ならではの余裕が感じられて、楽しい撮影でした。

Q 第16回モナコ国際映画祭で丹古母鬼馬二さんは助演男優賞を受賞されて、本作は最優秀作品賞である“エンジェルピースアワード”も受賞されました。映画祭に参加されていかがでしたか。

A安田聖愛海外の映画祭は初めてでした。映画祭自体はすごくアットホームだったので、あまり海外に来たと身構えることもなくいられました。言葉が通じなくてもみんな受け入れてくれているような感じや、みんないつも笑顔だったので居心地がよかったです。
賞をとった瞬間は実感がなくて、ステージに上ってトロフィーを頂いてはじめて実感とうれしさでいっぱいになりました。作品賞は監督と主演のものだと思いますが、その場にいられてうれしかったです。

Q この映画を通じて新しい発見などはありましたか。

A安田聖愛やはり「歯の大事さ」を改めて感じました。口腔ケアをするだけで食事がとれるようになって寝たきりが治ることもあるというのは本当に大きな発見でした。それと“小顔体操”というのが出てきますが、ずっとやり続けるとちょっと痛くもなるのですが、効果がありそうだとも思いました。

Q 安田聖愛さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A映画『笑顔の向こうに』安田聖愛初ヒロインを務めた思い入れのある作品になりました。私が演じた新人歯科衛生士のあたふたする感じや失敗や成功、ラブストーリーには若い方に共感できるところがたくさんあると思います。ぜひそういう新人のオンオフを楽しんでいただけたらと思います。ご年配の方でも、家族のシーンや介護のシーンも出てくるので、共感できるところがあると思います。私の理想ですが、親子で観ていただけるといいなと思いました。ぜひ機会があれば親子で観に行っていただけたら素敵なことだと思います。ぜひ映画館にお越しください。

Q安田聖愛さんからOKWAVEユーザーに質問!

安田聖愛この映画が最優秀作品賞をいただいたことにちなんで、皆さんの2018年に観た映画の“作品賞”を教えてください。

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■Information

『笑顔の向こうに』

映画『笑顔の向こうに』2019年2月15日(金)より全国のイオンシネマにて公開中

技術が高く、容姿も端麗で“王子”と呼ばれるほどの若手歯科技工士の大地は、新人歯科衛生士として東京郊外のデンタルクリニックで働き始めた幼なじみの真夏と偶然再会する。
個性あふれるクリニックの院長や歯科医師などからの信頼も厚い大地だったが、金沢で歯科技工所を営む父親に手がけた義歯を見せると「だからお前は半人前だ」と否定され、同時期に義歯を提供した患者にも全く合わないと突き返されてしまう。
落ち込んでいる大地を励ましてくれる真夏とも喧嘩をしてしまい…。
患者が真に求めていることを突きつけられた大地が見つめた大切なこととは?

高杉真宙
安田聖愛
辻本祐樹 西方凌 浜田英里 ayanonono 木村祐一 大出俊
池田鉄洋 佐藤藍子 聡太郎 阿部祐二 善知鳥いお 中村昌也 阿部桃子 熊切あさ美
藤田朋子 丹古母鬼馬二 児島美ゆき・大平サブロー・中山秀征(特別出演) 秋吉久美子 松原智恵子

監督:榎本二郎
配給:テンダープロ/プレシディオ

https://egao-mukou.jp/

(C)公益社団法人日本歯科医師協会


■Profile

安田聖愛

安田聖愛(映画『笑顔の向こうに』)1996年6月23日生まれ、秋田県出身。
2010年、「第35回ホリプロタレントスカウトキャラバンオーディション2010」にてグランプリを受賞。2012年、映画『ロボジー』(矢口史靖監督)にてデビュー。その後、多ジャンルの映画に出演。TVドラマ、舞台、「龍角散」や「東京メトロ」のCMに出演。

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