Vol.847 女優 北原里英(『映画 としまえん』)

北原里英(『映画 としまえん』)

OKWAVE Stars Vol.847は『映画 としまえん』(2019年5月10日公開)主演の北原里英さんへのインタビューをお送りします。

Q ホラー映画への出演にどう感じましたか。

A『映画 としまえん』北原里英もともとホラー映画は好きでしたし、AKB48時代にドラマや朗読劇でホラー作品の経験はありましたが、映画出演は初めてだったので、うれしかったです。お化け屋敷のような、自分で体験するのはビビりなので苦手ですが、観るのは好きです。どちらかというと、人間的な怖さや、心理的な怖さが描かれた作品が好きです。この『映画 としまえん』も、お化けも出てきますが、人間的な怖さも同時に描かれていて、二重に怖い作品だと感じました。

Q 演じた早希の役柄についてどう受け止めましたか。

A北原里英主演を務めさせていただいていますが、同級生たちの中ではセリフが少ない方かもしれません。他の子たちに比べて早希はキャラが薄いというか、受けの芝居が要求される役だったので、その中でちゃんと自分が主人公であることを観ている方に印象づけるにはどうすればいいかを、現場に入る前も、撮影しながらもずっと考えていました。
早希と私とは、八方美人なところとか(笑)、性格は似ているところがあるので、演じること自体はそれほど苦労することはありませんでした。

Q 共演者についてお聞かせください。

A『映画 としまえん』北原里英ホラー映画の現場とは思えないくらい楽しい現場でした。AKB48グループを卒業してすぐの時期の撮影でしたので、最初はびびっていました。周りのみんなの方が経験があるのに自分が主演ということ、また人見知りしていたこともあって、最初は怖かったです。でも、みんな優しくてすぐに打ち解けました。友達感覚で仲良くなれたお陰で、現場がいい雰囲気になりました。いままで、同世代の女優さんたちとガッツリ演じる経験があまりなかったので、新鮮でしたし、みんなのいいところを学ぼうと意識していました。

Q としまえんがそのまま使われていますね。

A北原里英実際に夜のとしまえんで撮影したので、ホラーの雰囲気をイメージしやすかったです。冒頭で早希たちが普通に遊園地を楽しんでいるシーンは、わりとみんな素の感じで楽しんでいるので、それもとしまえんさんのおかげだと思います。
休園日や閉園後の夜に撮影していましたが、人のいない遊園地は本当に怖いなと思いました。
夜の撮影までの待ち時間がある時に、撮影とは別にみんなでアトラクションを遊ばせてもらったことがあって、“青春”という感じで楽しかったです。絶叫系が好きなので、ジェットコースター系は全部乗りました。トロイカというアクションが見た目に比べてスリリングで、三半規管が結構やられるので皆さんもぜひ試してください(笑)。
撮影中に一番怖かったのはお化け屋敷のシーンです。お化け屋敷自体が怖かったので演じていて印象に残っています。

Q 現場の様子などお聞かせください。

A『映画 としまえん』北原里英足を引っ張られて扉の奥に引きずり込まれるシーンがホラー映画にはよくあると思います。この映画にも出てくるので、どうやって撮るのかなと思って見ていたら、キャストの乗った板みたいなものをスタッフさんが手で引いていたので、「あ、手動なんだ」とほっこりしました(笑)。最近は全編iPhoneで撮るような現場もありますが、今回のようなアナログな撮り方はすごく映画の現場らしさを感じましたし、そういう現場が私は好きです。

Q 都市伝説が物語のきっかけになっていますが、都市伝説で気になる話などありますか。

A北原里英都市伝説を聞くのは結構好きなので、最近はスマホやAIに関する都市伝説を気にしています。スマホといえば、身近な友達の話ですが、スマホのAIが勝手に友達の声を認識して写真のアルバムを作ってしまう出来事があったんです。自分のメールや検索の履歴など自分よりも自分のことをスマホは知っていると思うので、それをもとにいろんなオススメをしてくるのが怖いです。

Q 本作出演を通じての気づきや学びについてお聞かせください。

A北原里英同年代の女性キャストさんたちとがっつり映画撮影に入るという経験が今までなかったので、最終日も夜遅くまで撮影が続いていて、みんなで夜食を食べている時に「現場はいいな」とあらためて感じました(笑)。この映画を通して、改めてこの仕事が好きだし、現場にいることが好きなんだと思いました。
この映画で知り合った小宮有紗さんや浅川梨奈さんの舞台やライブをみんなで観に行ったり、自分の舞台を観に来てくれたり、そうやって大切な人が増えていくのも素敵だと思いました。

Q 北原里英さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A北原里英(『映画 としまえん』)北原里英今回、としまえんさんや練馬区さん、西武鉄道さんと協力してみんなで作った映画ができました。練馬区民の皆さんはもちろん、全国の皆さんに観ていただきたいです。ホラー映画が苦手な方でも観られる映画だと思います。食わず嫌いな方には挑戦の一作目にしていただけたらと思います。個人的には制服姿はきっと見納めなので、ぜひ観ておいていただきたいなと思います!(笑)

Q北原里英さんからOKWAVEユーザーに質問!

北原里英としまえんにデートに誘うとしたら何と声をかけたらいいですか。

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■Information

『映画 としまえん』

『映画 としまえん』2019年5月10日(金)よりユナイテッド・シネマとしまえんほか全国公開

大学生の早希は、ある日、高校時代に仲の良かった女友達と一緒にかつてよく遊びに行った遊園地・としまえんを訪れる。ネットで噂になっていた「としまえんの呪い」があるという古い洋館を見つけた早希たちは、噂を冗談半分で試すが、その直後から恐ろしい現象が次々と起こり、一緒に来ていたメンバーが一人、また一人と次々に消えていく。仲間たちを必死に探すうち、早希は呪いが誕生した、恐ろしい過去の秘密を知ってしまう。

北原里英
小島藤子、浅川梨奈、松田るか、さいとうなり、小宮有紗
國島直希、鈴木聖奈、沖田×華、吉川美結、三嶋悠莉、河瀬祐未/YOUNG DAIS、中山峻、中島ひろ子・竹中直人

監督・脚本:高橋浩
配給:東映ビデオ

https://www.toshimaen-movie.com/

(C)2019 東映ビデオ


■Profile

北原里英

北原里英(『映画 としまえん』)1991年6月24日生まれ、愛知県出身。
AKB48グループでの活動を経て、18年4月に同グループを卒業。映画『サニー/32』(18)では、主演として体当たりの演技を披露。つかこうへいの名作舞台「新・幕末純情伝 FAKE NEWS」で沖田総司役を務めるなど、女優としての活動の場を広げている。
主な出演作品に、映画『ジョーカーゲーム』(12)、『任侠野郎』(16)、テレビドラマ「フルーツ宅配便」(19)「家族ゲーム」(13)「ろくでなしBLUES」(11)、舞台「どろろ」(19)など。

https://twitter.com/Rie_Kitahara3