Vol.877 堀田茜、稲葉友(映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』について)

堀田茜、稲葉友(映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』)

OKWAVE Stars Vol.877は映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』(2019年10月4日公開)主演の堀田茜さんと共演の稲葉友さんへのインタビューをお送りします。

Q ゲームアプリを原作にした映画とのことですが、台本を読まれた感想はいかがでしたか。

A映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』堀田茜私はゲームのことを周りから薦められて知っていましたが、アプリを原作に映画化されることに驚きました。台本を読むと、ゲームのシナリオに沿っていて、かつオリジナリティもあって、ゲームファンの方も満足していただけるだろうし、ゲームを知らない方にもテンポよく進んでいくストーリーを楽しんでいただけるんじゃないかと思いました。

稲葉友アプリの映画化は面白そうな企画だと感じました。台本を読むと、10人の男性陣はクセの強い人物ばかりだけど、男の人が誰しも持っている要素を抽出して膨らまして10分割した感じです。その中心にいる堀田さんは、この10人を相手にするのは大変だろうなと思いました。でも、みんなが協力すれば面白い作品になるなと感じました。

Q それぞれの役作りについてお聞かせください。

A堀田茜主人公の桜井香菜は、原作のアプリには基本的な設定はありますが、プレイする人自身を投影できるので、キャラクターはそこまで作り込まれていないです。だから自分で考えていこうと、監督とも相談しながら作っていきました。そもそも、香菜は10人の男性に言い寄られるキャラクターなので、そこでの説得力がないといけないのがプレッシャーでした。私自身の経験も活かしながら、曲がったことが嫌いで恋愛に猪突猛進、という香菜のキャラクターを出せればいいなと思いました。

稲葉友唯川至はピュアな人なので、それをどれだけ突き詰められるかでした。台本を読むといろんなことをやりたくなるんです。それをブレずに大きな目的を達成するためにピュアなものを持ち続けられるかが唯川くんを演じるキーだと思いました。やることがシンプルな分、難しい要素も多いなと。現場にいて、面白いことができそうだと思っても、後々の行動にブレてしまうことへのもどかしさも感じながら、監督と相談しながらさじ加減をしていきました。

Q 役柄とご自身のリンクする部分はありましたか。

A堀田茜マネージャーからは「これは茜に近い」と言われました。年齢も近いし、男性に対してちょっと強く出るところとか似てるなと(笑)。香菜は嘘をつかれるのが何より嫌いで、私もできる限り嘘はつきたくないし、そういう真っ直ぐさも似ていると思いました。ストーリーには多少誇張されている部分もあるので、素のまま演じられるわけではないですが、演じやすい部分が多かったです。

稲葉友僕は唯川くんとは似ていないです。彼はとても強い信念を幼少期から持っていて、そこがまったく違います。そのことを生きがいにしてきた唯川くんのそれ以外の人生はどうだったんだろうと思うと、むしろ怖くなってしまいます。その信念以外の要素を滲ませてしまうと作品が成立しなくなるので、角はなるべく落として、どれだけ僕が自分の中にあるものを使って唯川くんに歩み寄れるかでした。でも、目的への手段の選ばなさとか、僕は唯川くんが怖いです(笑)。

Q 演じていて面白いなと感じたことはいかがでしょう。

A映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』堀田茜この作品の醍醐味でもある“ダウトポーズ”です。リアルではやらないことですし、役者としてもああいう決めポーズのある役はなかなか演じる機会がないので、ダウトポーズとセリフで悪い男を成敗していく、世直し的な体験ができたのは面白かったです。

稲葉友僕は仮面ライダーをやっていたので、“ダウトポーズ”のような決めポーズや決めセリフは好きです。
唯川くんでは、首に手を置く、ということを監督から指示出しがありました。首に手を置くときの意識や心理が何なのかを考えながら演じていました。

Q 現場の様子についてお聞かせください。

A堀田茜楽しかったです。男性が10人もいれば、ひとりくらいはちょっとクセのある人がいてもおかしくないのに、みんないい人で。主演を務めるにはみんなを引っ張らなければいけない、という思いもありましたが、みんなに支えてもらった、というありがたさばかりです。現場ではみんなで和気藹々としていて、クイズとかやってましたね。

稲葉友堀田さんを中心に、男たちがいろんなものを総動員してそれぞれのキャラクターを作っていたので、その中にいてとても楽しかったです。堀田さんが真ん中にいることで僕らが自由にできたので、堀田さんがいてこその現場でした。男同士では僕は元々知っている人も初共演の人もいましたが、お芝居のことよりも世間話ばかりしてました。この映画は各々がキャラクターを演じきるタイプの作品だったので、各々が伸び伸びと演じていました。

Q ストーリー展開も見どころが多いですが、とくに印象的なシーンはいかがでしょう。

A映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』堀田茜コスプレをしながら、スプリンクラーの水を浴びるシーンです。原作にも出てくる“なにゃみー”のコスプレもインパクトが強いですが、家に帰ってからも耳から水が出るくらいに体を張るシーンでした。

稲葉友気絶していて水を浴びる、というなかなかないシーンだったからより大変だったと思います。そういう撮影のときは、身体を濡らしておいて、カメラと身体の間に水を落とせば、水を浴びているように見えるけど、堀田さんは普通に大量の水を浴びていて、凍えてしまうんじゃないかと心配してました。気合を入れて微動だにせずに水を浴びていたのですごいなと感心しました。
自分のことで言えば、唯川くんが香菜さんの家の前に現れるシーンです。作品を通しての唯川くんの役柄が決まるような肝となるシーンだったので、映画館でぜひ観ていただければと思います。

Q 香菜は男性に嘘をつかれるのが何よりも嫌いですが、自分が異性にされたらもっとも困ることは何でしょう。

A映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』堀田茜“男の人はこうあってほしい”という理想があるので、その点では、優柔不断なのは困りますね。

稲葉友人生の大きな決断をする時と、メニューで悩むのでは?コーラとジンジャーエールどっちにしよう、みたいな(笑)。

堀田茜大きな選択の時は悩んでもいいけど、むしろそういう細かいことで悩んでるのは見ていてダメですね(笑)。

稲葉友僕は、女性に限らずですが、人の悪口を延々と聞かされるのは困りますね。憤りがあって言ってる分には聞けますけど、本人が言っててスッキリしない悪口はなるべく聞きたくないなあと思います。

Q 堀田茜さん、稲葉友さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A堀田茜この映画はアプリゲームが原作ですが、真新しいものになっています。カップルで観るとドキドキするかもしれません(笑)。いろんな観点から、いろんな人の恋愛が見られるので気軽に観に来てほしいです。

稲葉友恋愛モノが好きな人にも、ミステリが好きな人にもきっと新しい角度で楽しんでいただける作品になっています。とても楽しめる作品ですし、何より映画ですので、ぜひ映画館にお越しください。

Q堀田茜さん、稲葉友さんからOKWAVEユーザーに質問!

堀田茜私は最近、自宅で一人飲みをしたら寂しくなってしまって、みんなはどうなのか聞きたいです。

稲葉友僕は結構好きですね。家で焼酎飲みながらテレビ番組にツッコミ入れてます(笑)。

堀田茜うん、それやってると寂しくなる(笑)。

稲葉友僕は、洗濯機を買い換えようと思っていて、乾燥機が必要かどうか迷っています。いまは乾燥機がないタイプを使っていて、値段もサイズも変わってくるのでアドバイスをお願いします。

堀田茜私、答えていい?あるにこしたことない(笑)。

稲葉友そうなんだよね〜。時間は圧倒的に短縮できるけど、洗濯機回して、干す時間までを計算して家事をするのも有益だと思うので迷ってます。

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■Information

『ダウト 嘘つきオトコは誰?』

映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』2019年10月4日(金)公開

都内でブライダルプランナーとして働く25歳の桜井香菜は、結婚を考えていた恋人に裏切られて突然シングルになってしまう。田舎の母親から見合い話を持ち出され、咄嗟に「結婚しようと思ってる人がいる」と嘘をついてしまう香菜。ある日、占いの看板を見つけて立ち寄った香菜は占い師から「婚活パーティーに参加すれば運命の出会いがある」と言われ、イベントに参加することに。会場に行ってみるとクリエイターやデザイナー、サッカー選手、医者など高収入のハイスペックイケメンたちが次々と香菜に声をかけてくるが、なぜか会場にいた占い師から「男性の参加条件は年収一千万円以上。その代わり、他の条件は一切ないから嘘つきも紛れ込んでいる。あなたに言い寄ってきた10人のオトコの中で本当のことを言ってるのはたった一人。その一人が運命のオトコ」と告げられてしまう。更に「いまあんたが気になっているオトコは“ダウト”よ」という占い師の言葉の真相を確かめるためにオトコが待つホテルの部屋に向かうが…。果たして香菜は嘘つきオトコを見抜き、運命の相手を見つけることが出来るのか…?

堀田茜
稲葉友
西銘駿 岩永徹也
佐伯大地 三津谷亮 藤田富 水石亜飛夢 牧田哲也 永山たかし
久保田悠来
鶴見辰吾

原作:ボルテージ「ダウト〜嘘つきオトコは誰?〜」
監督:永江次朗
配給:キャンター/スターキャット

http://doubt-movie.com/

(C)Voltage (C)2019 映画「ダウト-嘘つきオトコは誰?-」製作委員会


■Profile堀田茜、稲葉友(映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』)

堀田茜

1992年10月26日生まれ。
2009年、「第12回全日本国民的美少女コンテスト」本選に出場し、2012年より本格的に芸能活動をスタート。2013年「ZIP!」(日本テレビ)にレギュラー出演。2014年には「CanCam」専属モデルに。その後はモデル活動と同時にドラマ「ノンママ白書」(16/東海テレビ・フジテレビ)、「重要参考人探偵」(17/テレビ朝日)、「トドメの接吻」(18/日本テレビ)、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(19/日本テレビ)、映画『不能犯』(18)など女優として数々のドラマ、映画に出演。さらに「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)など人気バラエティ番組にも出演し、幅広い層から人気を獲得。本作が映画初主演作となる。

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稲葉友

1993年1月12日生まれ、神奈川県出身。
TVドラマ「クローンベイビー」(10/TBS)で俳優デビュー。2014年に「仮面ライダードライブ」で詩島剛/仮面ライダーマッハ役でレギュラー出演。2016年にBSスカパー!ドラマ「ひぐらしのなく頃に」で連続ドラマ初主演。2018年に『N.Y.マックスマン』で映画初主演。その後もドラマ、映画、舞台と幅広く活動。近年の主な出演作にドラマ「平成ばしる」(18/テレビ朝日)、「御曹司ボーイズ」(19/AbemaTV)、映画『私の人生なのに』『春待つ僕ら』(18)、『この道』(19)、舞台「エダニク」(19)など。映画『シライサン』が2020年1月10日(金)公開予定。

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ヘアメイク:神戸春美(堀田茜担当)/速水昭仁(稲葉友担当)
スタイリスト:野村昌司(堀田茜担当)/荒木大輔(稲葉友担当)