Vol.886 女優 知英(映画『どすこい!すけひら』について)

知英(映画『どすこい!すけひら』)

OKWAVE Stars Vol.886は映画『どすこい!すけひら』(2019年11月1日公開)主演の知英さんへのインタビューをお送りします。

Q “どすこい”のビジュアルのインパクトが強いですが、ご自身ではどう感じましたか。

A映画『どすこい!すけひら』知英太った役を演じる、と聞いた時はどうなるのか想像できていなくて。特殊メイクが加わったイメージを見せてもらった時は自分でもショックでした。でも特殊メイクをした自分は自分に見えなくて、実際にその姿になっている時には楽しんでいました。
身につけていたファットスーツは真夏の撮影の上に冬の設定だったので、やはり重くて暑かったです。
私は以前から変わった役を演じることが多いのですが、芝居だからできることですし、こうして新しい役に出会えるのが嬉しいです。

Q ストーリーや台本の印象をお聞かせください。

A知英よくある恋愛もののようでいて、綾音の相手がアイドルということで、この映画のように記者に追いかけられたりしたら怖いなと思ったりもしました。ラブストーリーですけれど綾音の成長を描いたヒューマンドラマでもあるなと思いました。

Q 宮脇亮監督からは役柄について何か指示はありましたか。

A映画『どすこい!すけひら』知英監督は結構細かな演出をされていました。たとえば、綾音はチョコが好きですが、チョコを食べる時の仕草や音の立て方、表情までも細かく指示をいただきました。
コメディの部分は段取りも大事ですし、私だけがオーバーリアクションをしてもだめで、相手と合わせないといけません。りゅうちぇるさんとは今回初めてお会いしましたが、芝居の呼吸がよく合って、監督も満足な表情をされていたので、それを見て私も嬉しかったです。

Q 綾音のキャラクターをどう演じましたか。

A知英綾音らしさが一番出ているのはファット4といる時で、綾音が痩せた後もファット4の千裕が綾音らしくさせてくれました。
草川拓弥さんが演じた拓巳との芝居では、人気アイドルと付き合うのはこんな感じなのかなと考えたりもしました。その中で、綾音と拓巳はゲームでつながってもいるので、人気アイドルも普通の人なんだよ、ということも感じたりしました。

Q 共演者の方々とはいかがでしたか。

A知英竹中直人さんとは3回目の共演で、相変わらず楽しくお芝居させていただきました。竹中さんの社長の役がぴったりで、アドリブも面白くて、笑わせていただくと同時に勉強にもなりました。そうやってみんなを和らげることは素晴らしいなと。私は台本を変えてしまうようなアドリブはできないので、竹中さんは毎回演じ方も変えられるのですごいなと思います。

Q 本作の見所についてはいかがでしょう。

A知英綾音の成長するところです。ただ笑える映画ではなくて、綾音が頑張っているところを観てほしいです。綾音は乳搾りもゲームもチョコを食べている時も、何にでも必死です。自分に自信がないと思っている人もいると思いますが、最後は自分かもしれませんが周りが変えてくれることもあるのだろうなとも思います。綾音の姿を応援していただきながらそのようなところを感じていただけたらと思います。

Q 本作主演を通じて、新しい気づきなどはありましたか。

A映画『どすこい!すけひら』知英綾音はとにかくチョコが好きで、チョコが好きだからとイタリアに行ってしまうほどです。何かが好きだからとことんやってしまうことは大切なのだろうなと感じました。それがなければ綾音は痩せなかったし、拓巳とも会わなかったし、初恋の隼人先輩とも再会しなかったと思います。やはり何かに挑戦してみるべきだろうなと思いました。

Q 知英さんの今後のビジョンについてお聞かせください。

A知英いろんな作品に出会いたいということと、その中でハマり役に出会いたいという気持ちがあります。でもそれは自然な気持ちでやっていくものだと信じて、目の前にあることを一生懸命やるのが大事だと思います。これからも作品との出会いを大切にしていきたいです。

Q 知英さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A知英ビジュアルには衝撃を受けると思いますが(笑)、ただ面白いのではなく、そして単なるラブストーリーでもなく、一人の女の子の人生を描いた作品です。台本を読んで、「何で私をデートに誘うんですか」と素直に相手に言える綾音に私も出会えてよかったなと思うので、観てくださる皆さんも綾音を応援していただきたいです。最後には気持ちのよい展開になるので、いい意味で何も考えずにこの映画ですっきりしていただけたらと思います。

Q知英さんからOKWAVEユーザーに質問!

知英今年の夏は暑かったですが、皆さんは暑い夏をどう乗り越えましたか。

回答する


■Information

『どすこい!すけひら』

映画『どすこい!すけひら』2019年11月1日(金)シネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマ(一部劇場を除く)ほか全国公開

大好きなチョコレートに囲まれて暮らすため、イタリアに移住したぽっちゃり体型の主人公・綾音。ひょんなことから事故に巻き込まれ、昏睡状態から目覚めると…誰もがうらやむナイスバディに大変身!帰国後は、エステティシャンとして働き、実家の農家の搾乳で磨き上げた指使いで、お客様のハートを鷲掴みにしていた綾音。昔、どすこいだったこともあり、恋愛には無関心で、大好きなチョコレートと、趣味のゲームに没頭する日々を送っていた。
そんなある日、サロンの超VIPで人気アイドルの湊拓巳から食事に誘われる。楽しいデートをして、拓巳に淡い恋心を抱くが拓巳に恋人がいることが発覚し、「元どすこいの私なんかを、拓巳が本気で好きになってくれるわけない」と心を閉ざしてしまう…。綾音は、過去の自分を乗り越え、本気の恋をすることができるのか!?

原作:『どすこい!すけひら』(漫画:たむら純子 原案:清智英)ホットドッグプレス・講談社刊
監督:宮脇亮(映画『あのコの、トリコ。』)
出演:知英 草川拓弥(超特急) 金子大地
松井愛莉 池端レイナ/富田望生 富山えり子 水島麻理奈
パンツェッタ・ジローラモ(友情出演)/りゅうちぇる /竹中直人
配給:アークエンタテインメント

http://dosukoi-movie.com/

(C)2019 劇場版「どすこい!すけひら」製作委員会 (C)清智英・たむら純子/講談社


■Profile

知英

知英(映画『どすこい!すけひら』)1994年1月18日生まれ、韓国出身。
KARAの元メンバー。
2014年より、日本を中心にアジア各国で女優活動をスタート。同年「地獄先生ぬ〜べ〜」(日本テレビ)でヒロインゆきめ役に抜擢。「民王」(15年/テレビ朝日)、「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」(16年/日本テレビ)など話題作に多数出演。2016年にはアーティスト「JY」としてデビュー、2ndシングル「好きな人がいること」では、配信チャート12冠の快挙を達成する。2017年に放送された「オーファン・ブラック~七つの遺伝子~」(フジテレビ)では、連続ドラマ初主演を務め、1人7役を演じきる。映画では、『暗殺教室』シリーズ(15~16年/羽住英一郎監督)、『片思いスパイラル』(16年/原桂之介監督)などに出演。劇場長編映画初主演作品『レオン』(18年/塚本連平監督)では第10回沖縄国際映画祭観客賞を受賞。近年では、『東京喰種 トーキョーグール 【S】』(19年/萩原健太郎監督)、WOWOW連続ドラマW「そして、生きる」(19年8月放送)、さらに『大綱引の恋』(21年5月公開/佐々部清監督)に出演が決まっている。
http://sweetpower.jp/sweetpower/jiyoung/
https://twitter.com/k_jiyoung_