Vol.921 女優 加藤小夏(映画『踊ってミタ』について)

女優 加藤小夏(映画『踊ってミタ』)

OKWAVE Stars Vol.921は映画『踊ってミタ』(2020年3月7日公開)に出演の加藤小夏さんへのインタビューをお送りします。

Q 本作の印象についてお聞かせください。

A加藤小夏キャラクターが濃くて、それぞれの個性が強いので、完成したらどんな映画になるのだろうと思いました。私は女優になる前はずっとダンスを習っていて、事務所に所属する時も「女優になっても作品で踊れるから」と言われていたんです。今回、それが実現したので嬉しかったです。

Q 出演の経緯についてお聞かせください。

A加藤小夏ニナ役はオーディションで選んでいただきましたが、その時は踊りはなく、お芝居だけでした。実際にはそんなことはないんですが、監督からは“勝ってきた人っぽいから”とのことで、ニナ役はそういう人物を弱く見せたいとのことでした。

Q その古泉ニナという役柄をどう作っていきましたか。

A映画『踊ってミタ』加藤小夏ニナは元アイドルですが、アイドルよりもダンスが好きという子です。だからアイドルスマイルのようなものよりも踊りに集中しました。でもダンスそのものは見ていて楽しく感じてほしかったのでそこに注意しました。役柄としては昔の私を見ているようだったので、共感できるところもたくさんあって、そんな私自身のことを思い出しながら役に入っていきました。監督からは“第一印象がムカつく子”であってほしいと言われていました。そういう感じのセリフが多かったので、あまり考えすぎずにしっかり演じました。

Q 岡山天音さんとの共演についてお聞かせください。

A加藤小夏私が初めてちゃんと共演した相手が天音さんだったのですごく尊敬しているんです。またご一緒することが決まった時は緊張もしました。でも現場に天音さんがいるのはとても安心感もあったので、いい刺激と居心地の良さを感じながら過ごさせていただきました。
お芝居では、三田みたいな人間はニナは嫌いだろうからそういう態度で接しました。私も、三田は真剣な言い方ができないのであまり好きにはなれないです。でも相手への言い方が良くないのはニナも同じですね。

Q 撮影を振り返っていかがでしたか。

A加藤小夏田舎での撮影でしたので、都心とは違う何かと限られているということはニナにとって苦しかったと思います。
クラスメート役の森田想さんと教室で叩き合うシーンは、大変なシーンだったし、頭の中で用意していたものがプチっと切れてしまって、真っ白になってしまったのが印象に残っています。

Q ダンスについてはいかがでしたか。

A映画『踊ってミタ』加藤小夏踊りの振り付けを動画の画面越しに見て覚えていったので、実際に目の前でやっているのを見るのよりも覚えるまでが難しかったです。でも、ステージでのシーンは緊張もせずに踊ることができて、楽しかったです。


Q 本作を通じて、新しい発見などありましたか。

A加藤小夏改めてダンスは素晴らしいなと思いました。ダンスは何か人を変える力があるんじゃないかと感じました。

Q この映画は一歩踏み出す人たちの話ですが、ご自身にそんな経験はありましたか。

A加藤小夏今年に入ってから、同じコーディネートをせずに毎日違う服を着ることを始めたんです。そうすると、出かけたい気持ちになるし、実際、よく出かけるようになりました。毎日が楽しくなっています。

Q 今後のご自身の抱負などお聞かせください。

A加藤小夏具体的なことをあまり言いたくないタイプです(笑)。この仕事をしていると、やってもらえることがいっぱいあるので、それを当たり前にせずに、ひとりの女性としてちゃんとしていたいです。

Q 加藤小夏さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

A映画『踊ってミタ』加藤小夏楽しめるポイントがたくさんありすぎる映画です。私と三田と軸が2つあるし、誰にも楽しめる映画だと思っています。男女、年齢問わず、いろんな人に感情移入できると思います。苦しい状況下にある人にも、観ていただいて少しでも前に踏み出す機会になればと思います。小さな画面ではなく、大きなスクリーンで楽しんでいただきたいので、映画館にぜひお越しください。

Q加藤小夏さんからOKWAVEユーザーに質問!

加藤小夏美味しいチーズケーキのお店を教えてください。とくに濃厚めが好きです!

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■INFORMATION

『踊ってミタ』

映画『踊ってミタ』2020年3月7日(土)新宿シネマカリテほか全国順次公開

スマホひとつで誰もが発信できる時代。東京で映像作家の夢破れた三田は、春野山町役場シティプロモーション課で働いていた。深刻な過疎化、観光資源なし、あるのは名物・干し芋と自然だけ。イケてるクリエイターとはあまりにもかけ離れたド田舎で、三田は現状を認められないまま腐っていた。そんな折、町を活性化しろとの町長・丸山の命令で観光動画を制作することになる。「最高にかっこいい映像作るしかねぇだろ!」しかし意識は高いがセンスはゼロの三田。見かねた同僚の真鍋の提案により “踊ってみた”動画作成をスタート!だが、期限はたったの2週間。集まった踊り手は、真鍋の妹で金髪ヤンキーのミネタ、盆踊り大好き外国人ダリ、そしてパラパラを踊るお爺ちゃんとその孫のたった4人…。さえないメンツに気落ちする三田は、ご当地アイドル“星いもco.”の元メンバー・古泉ニナが町にいることを知り加入を迫るが「変態」と罵られ取り付く島もない。まとまらないメンバーに町長の無茶ぶり、町の人にも白い目で見られ制作は難航。それでも、三田の奮闘により完成が近づくなか、町全体を揺るがすネット大炎上事件が起こる。町長は辞職し、なぜか責任を問われた三田はついにブチ切れ、シティプロから逃げ出してしまう。動画制作を真鍋に押し付け“すぐやる課”に異動した三田だったが、偶然シティプロ解体の危機を知る。新町長からの存続の条件は町のイベントで“踊ってみた”を生配信し、1万人同時視聴を達成という到底無理な命令だった…。

出演:岡山天音 加藤小夏 武田玲奈 中村優一 横田真悠 ルー大柴 川原瑛都 えんどぅ 西村瑞樹(バイきんぐ) 松浦祐也 ふせえり 早出明弘 森田想 白石優愛 小牧那凪 ゆってぃ 冨樫真 BOB りりり 霜月めあ 大鳥こはく(角元明日香) 山本匠馬 味岡ちえり やついいちろう 有馬和樹(おとぎ話)中島ひろ子
監督・脚本:飯塚俊光
音楽:40mP
振付:めろちん
配給:東映ビデオ

公式サイト:odottemita-movie.jp
公式ツイッター:@odottemita_mv

ⓒ2020「踊ってミタ」製作委員会


■Profile

加藤小夏

女優 加藤小夏(映画『踊ってミタ』)1999年6月26日生まれ、東京都出身。
女優としてドラマやCMなどに活躍中。本作が映画本格女優デビューとなる。

https://www.sunmusic.org/profile/kato_konatsu.html
https://www.instagram.com/__cnp_/