OKWAVE Stars Vol.933は映画『癒しのこころみ~自分を好きになる方法~』(2020年7月3日公開)主演の松井愛莉さんと共演の八木将康さんへのインタビューをお送りします。
Q 役柄についてどう感じましたか。
A松井愛莉お話をいただいた時に台本も読ませていただきましたが、その時の台本では実際に演じた役柄とは正反対の性格で、思ったことを言ってしまうような役柄だったんです。何でこんなことを言ってしまうのだろうと、台詞の感じを上手く掴めなくて、それを正直に篠原監督に相談させていただいたら、台本を変えてくださったんです。それで演じたような里奈のキャラクターになりました。
里奈はがんばり屋さんで優しさもあって、がんばりすぎて自分自身の心が折れてしまいます。そこから再生していく物語なので、共感できるところが多くて、役柄にすっと入ることができたので、役作りもあまりせずに演じられたのがありがたかったです。
八木将康僕は小学校3年生から高校3年生までの9年間、野球をやってきましたので、野球選手役ということで、ついに特技を活かせる時が来たと、すごく嬉しかったです。さらに、演じた碓氷は頭にデッドボールを受けたことがトラウマになっていて、再起をかけてがんばっていく役どころです。僕も野球をやっていた時に顔にデッドボールを受けて同じ様にトラウマを抱えた時期があったので、それも活かしながら、わりとありのままで演じられました。特別な思いというものが今回の役に対してありました。
Q お互いに共演されていかがでしたか。
A八木将康松井さんとは今回が初共演です。一生懸命で純粋な方だったので、それこそ一ノ瀬里奈のような方という印象です。
松井愛莉私が撮影に追われていっぱいいっぱいだったからですが、撮影中は八木さんとほとんど話せなかったんです。富士山静養園の森林セラピーのシーンで、八木さんがズッコケるのを見て、お茶目なところがある方なんだと思いました。
八木将康その日の撮影が朝から結構長かったので、ようやく松井さんとコミュニケーションが取れました。
そういえばその撮影では手のつなぎ方が変だと監督に言われました。沢歩きで支える側だけど僕の手が下になっていたので「それは違う」と。
松井愛莉そんなところからちょっと不器用な部分もあるのかなとも思いました(笑)。
Q 富士山静養園では森林セラピーのシーンを撮影されましたが、ああいった自然の多い環境での撮影はいかがでしたか。
A松井愛莉都会とはやはり全然違います。私は田舎育ちで、自然が多いところが大好きなので、富士山静養園に行けたのは、すごく印象に残っていますし、リラックスして撮影に臨めました。
八木将康僕も純粋に楽しかったです。本当に癒されながら演じていました。
Q 篠原哲雄監督の演出や撮影の様子についてお聞かせください。
A松井愛莉私は結構細かくご指導を受けました。たとえば野球を応援しているシーンでは、セリフのないところでの感情の表現を表情以外でも表に出してほしいと、手の動きなど細かいところまで演出や指示がありました。
八木将康僕は球場での撮影が時間的にかなりタイトで大変でした。野球をやっているシーンでの「失敗するなよ」という監督やスタッフからのプレッシャーがすごかったんです(笑)。撮影は実際にピッチャーが投げて、僕が打って、とリアルです。短い時間でしたが本格的に演じることができました。
Q リラクゼーションセラピストとしての施術についてはいかがでしたか。普段、ご自分も受けることはありますか。
A松井愛莉私自身はリラクゼーションも、ほぐしてもらうマッサージにも行きます。撮影に入る前に基礎から教えていただきました。コツを掴むまでは難しかったです。撮影前の練習の時に、八木さんに施術をしましたが、「何も感じない」と言われてしまいました。
八木将康今考えるとひどいことを言ってしまいましたが、やっぱり正直に言った方が松井さんのためだなと思ったんです(笑)。
松井愛莉八木さんは筋肉がすごいので力を入れても届かないんです。男の人に対してはとくに力が必要なので大変でした。
八木将康でもどんどん上達されて、撮影の後半ではとても上手になっていました。
Q 印象的な出来事などはありましたか。
A八木将康娘役の佐々木みゆちゃんが富士山静養園よりも癒しでしたね。
松井愛莉それは間違いないです(笑)。すごく人懐っこいんです。
八木将康でも、僕はお父さん役だったのに、みゆちゃんが一番懐いてたのは水野勝くんだったのが心残りというか、ちょっと悔しいです(笑)。もう少し距離を縮められれば良かったなと思います(笑)。
松井愛莉完全に負けてましたよね(笑)。
Q この映画に携わって新しい発見などはありましたか。
A八木将康改めて、心と体のバランスの大事さに気づかされました。心が弱くなると体も弱くなるし、体が弱くなると気も滅入ってしまうので、両方とも生きていく上ですごく大事だと思いました。
松井愛莉私はこの映画を通してリラクゼーションの仕事を知りましたが、体をほぐすことがメインだと思っていたのが、八木さんがおっしゃっているとおり、心と体のバランスが大事なんだと気づかされました。体だけではなく心も癒す仕事なので、すごく素敵な仕事ですが、誰にでもできることではないとも思いました。施術はもちろんコミュニケーションも上手にとらないといけないので、難しい仕事だと実感しました。
Q 松井愛莉さん、八木将康さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A八木将康このご時世だからこそ、劇場で、まさにこのタイトル通り、癒されに来てほしいです。僕もこの映画を観て癒されましたし、明日からまたがんばろうと思えましたし、仕事に対する気持ちを考えるきっかけにもなりました。自分の中で何かを見つけられると思います。ぜひお越しください。
松井愛莉里奈自身は一度仕事を挫折してしまいますが、新しくリラクゼーションという仕事と出会って、仲間やお客さんに支えられて成長していきます。この映画が何かに悩んでいたり、新しく何かを始めようとしている人の背中を少し押すことができたら良いなと思います。
Q松井愛莉さん、八木将康さんからOKWAVEユーザーに質問!
八木将康ドラえもんの道具で一番欲しいものは何ですか。僕はどこでもドアです。
松井愛莉絶対そうですよね。それと透明になれるマントも欲しいです(笑)。私からは、映画のタイトルの『癒しのこころみ』にかけて、皆さんの癒しは何ですか。私の癒しは田舎に行くことと赤ちゃんを見ることです。
■Information
『癒しのこころみ~自分を好きになる方法~』
2020年7月3日(金)シネ・リーブル池袋他全国ロードショー
仕事の激務で心が折れてしまった一ノ瀬里奈は、偶然出会った有名セラピスト・鈴木カレンの施術体験で心と身体がつながっていることを実感し、思わずセラピストの道へ。最初からうまくはいかないが、それでもお客様から「ありがとう」と言ってもらえた時に、今まで感じたことのない充実感が芽生えてきた。そんなある日、受け持ったお客様が、怪我のトラウマに苦しむ元プロ野球選手の碓氷隼人だと知り、自分の施術で再起を応援しようと決意。里奈は奔走し始める。
出演:松井愛莉 八木将康(劇団EXILE) 水野勝(BOYS AND MEN)
中島ひろ子 秋沢健太朗 寒川綾奈 佐々木みゆ 矢柴俊博
橋本マナミ 渡辺裕之 藤原紀香
監督:篠原哲雄
配給:イオンエンターテイメント
公式WEBサイト:https://iyashimovie.com/
公式Instagram:@iyashi_movie
公式twitter:@iyashi_film
公式Facebookページ:@iyashimovie
©ドリームパートナーズ
■Profile
松井愛莉
1996年12月26日生まれ、福島県出身。
09年「nicola」モデルオーディショングランプリ受賞。翌10年さくら学院の第一期生メンバーとして活動を始め、13年「ゼクシィ」6代目CMガールに抜てき。以降、モデル、女優、バラエティ番組など活動の幅を広げている。
現在NHKEテレ『沼にハマってきいてみた』MCをつとめる。主な出演作は、『映画 ビリギャル』(15/土井裕泰監督)、『通学シリーズ 通学電車』(15/河野浩司監督)、『青空エール』(16/三木孝浩監督)、『フォルトゥナの瞳』(19/三木孝浩監督)、ドラマ「GTO」(14/関西テレビ)、「ラブホの上野さん」(17/フジテレビ)、「オトナ高校」(17/テレビ朝日)、「グッド・ドクター」(18/フジテレビ)、「僕の初恋をキミに捧ぐ」(19/テレビ朝日)「これは経費で落ちません」(19/NHK)など。「この男は人生最大の過ちです」(20/ABCテレビ)ではSキャラなヒロインを演じ話題となっている。
https://artist.amuse.co.jp/artist/matsui_airi/
https://www.instagram.com/airi1226_official/
スタイリスト:倉田強
ヘアメイク:相場清志(Lila)
八木将康(劇団EXILE)
1987年8月28日生まれ、北海道出身。
2012年、舞台「あたっくNo.1」出演きかっけに劇団EXILEメンバーに加入。主な出演作は、「ワイルド・ヒーローズ」(NTV)、「毒島ゆり子のせきらら日記」(TBS)、「HiGH&LOW」シリーズ、「Love or Not」(dtv/FOD)、舞台は「リ・リ・リストラ~仁義ある戦い・ハンバーガー代理戦争」「勇者のために鐘は鳴る」などに多数出演。さらに、“CRAZY四角形”として歌手デビューした際の配信シングル「WANAWANA」のYouTubeにて200万回近く再生されるなど、役者としてだけでなくアーティストとしても多彩な才能を発揮している。
https://m.tribe-m.jp/static/profile/35?group_id=35
スタイリスト:大和(Rising Sun)
ヘアメイク:鵜飼雄輔