OKWAVE Stars Vol.961は映画『鬼ガール!!』(2020年10月16日全国公開)に出演の吉田美月喜さんへのインタビューをお送りします。
Q 本作の台本を読まれた印象をお聞かせください。
A吉田美月喜台本の中から明るい映画になるだろうなということが伝わってきて、撮影がすごく楽しみでした。実際に完成した映画も、キャストの演技に編集や音楽などの力も加わって、より元気がもらえる、みんなが憧れるような学生生活が描かれた映画になったかなと思います。
Q 演じた役柄についてお聞かせください。
A吉田美月喜宇佐美雪は主人公のももかにとって一番頼れる存在になりたいなと思って演じました。ももかから頼りにされたり、和太鼓をやっているのですごく格好いい子だと思います。ももかの相談に乗るシーンでは「私も自分の好きではないところがある」と言ったり、周りから強く見られているからこそ、自分の弱さを素直に言えない悩みもあるのかなとも思いました。私も悩みを素直に友だちに言えないところがあって、相談される方なので、そこは雪と重なります。
Q 関西弁での演技はいかがでしたか。
A吉田美月喜この映画のオーディション台本も関西弁で書かれていたので練習はしてましたが、役が決まって、真っ先に「もっと自然に関西弁を話せるようにならないと」と思いました。私は東京の出身で、方言の役ははじめてでした。現場では関西出身の井頭愛海ちゃんから関西弁を細かいところまで教えてもらったり、奥河内での約1ヶ月の撮影期間はほぼ現地に行きっぱなしだったので、奥河内の方と話しているうちに生の関西弁が入ってきて、東京に帰ってきてからも抜けきらないくらいに馴染めたので良かったです。
Q いわゆる大阪のイメージとは少し違った奥河内(河内長野市)での撮影はいかがでしたか。
A吉田美月喜自然がたくさんあってすごくいいところでした。私たちが泊まっていた旅館は駅の近くだったので、現地の方たちと触れ合う機会もありましたし、実家のような落ち着く雰囲気もあって、素敵な場所でした。
Q 和太鼓も披露されていますね。
A吉田美月喜2ヶ月近く練習しました。お寺での和太鼓の演奏シーンの音は、本当は別録りでプロの方の演奏を使う予定でしたが、瀧川元気監督が私の音でやっていいと言ってくださって、私が叩いた和太鼓の演奏が使われています。監督にそう言ってもらえたのも嬉しかったですし、現地で実際に叩いて、周りの方から「感動したよ」と言ってもらえて、練習したかいがあったなと思います。
Q 和太鼓やおそば屋さんでの和装が似合っていましたね。
A吉田美月喜もともと私自身も和服が好きで、父方のおばあちゃんが着物の先生なので、子どもの頃から和服を着る機会も多かったので、そういっていただけると嬉しいです。
Q 現場の様子についてお聞かせください。
A吉田美月喜和気あいあいとしていました。メインキャストのみんなの年齢が近かったのと、泊まっていた旅館が一緒だったので、夜にロビーに集まってみんなで人狼ゲームをやったり、たこ焼きを作ったり、修学旅行のような感じで楽しく過ごせました。他の現場やオーディションの話も聞けて勉強にもなりました。そんな良い雰囲気が映像にも出ていたと思いますし、映画のパワフルさそのままの雰囲気の現場でした。監督も、奥河内の出身で関西のノリでいじってくださる温かい方でした。
奥河内の町中での撮影は、現地の方がエキストラで出られていますし、撮影後には食事を用意してくださったり、移動中に「応援しているよ」と声をかけていただいたり。移動中のタクシーに『鬼ガール!!』のポスターが貼ってあって「観に行くからね」と運転手さんに言われたりもして、本当に皆さん温かったです。
Q 映画が舞台などと合わさった“連鎖劇”として上演される「桃連鎖」の一部始終が見どころの一つかと思います。あのシーンの撮影についてお聞かせください。
A吉田美月喜連鎖劇のシーンは時間をかなりかけて撮っています。実際に舞台を通しで演じている様子も撮影していて、桜田ひよりちゃんたちは舞台の反対側に行く際に舞台袖を猛ダッシュで移動していますし、殺陣も演じています。舞台出演者役のみんなが舞台公演中のように励まし合っているのを見ましたし、そんな風にリアルに頑張っていたので、格好いいシーンになったと思います。
Q 本作を通じて新しい発見などはありましたか。
A吉田美月喜私はいま高校3年生なので大人のことを分かっているわけではありませんが、この映画に携わって、本当に何も気にせずに夢に向かって全力で頑張れるのはこの時期なのかなと。学生の時にやりたいことを思いっきりやることが大事なのかなと思いました。
Q 吉田美月喜さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!
A吉田美月喜この『鬼ガール!!』はどんな世代の方も元気になれる映画だと思います。学生の方は夢に向かって今のうちに頑張ってほしいと思いますし、大人の方はこういう青春時代や夢があったなと振り返ったり、学生時代の友だちに連絡してみようかなと思っていただけたら嬉しいです。
Q吉田美月喜さんからOKWAVEユーザーに質問!
吉田美月喜青春をテーマにしたこの映画にちなんで、皆さんの学生時代の青春エピソードを、いま学生の方にはこれからこんな青春をしたい、ということを聞きたいです。
■Information
『鬼ガール!!』
2020年10月16日(金)渋谷HUMAXシネマほか全国順次公開
井頭愛海
板垣瑞生 上村海成 桜田ひより 吉田美月喜 曽野舜太
深尾あむ 末次寿樹
テイ龍進 六平直政
山口智充
監督:瀧川元気
原作:中村航「鬼ガール!! ツノは出るけど女優めざしますっ!」(角川つばさ文庫)
脚本:中村航 作道雄 瀧川元気
音楽プロデューサー:梶原徹也
配給:SDP
公式サイト:https://onigirl.jp
公式SNS:@onigirl_jp
©2020映画「鬼ガール!!」製作委員会
■Profile
吉田美月喜
2003年3月10日生まれ、東京都出身。
2017年スカウトされて芸能活動を開始。初めて受けたオーディションで大手広告のCMに出演。2019年フジテレビ系「僕たちは泳がない」でドラマ初主演。2020年はNTV系連続ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」にレギュラー出演、NHKドラマ「就活生日記」第3話主演。Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」(12月10日より配信)に出演。期待の若手女優。
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